2014年 12月 の記事

年末のご挨拶 ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

 

 

開封いたしました

ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス  スコッチモルト販売

Brora 1981-2004 /23yo /46% /Celtic Cross /Scotch Malt Sales,Japan

H 1500 / F 2800

 

032

 

本年最後の開封ボトルとなるでしょう、希少な閉鎖蒸留所のブローラです。

スコッチモルト販売さんのケルティック・クロスのシリーズです。

ラベル中央のケルト十字が印象的です。

 

柔らかく甘いフルーティー・シェリーです。

やや濃いめの深い香味ですが嫌味なく滑らかで、お疲れの時にもおすすめできます。

是非お試し下さいませ。

ブローラは他にオフィシャル30年の3rdとダンカンテイラーの1981も開いています。

 

 

172

 

今回売り切れたのはカラトのアードベッグ1974とGMリザーブのロングモーン1969、

Kinkoさんのベンリアック1976とザ・ボトラーズのポートエレン1979、

マスターピースのボウモア1993でした。

さすが年末は良いボトルが動きます。

 

ポートエレンは新たにOMCの83を

ボウモアは65年頃蒸留の21年50度を開けました。

ロングモーンは65・66・68・71・73と開いています。

ご用命くださいませ。

 

086

 

本日より御提供のシャンパーニュも揃いました。

日替わりの銘柄をグラスでお楽しみいただけます。

年越しらしいことはこれくらいですが

当店でシャンパーニュをお出しするのはこの時期だけですから、気分転換にいかがでしょうか。

 

 

いよいよ年の瀬です。

皆様に支えていただいて、なんとか年を越すことができそうです。

心より御礼申し上げます。

 

当店の窓から望む知恩院の三門は未だ修復工事中です。

年末の中継には間に合いそうもありません。たまにはそれもいいでしょう。

それでは今宵も皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

Barカルバドール&信濃屋 ミッシェル・ユアール1997-2014

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。


12月29日(月)は年内最後の振替休業をさせていただきます。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

1月9日(金)より通常営業に戻ります。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

 

 

 

ご近所にある世界一のカルヴァドス・バー、カルヴァドールの高山寛之氏の選んだボトルです。

ミッシェル・ユアール 1997-2014  カルヴァドール&信濃屋

Michel Huard 1997-2014 /52.0% /#18 /528bts /for Calvador & Shinanoya

 



 

 

以前ご来店の際に、高山氏より案内をいただいていたボトルが届きました

フランス、ノルマンディー地方の誠実な生産者、ミシェル・ユアールのカルヴァドスです。

 

高山氏は京都の誇るバー、カルヴァドールのオーナーで仏政府認定のアンバサドゥール・デュ・カルヴァドスです。

年下ながらお会いすると緊張で背筋の伸びるバーマンです。

 

開封から熟したリンゴの素晴らしい香りです。

希少な樽出し度数の力強さが香味ともに活きています。

樽由来の渋み苦みも確かに感じ取れますが

むしろ果実の甘みを上手に引き締めていて、好印象です。

 

シードルの酵母様の香味も感じられ、若くともストレートで充分愉しめる複雑さと熟成感を持っています。

これはさすが高山氏、素晴らしい樽を選ばれています。

是非お試し下さいませ。

 

 

 

とはいえやはり高山氏の選ばれたボトルですから

カルヴァドールさんで、ご本人からエピソードなど伺いながらお飲みいただくのが一番良いとは思うのです。

 

遠方のバーならともかく、あえて徒歩圏内の当店で楽しんでいただくにはと考えた結果、

ポール・ジローの時と同様に、贅沢ながらカクテルに仕立ててみました。

この時期出回るざくろを使ったジャックローズです。

 


 

 

写真では判り難いですが、ダークトーンの深い紅色に仕上がりました。

加水のVSOPクラスでお作りするものから、

香りの広がり、味の深みとも格段に向上し、贅沢のし甲斐が充分あると判断いたしました。

是非お試し下さいませ。

できるだけ備えますが、ざくろが品切れの際は御容赦下さい。

 

 

 

 

 

 

 

ミッシェル・ユアール氏のメゾンを訪れたのは2004年11月のことです。

秋のひと月をフランスで過ごし、最後の滞在地がノルマンディーでした。

 

