カテゴリー : ウイスキー

ザ・ウイスキー・エージェンシー トラベラーズ 2005-2013 8年

 

 

 

美酒の秋、文化の秋です。

 

開封いたしました

トラベラーズ 2005-13 8年 ザ・ウイスキー・エージェンシー

Travellers 2005-13 /8yo /49.5% /282bts /The Whisky Agency

H 1000 / F 1800

 


 


 

ドイツの新興ボトラー、ウイスキー・エージェンシーより

中米の小国、ベリーズ産のダーク・ラムです。

 

メキシコとグアテマラに国境を接するベリーズのラムを扱うのは初めてです。

この国についてもほとんど知りませんでしたが、スペイン統治から英領時代を経て独立したそうです。

公用語は英語。グレート・ブルー・ホールという美しい海中地形がよく知られているようです。

トラベラーズ蒸留所は、かつて日本でも入手できた有名な“ワン・バレル・ラム”を造っている所です。

 

旧英領らしい力強い濃厚な味わいに

スペイン系の甘みが融合しています。

質感はニカラグア産を想わせる粗さもあり

総合すると他に無い個性となっています。

 

季節にふさわしい香味です。

未知の異国を旅するようにお愉しみ下さいませ。

 

 


 

前回御紹介いたしましたポール・ジローは早くも残一杯です。

コニャックにここまでの反響をいただけるとは嬉しく、また意外でもございました。

一週間でこんなにたくさんのサイドカーをお作りしたことはかつてありません。

通常は左後方の古いシャトー・ポーレで調製いたしますので、また御用命下さいませ。

 


 

今回売り切れたのはグレンロッシーの75.79、ライフのキャパドニック

フンギのハイランドパーク、ミッションのクライヌリッシュ71です。

涼しくなり、長期熟成のウイスキーが良く出るようになりました。

 

 

 

 

 

 


 

文化・芸術に親しむ秋です。

京都では国立博物館の新館が完成し、旧館も改装が終わりました。

 

写真左が新しい平成知新館です。現代的な建築で、常設の展示です。

右後方が改装成った明治古都館です。現在鳥獣戯画展をしています。昨日初日を見ましたがまだ人少なでした。

間の遠方に見えるクレーンはフォーシーズンズ京都の建設現場です。

来春開業予定のようで、太閤ゆかりのこの界隈もまた様変わりするようですね。

 

平成知新館では開館記念特別展“京へのいざない”をしています。

凄いボリュームの展示です。

急ぎ足で回っても2時間、ゆっくり見ればその倍は楽しめるでしょう。

雨天や荒天時の観光に、とてもおすすめの場所ができました。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

秩父 2010-14 信濃屋

 

 

新入荷です

秩父 2010-14  4年 信濃屋

Chichibu 2010-14 /4yo /59.7% /#2625 /Shinanoya

F 1800 / H 1000

 


 

2008年に誕生した新しい蒸溜所、

イチローズモルトとして有名な

ベンチャー・ウイスキーの秩父蒸溜所より

4年物の若いウイスキーです。

 

このボトルは東京の酒商、信濃屋さんの100本目のオリジナル・ボトルとして詰められたものです。

当店での秩父の扱いは初めてとなります。

 

 

開店より、国産のウイスキーは扱ってきませんでした。

これは国産の品質がスコッチに劣るからではなく

近隣の店舗でも定番で置かれている商品を、当店で扱う意義を感じなかったからです。

 

しかしここ数年、海外のウイスキー・マニアのお客様がよくいらっしゃるようになりました。

わかりにくい当店をわざわざ調べてお越しいただいています。

 

そんな方々に

国際的な観光都市のウイスキー専門店として

また国産誕生の聖地・山崎蒸溜所のお膝元として

「日本のウイスキーは置いていません」

などと申し上げるわけには参りません。

 

数年前より、僅かながら数種御用意するようになりました。

 

 

代表的な生産者と蒸溜所の品揃えです。

余市はマガジン・ライブ向けの1985、山崎と響は80年代の最初期のものです。

 

右端のペットボトルは何年か前に量り売りの店で購入した

福島の宝酒造白河工場の30年ものです。55%で昔の国産らしい焼けたゴム様の香味もありますが

長期熟成で複雑さもありなかなか愉しめます。閉鎖蒸溜所です。

 

