開封いたしました

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

Jacques Bally   Reserve de la Famille  /45%

H 2000 /F 3800

 


 

仏領マルティニークの名門、Jバリーより蒸留所秘蔵の大古酒です。

1920年代から60年代の複数の樽をブレンドしたものです。

スコッチなら最近発売されましたバルヴェニーのTUN1401と同様の手法ですね。

これは90年代に日本に入った物のようですが

ガラスの質や成形から80年代輸入のボトルよりも古いと思われます。

ブレンド後瓶詰め、蝋封された状態で

長期間蒸留所に保管されていたのではないかと推測しています。

同名のボトルは二度のモデルチェンジを経て今も販売されていますが全く別物で、

現行品もマルチビンテージのようですがそれは軽やかな味わいの掌品です。

 

この濃厚な香味はおそらく焼畑収穫のさとうきびによって造られた

焦げ感のある力強い大古酒がブレンドされているのだと思われますが

対となる野趣を感じさせる所がありません。

極上のランシオと

フランスのお家芸として洗練の域に達したアッサンブラージュの技法の粋を愉しめます。

仏領のラム文化の最高到達点の一つと申し上げて良いでしょう。

 

年代から1987年に閉鎖を決定したジャン・バリー氏の代に造られたのでしょうか、

生産者としてのバリー一族の集大成としての作品のように思えます。

通常はラベルに記されることのない初代Jacque Bally氏の名もそれを物語っています。

Jバリーの歴史が詰まった一本です。是非お試し下さい。

 

 

 

 

連休前に少し早起きして

大阪の天王寺のボストン美術館展に行って参りました。

東博での混雑ぶりは聞いていましたが

お客様に大阪は空いていたと教えていただきました。

展示の素晴らしさは私などの語るべくも無い銘品揃いですが

常設展並みの人出で、絵巻の細部も屏風の大画もゆっくりと堪能できました。

 

久々に大阪に行きましたが

天王寺は再開発が進んで一変していました。

超高層のビルが建ち、中学高校と毎日通った町とは思えないほどです。

母校も壁の色が変わって別の学校のようでしたが

もう卒業して20年以上経つのですから当然ですね。

当店も今月で4年になります。早いものです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。