御紹介していただいた輸入代理店のボニリさんも未訪問とのことで

私が日本から初の訪問者となりました。

パリから鉄道のあるフレールの町に宿を取り、起点にいたしました。

 


 

フレールの中心部です。小さいながら活気のある町です。

私は運転しての生産者訪問はしませんので

ここから徒歩で10km程先の目的地を目指します。

 


 

町の中心の丘から

この一番細い道を下っていくと

 

 

すぐに人家は途切れ、こんな風景です。

 

 

数キロも歩くと牧草地が広がり

 


 

牛が昼寝をしています。

11月というのに汗をかく陽気です。

飲み物を買える所などありません。

水を携帯しなかったことを後悔いたしました。

 

 

りんごの果樹園。

 

 

こちらは洋梨です。

このドンフロンテ地区は梨の栽培が盛んで、カルヴァドスにも使われますが

ミシェル・ユアールはあえてりんごのみで生産しています。

 

 


 

途中迷っていつしか道を外れ、小川に沿って歩き、廃線跡を越え

ぬかるみを歩いて民家を訪ね、

親切な方に教えていただいてなんとか辿り着きました。

 


 

ミッシェル・ユアールのりんご園です。

3時間強の爽快な散策でした。

 


 

当主のミッシェル・ユアール氏と御家族にお迎えしていただきました。

フレールから歩いて来ましたと言うと驚かれました。

「収穫の様子と熟成庫を拝見できますか。」 と逸る私に

まずはその椅子に座って当家のシードルを飲みなさい。と笑顔でおっしゃいました。

そういえば喉がカラカラでしたので、たくさんおかわりしてしまいました。

 


 

奥様が名物のタルト・ノルマンドを焼いてもてなしてくださいました。

酸味の効いたりんごのタルトとシードルは相性が抜群です。

 


 

遠来の日本人の緊張を解こうと、皆様にお心遣いをいただきました。

往路、街灯が全く無い道を来ましたので、

「陽が落ちる前に街に戻らなければ」 という懸念があったことも忘れて

心からの笑顔になりました。

食後にはカルヴァドスの古酒をいただき、りんごのフルコースを堪能いたしました。

 

しかし私も10年遡れば、髪を脱色して渡欧するような蛮行をしているのですから

若さとは恥ずかしいものです。

最近はそれを“黒歴史”と呼ぶようです。

 

 

メゾンを出て、御高齢のミシェル氏に代わって、

生産現場は後継者のジャン・フランソワ氏にご案内していただきました。

りんごの品種による香味の違いを実際に食べながら体験させていただきました。

 


 

収穫したりんごを集め

 


 

洗浄、破砕して

 


 

圧搾して果汁にして

 


 

発酵、蒸留してカルヴァドスが造られます。

 


 

これは彼らが“フルール・ド・ポミエ”と呼んでいる未熟成のカルヴァドスです。

 

 

樽で寝かせて熟成カルヴァドスになります。

この熟成庫に並んでいる樽の中に今回の原酒もあったのでしょう。

京都での再会に胸が熱くなります。

高山氏に感謝です。

 

 

結局帰路は甘えて、ジャン・フランソワ氏に車で送っていただきました。

この機会に、今まで話すことも無かったノルマンディーでの訪問記を綴ることができました。

すぐ近くにカルヴァドールさんがありますので私が積極的に扱う意義は感じませんが

もちろん今でもカルヴァドスは大好きです。

 

 

 

 

 ノルマンディ名物の“カフェ・カルヴァ”。昼間から泥酔できます。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

シングルトン・パティキュラー 1979-93

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。


12月29日(月)は年内最後の振替休業をさせていただきます。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

1月9日(金)より通常営業に戻ります。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

 

 

開封いたしました

シングルトン・パティキュラー 1979-93 オスロスク・ディスティラリー

The Singleton Particular 1979-93 /43% /Auchroisk Distillery /for Japan

H 1300 / F 2400

 


 


 

懐かしいボトルを開封いたしました。

日本向けパッケージのオスロスク、ザ・シングルトン・パティキュラーです。

漫画「Barレモンハート」にも取り上げられて、当時人気のあったボトルです。

 

付属の小冊子にはオースラスク蒸留所と表記されており、時代を感じます。

1974年操業開始の新しい蒸留所のもので、モダンなデザインから近年の印象がありましたが

もう20年以上前の流通品です。

 