新着の秩父は4年熟成で若く、未熟です。

生木の青さと焦がした木の香ばしさの両方をやや過剰なほど強く感じます。

ニューポット感をマスキングするためにそうしているのでしょう。

それは成功していると思います。

 

今後の熟成に向けた過程をありのままに出されたというより

4年間の熟成品に出来る限りのことをなされたのではないでしょうか。

強い意志の力を感じます。

海外の方にも是非お試しいただきたい一杯です。

 

「肥土伊知郎氏の不屈の意志によって誕生した

日本の最新の蒸溜所のウイスキーです。

まだ若いですがその志は高く

今後を楽しみにお待ちいただける生産者です。」

 

このように御紹介させていただきたいと存じます。

 

 

来月には竹鶴政孝・リタ夫妻がモデルのNHKの朝の連続ドラマ“マッサン”も始まります。

愛好家なら諳んじている、日本のウイスキーの創生神話を、多くの方が知るようになるでしょう。

この機会にウイスキーに興味を持たれる方に、その魅力をお伝えできますように

私も改めて日本のウイスキー史のおさらいをしておこうと思います。

 

 


 

その他国産洋酒は、青梅で造られていた時代のアーティチョークのリキュール、チナールと

モロゾフ酒造(現モンデ酒造)のオレンジ・ジンなどがございます。

どちらも日本の底力を感じる逸品です。ご興味があればお申し付け下さい。

 

 

 

 

 

 

2001年、日本のウイスキーの国際評価の転換点となった

英国Whisky Magazine誌の“The Best of The Best”の一般向けブラインドテイスティング会に

上京して参加したのを懐かしく思い出します。

 

世界の47種のウイスキーをブラインドで試飲するのですが

結果、最高点を得た余市10年・カスクストレングスの

際立って異質な新樽の香味の個性は

今も鮮烈な印象として残っています。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

五年間の歩みによせて

 

 

おかげさまで五周年記念祭も無事終了いたしました。

先月は雑誌掲載もあり忙しくさせていただきましたので

遅くなりましたが改めて弊店のこの五年間の歩みを総括いたします。

 


 

17年前東京で、やりたいこともやれることも無く

毎日を怠惰に無為に過ごしていた頃に

当時雑誌に連載されていた漫画に感化されて

「京都に行ってバーテンダーでもやってみようか」

と軽薄に考えたのが始まりでした。

 

その漫画は上掲の“酒場ミモザ”です。

かつて三条木屋町下るにあったリラ亭さんがモデルです。

加藤登紀子さんが“時代おくれの酒場”と唄った名店でした。

 

縁も無い京都に鞄一つを持って来て

一乗寺の山際に三畳一間で月一万五千円の部屋を借り

翌日にはバーテンダーのアルバイトの口を見つけました。

結局その店には12年お世話になりました。

 

カジュアルなバーでしたから

毎日軽口を叩くのが仕事みたいなもので

性に合って楽しく働かせていただきました。

 


 

夏は鴨川に納涼床が出て忙しく

休みなく働きました。

家賃も安く、使う間もなかったので

給料で古酒を買いこむようになりました。

 

冬は暇でいくらでも休めましたので

長期で海外に行くようになりました。

“酒場ミモザ”の主人公にならって

インド最南端のコモリン岬までハイボールを飲みに行きました。

 

初めは物価の安いアジアやインドでしたが

そのうちヨーロッパやカリブに酒造りを見に行くようになりました。

 

アルバイトの仕事が生涯の職となりました。

 


ジョルジオ・ダンブロージョ氏のコレクション・ルーム  ミラノにて

 

 

長く勤めると管理職になり、それは私には不向きでした。

再び現場に立つべく

独立を決めました。

 

私はラムとウイスキーが特別好きですから

それらを中心とした店をしようと考えました。

幸いボトルはもう部屋に数百本ありました。

 

店の名前を考えているときに

ふとまた数年ぶりに“酒場ミモザ”のページを開きました。

 



 

 

What is the life without love and whisky.

愛と酒なくして 何の人生ぞ

 

この文言を勝手に拝借して、もじって店名にいたしました。

結果、当初予定していなかったラムとウイスキーだけの専門店になりました。

 

開店初日に最初にお迎えしたお客様は

最も尊敬する偉大な先達、二条KのN氏でした。

こんなに嬉しいことはありません。

その日最後のお客様は

寺町の林檎のT氏と御幸町の揺り椅子のT氏のお二人組でした。

光栄の至りです。

 

それから五年間が過ぎ

N氏のようなホスピタリティや、ミモザのマスターのような包容力は持てませんでしたが

洋酒の魅力をできるだけ純粋に愉しんでいただけますよう

尽力しております。

 

五周年を超えて

今後の目標は

“より純粋に”

 

洋酒の魅力を皆様にお伝えすることを生業に選んだのですから

話術や、人脈や、しつらえの力を借りず

その技術と知識、洋酒への理解をより向上させることで

皆様にご満足いただける高みを目指したいと存じます。

 

偏狭な考えで

それはバーテンダーの仕事ではないと言われれば

そうかもしれません。

 

あと3、40年も続けて、

見るべきほどのことは見つ

という心境になったら

心から

酒の銘柄なんてなんでもいいんですよ。

と言う日が来るかもしれません。

 

それまではどうかお付き合い下さいませ。

 

 

 

 


 

 

今週売り切れたのはダンカンテイラーのボウモア1968と90年代のスプリングバンク15年です。

どちらも華やかな香り高い美酒でした。

ボウモアはハートブラザーズの68とプレストンフィールドの72が開いています。

スプリングバンクは新たにQE2の12年ジャグを開封いたしました。

蒸留は60年代かと思われます。おすすめです。

 

 

 



 

先の休日は御苑にある京都迎賓館に行って参りました。

年に一度、予約申し込みをして抽選制で参観できます。

金属探知や手荷物の開示もあり、さすがに厳重な警備です。

 

現代の和の意匠の粋で眼福でした。

写真は中庭の池に用意された和舟です。

ブータン国王夫妻も舟遊びを楽しまれたそうです。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

R&W 真夏のスモーキーまつり

 

 

洛中は祇園祭が山場です

 

一段と暑くなりました。

ハイボールでおいしい若くてスモーキーなウイスキーを一挙御用意いたしました。

 


 

写真右から

Kornog /46% /Celtic Whisky Compagnie

Ardbeg “Auriverdes” /49.9%

The Six Isles  St.Etienne Rum Cask Finish /46%

Laphroaig 10yo /Cask Strength /55.7%

Tobermory(Ledaig) 2005 /7yo /61.9% /Visual Flavour

燻酒 /50%

Old Pulteney & Caol Ila 11yo /La Maison du Whisky /46%

 

ゴルノグは、ケルトの色濃いフランス・ブルターニュで造られるピーテッド・モルト・ウイスキー。

3年熟成とまだ若いですが、湧き上がるスモークは本格派です。

 

アードベッグのオーリヴェルデは本年のアードベッグ・デイの限定品です。

W杯をイメージして作られ、チョコレートのようなビター・スウィートな香味です。

 

シックス・アイルスはアイラ・ジュラ・マル・スカイ・オークニー・アランの6島のモルトをブレンドしたもの。

これはさらに1島、カリブの仏領マルティニーク島のラム樽で後熟した特別仕様です。

キワモノのようですが当店でこそ買わねば、との使命感から購入。

香りには明確なアグリコール・ラムの特徴があり、ミディアム・ピートでなかなかの怪作です。

 

ラフロイグのカスク・ストレングスはバッチ・ナンバーが無い少し前のもの。

 

レダイグは強烈!35ppmってレベルじゃないです。マル島の実力を是非ハイボールで。

 

燻酒はスコッチモルト販売さんがハイボール用に詰めたもの。噂ではLgだとか。

 

カリラ・プルトニーは通好みの2酒をブレンド。旨味しっかりしたバランス良い佳酒です。

 

どれもしっかりと煙の焚き込まれた、炭酸での伸びの良い個性派ウイスキーばかりを集めました。

盛夏にこそおいしい、スモーキー・ハイボールを各種お試しくださいませ。

すべて一杯1200円でございます。

 

 

 



 

祇園祭は先祭が終わり、来週の後祭を待つばかり。

49年ぶりの変化に高揚いたします。

写真は先祭・宵山の長刀鉾。凄い人出と熱気で眩暈がしました。

 

後祭の宵山は屋台が出ないそうですので

落ち着いて見物されたい方には良いかもしれません。

私も楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

ボウモア 1972 36年 プレストンフィールド

 

 

開封いたしました

ボウモア1972 36年 プレストンフィールド

Bowmore1972 /36yo /48.8% /#3881 /565bts /Prestonfield

 


 

エジンバラの格式あるホテル、プレストンフィールド・ハウス向けのボウモアです。

五周年記念祭の追加ボトルとして開封いたしました。

 

黄桃様のねっとりと甘い香りをスモークが引き締めて

複雑さの極致、ボウモアの様々な魅力をプリズムのように愉しめる一本です。

 


 

五周年記念セットは御好評をいただいています。

セットは二回目から記念ボトルを外しても御注文いただけるようにいたしましたので

当初の予想よりはゆっくりとお愉しみいただいております。

 

記念ボトルと、当店の全てのボトルより2種をお選びいただきまして

ハーフ・ショット計3杯でチャージ込み5000円での御提供です。

もちろん上掲のボウモア1972も左のボウモア1968もお選びいただけます。

秘密の隠し玉もございます。

 

記念ボトルが無くなるか、あるいは今月中までの御提供とさせていただきます。

 

お得な内容かと存じます。

是非この機会に御用命くださいませ。

 


 

今回売り切れたのはセスタンテのグレンロッシー1972と

Jバリーの1957、ラマニーの1979です。

どれも傑作でした。

また同クラスの魅力あるボトルを御用意いたします。

ご期待下さいませ。

 

 

 

 

 

先の休日は鴨川を散策しながら

上賀茂神社まで蛍を見に行きました。

 

道中の河原では学生たちが宵闇に花火などを楽しむ様が見られ

盛夏の気分です。

 

一の鳥居から境内に踏み入ると

ならの小川に舞う蛍が見られます。

ご近所からか、浴衣の子供連れのかたもいらっしゃいます。

 

さらに上流の神域を垣根越しに覗き見ると

原始の森を伸び伸びと自由に乱舞する、たくさんの光を眺めることができました。

幻想的な光景でした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

ボウモア 1968-2002 34年 ハートブラザーズ

 

 

5周年記念祭を開催中です

 

5th Anniversary bottle, Aged Special Reserve Islay Malt Scotch Whisky /51.5%

Bowmore 1968-2002 /34yo /40.2% /Hart Brothers

Jamaican Rum Over 15yo /74% /Whiskyteca Giaccone

 


 

ウイスキーエクスチェンジ五周年記念のアイラ・ブレンデッド・モルトと

お好みの二杯をお選びいただいて

ハーフ・ショット三杯でチャージ込み5000円にてご提供しております。

上掲はセットの一例として新たに開封したものです。

 

どちらも気に入って何度か取り扱ったボトルです。

ハートブラザーズのボウモア1968は開封からトロピカル・フルーツ香全開で

ジャッコーネのジャマイカは旨味の凝縮度が凄いです。

 

もちろんこれら以外にも当店の全てのボトルからお選びいただけます。

 

記念ボトルが無くなるまで40セット強の御提供です。

3日間で十数セット御注文いただきました。

今週末までくらいのペースでしょうか。

 


 

皆様上手に選んでいらっしゃいます。

ボトラーからのおすすめは

ラフロイグ1976・アードベッグ1974・1978やキンクレイス1968・オード1965・ベンリアック1968などです。

 

 


 

オフィシャルからはファークラス25年・オーバン12年・ブローラ30年2004・ラガヴーリン1979など。

 


 

ブレンドやヴァッテッドがお好きな方にはエインズリー12年・ハイランドフュージリア・ストラスコノンや

ジョン・ウォーカーズ・オールデストなど。

 


 

コニャックからはレイモン・ラニョー・エリタージュ(1906蒸留)やジャン・ドゥ・ソヌヴィエイユ35年

ジャン・フィユーNo.1やピエール・ド・スゴンザック(ピエール・フェラン氏)など。

いくつかは現地でご本人から直接お譲りいただいた希少品です。

 

ムーン・インポートのLuigi Barileのグラッパや

アルマニャックでプライヴェートに詰めていただいた1971などもこの機会にいかがでしょうか。

 

 

また、今回よりHPの右にカテゴリー欄を新設いたしましたので御閲覧の際ご利用下さいませ。

 

 

 

 

先の休日は、急に思い立って久々に山崎蒸留所に行ってまいりました。

前日に申し込みましたので見学ツアーはほぼ満員でしたが

なんとか最終の枠に入れました。

日本のウイスキー造り発祥の聖地の

すぐ近くに住む幸運に感謝します。

 


 

通常のツアーでは昨年新たに増設されたポットスチルを見ることはできませんでしたが

いつ来ても新鮮な感動を覚えます。

 

ツアーの後、庭園のテラスでウイスキー片手に心地良い時間を過ごしました。

ミズナラ原酒と新緑の香りが良く合います。

こちらの山法師の花もちょうど見頃でした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

五周年記念 ジャッコーネのジャマイカとボウモア1968

 

 

おかげさまで当店も五周年を迎えることができました

 



 

開店時、「京都でラムとウイスキーの専門店なんて5年もたないよ」と言われました。

私も親しい人にはそう言うでしょう。

そう言われてやめるようならその方が良いのです。

諸先輩方の厳しい御忠告に心より感謝申し上げます。

それにも増して、これまでお支えいただきましたお客様方に更なる感謝を申し上げます。

 

今年も当店をご支持いただいております皆様方への御礼といたしまして

15ml×3種でチャージ込み5000円の特別なテイスティング・セットを御用意いたしました。

昨夜0時より御提供させていただいております。

 

昨年は3種2セット固定とさせていただきましたが

今年は昨年の反省も生かしてプリフィックスとさせていただきました。

 



 

五周年の記念といたしまして

洒落でロンドンの酒舗・ウイスキー・エクスチェンジの五周年記念ボトルを開封させていただきました。

 

こちらと、当店の全ての在庫よりお好みの2種をお選びいただきまして

15ml×3種でチャージ込み5000円で御提供いたします。

記念ボトルが無くなるまで40セット強の御提供となります。

 

記念ボトルは

WEの5周年となる2004年に、ポートエレンを含む当時のアイラの8つの蒸留所からの

7年から37年の50種程の原酒をヴァッティングして

一年間後熟して

70本限定で生産されたものです。

 

50種ヴァッティングで70本ということは

小さな樽かボンボンヌに

ボトルからどんどん注いでいく様子が想像されます。

 

また、一例といたしまして

ハートブラザーズのボウモア1968-2002・34年と

エドワルド・ジャッコーネ氏の詰めたジャマイカン・ラム15年を新たに開封いたしました。

上掲の写真の組み合わせです。

 



 

組み合わせは自在ですから

例えばオフィシャルの古酒がお好みの方には、マッカラン1968の25年とボウモア・デラックスを。

 

 


 

ボトラーズからはスプリングバンク1967の2種飲み比べ。

 


 

またラムの愛好家の方にはにはJバリー1957とアプルトン1949など

さまざまな愉しみ方をお選びいただけます。

どのボトルをお選びいただきましても15ml×3種でチャージ込み5000円でございます。

 

昨夜より慌しく充分な御説明ができませんが

まずは取り急ぎ記念祭のお知らせをさせていただきました。

お得な内容かと存じます。

是非お試し下さいませ。

 

 

 

 

例年この時期になると、自宅近くの市立美術館前の山法師が見事に白い花を咲かせます。

 


 

5年前から変わらぬ美しさです。

 


 

山法師が咲くと白川に蛍が飛び始めます。

京の夏の始まりです。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

R&W 初夏のスモーキーまつり

 

洛中は初夏の陽気です

爽やかな短熟スモーキーのウイスキーをいくつか御用意しましたので

まずはその一部を御紹介いたします。

 

ボウモア 2001-2013 “the ten”  メゾン・デュ・ウイスキー  /F 1200 (H 800)

ローハン・ソラン(ラガヴーリン) 1990 ケルティック・クロス /F 1500 (H 900)

フラワリー・ムーン 12年 ムーン・インポート  / H 1000  F 1800

 

Bowmore 2001-2013 /40.10% /”the ten” La Maison du Whisky

Lochan Solan (Lagavulin)1990 /46% /Celtic Cross /Scotch Malt Sales  

Collection Moon 12yo /”flowery” /45%

 


 

ボウモアはパリのウイスキー専門店ラ・メゾン・デュ・ウイスキーの“the ten”というシリーズの一本で

00番から数が大きくなると、より個性的な味わいのウイスキーになっていくという趣向のものです。

 

この07はMedium Islay Peatと銘打たれたもので、フルーティーで上質なボウモアです。

手頃なクラスながらかつて良いボウモアに必ず感じてきたプリズムのような多面的な魅力があり、

この価格帯では素晴らしい出来だと思います。とてもおすすめです。

 

今月末の弊店5周年ではまた古いボウモアを何本か開封予定ですので

そちらも御期待下さい。

 

ローハン・ソランはラガヴーリンの水源の名前で、中身もそのようです。

あまり無い淡色のラガヴーリンですが、らしい芳醇な甘みとスモークがあり楽しめる一杯です。

 

フラワリー・ムーンは懐かしいボトルです。10年以上は前のリリースだったと思います。

当時は手頃なムーンのボトルとしてよく見かけました。

 

島物のヴァッティングらしいのですが香味はすっかり忘却してしまっていて

裏ラベルに大きく“The Smoky Flavour”とありましたので今回開封いたしましたが

それほどの燻香はありませんでした。

島らしい潮気や旨味は豊かに感じられますので、ゆっくり時間をかけてお愉しみください。

 

 

気温が上がり、モヒートやハイボールの御注文が増えて参りましたが

涼しい夜にはストレートのウイスキーも良いかと存じます。

程よい燻香のある加水タイプがこの季節のおすすめでございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

 

 

 

先の休日は大修復を終えた宇治の平等院に藤を見に行こうと考えていたのですが

今年は藤棚の大幅な剪定もされたようで花房がまばらと聞き

予定変更して上賀茂の大田の沢に杜若を見に行きました。

ちょうど見頃でした。

 

陽光眩しく汗ばむような気候でしたが

社家の町並みを上賀茂神社まで散策すると

早くも明神川に入って遊ぶ子供の姿があり

清しい気持ちになりました。

 

緑に染まった斎王桜がひときわの美しさでした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

GWの営業のご案内

 

 

GWの営業のご案内です

 

GW中も通常通り

4月29日(火)・5月6日(火)とお休みさせていただきます

よろしくおねがいいたします

 

 


 

最近売り切れたのはシグナトリーのマッカラン1966とボウモア1968の25年です。

どちらも傑作でした。

特にボウモアは伝説的なボトル群に比肩するレベルでした。

 

 

 

京都各処では春の文化財特別公開が始まりました。

通常非公開の文物を見物できますので観光におすすめですが

春は特に期間が短く10日間程だけですのでご注意下さい。

私もご近所ながら普段入れない知恩院の大方丈には行きたいですね。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ロングモーン 1965-2009 43年 GM for JIS 

 

高瀬川は圧巻の桜吹雪

フラワー・シャワーを浴びながらの出勤です

 

 

開封いたしました

ロングモーン 1965-2009 43年 GM for JIS

Longmorn 1965-2009 /43yo /44.4% /#68 /190bts /GM “Book of Kells” for JIS

H 1600 / F 3000

 


 

老舗ボトラーのゴードン&マクファイルが、最高レンジの通称ケルティック・ラベルで詰めたロングモーンです。

先月#67が売り切れましたので隣樽を開けました。

 

2009年ボトリングですからそう古いものでもありませんが

もう市場には60年代のロングモーンはほとんど出てきません。

近年のモルト業界の変化の大きさには戸惑うばかりです。

 

香味は極上のフルーティ・シェリー。

同ビンテージの中でも特に繊細でシルキーな舌触りで

リフィル樽の長所が良く出ています。

 

チェリーの甘い香りも心地良く、この季節にふさわしい一杯かと思います。

今年は朝の連続ドラマで竹鶴政孝氏とリタさんのお話をされるようですから

製法を学ばれたロングモーン蒸留所も人気が出るかも知れません。

是非お試し下さいませ。

 

 


 

マリエンホーフのサクラ・リケールは開花とともに御注文が集まり、残り一杯です。

今日で売り切れになるでしょう。

今年の桜同様の潔さです。

花の見頃は短かったですが、記憶に残る春になりました。

 


 

今週売り切れたのはライフのロングモーン1976です。

最後に残った一杯をふさわしい方にお飲みいただきました。

華やかで甘美な極上の美酒でございました。

 

 

 

洛中の染井吉野の盛りは過ぎましたが

嵯峨野や御室はまだこれからです。

近くでは平安神宮の神苑の紅枝垂れはちょうど見頃と聞きました。

これから京都にいらっしゃる方は訪ねてみてください。

 

 

 



 

4月5日、尊勝院の桜

この日の夜の雨までが今年の桜の盛りだった。

週末で岡崎界隈は凄い人出だったが

ここは無人で独り寂静の花見。

遠く神苑の中も覗き込める穴場です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

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