重厚なシェリー樽主体のウイスキーの記憶があり、この時期に開封いたしましたが

最初は意外にも酸のある青い果実の香りです。徐々に甘く変化するのでしょう。

 

11樽のバッティングによる上質な麦のハーモニーに

シェリー樽由来のビター・スウィートなアクセントが加わってバランスの良い飲み心地です。

是非お試し下さいませ。

 

 

 



 

 

今回売り切れたのはセスタンテのボウモア1965です。1985年に詰められた20年物でした。

当店で最も古いボウモアでした。

開店の日に抜栓して5年間衰えず、最後まで素晴らしい香味でした。

最高設定額の1ショット5000円を頂戴していましたが、ご満足いただける内容だったと思います。

またこのクラスを扱えるよう精進いたします。

 

 

 

 

 

1965年に生まれた人の歌を

1985年に聴きました。

今は無き大阪球場での野外コンサートでした。

 

今もその熱気を思い出すだけで頬が熱くなる、

鮮烈な “14の夜” の体験でした。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

年末年始の営業のお知らせ

 

 

年末年始の営業のお知らせです

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。

 

12月29日(月)は年内最後の振替休業をさせていただきます。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

1月9日(金)より通常営業に戻ります。

 

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

 

 


 

写真は当店の定番カクテル、モヒートです。

ラム専門店の看板カクテルですので通年でご用意しています。

ジン・トニックのご注文は月に一度あるかないかですが

モヒートは毎日お作りしています。

 

ジン・トニックの代わりにお飲みいただけるように

あまり凝縮感を出さず、液量も多くして

度数も甘酸のバランスもそれと近いものにしています。

 

良く熟成したラムとウイスキーが当店の主役ですから

それを引き立てるようできるだけあっさりと、強く後に残らないような香味にしていました。

 

今年からはライムの皮も共に潰して、苦味や渋みのアクも加え

当店ならではの個性と主張を出し、皆様の印象に残る一杯を目指してお作りしております。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

 

2005年、グアドループ島散策途中の光景

この坂道の向こうは真っ青なカリブの海と空でした

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

銀座Bar Lamp 10周年記念 BBRヘイシャン・ラム10年

 

 

開封いたしました

ヘイシャン・ラム 2004-14 10年 BBR  Bar Lamp 10周年記念

Haitian Rum 2004-14 /10yo /59% /120bts /BBR /The 10th Anniversary of Bar Lamp

 




 

昨年Nine Leaves蒸留所の見学で御一緒させていただきました中山篤志氏の

銀座Bar Lampが10周年を迎えられ

記念に詰められたボトルを当店にも入荷いたしました。

美しいヘイシャン・アートのラベルです。

 

蒸留所の名前は非公開ですが、ハイチの某有名蒸留所のようです。

中山氏自らサンプルをテイスティングして選ばれたそうです。

 

レモンと干し草の爽やかな香りに

グアドループ産のようなフルーティーさと緻密な質感で

さらにジャマイカン・ラムのようなしっかりした旨みと潮気も感じられます。

 

ケイデンヘッドのハイチ7年などと比べても桁違いの香味の密度の濃さと繊細さです。

ハイチのラムの特徴はその酒質の粗さにもあるかと思っていましたが

考えを改めなければなりません。

またカスク・ストレングスの59%で詰められたことにも価値があります。

かつて無かったのではないでしょうか。

 

スコッチ愛好家にも好まれそうな上質な辛口ながら

やはりラム好きの方にお勧めしたくなる絶妙なバランスだと思います。

さすが、お見事な樽の選択です。

是非お試し下さいませ。

 

 


 

寒い季節にお勧めの濃厚熟成ラムをたくさん開封しています。

ロン・センテナリオ30年は昨年の登場からもう何本目でしょうか、

当店でも大人気のコスタリカ産高級甘口ラムです。

ケイデンヘッドとBBR、ムーンインポートの70年代デメララはどれも濃厚で

ダモワゾーの1980は近年の傑作です。

セミナーでも活躍してくれたボトルたちです。

 

 



 

京の紅葉は盛りを過ぎましたが、まだ充分楽しめます。

写真は少し前に訪ねた山科の毘沙門堂です。

洛中を離れますと人少なで落ち着いて観賞できます。

 

とはいえ東福寺や永観堂といった名所の紅葉は

やはり相応のものがありますので、一度はご覧いただきたいとも思います。

人の多さも賑わいのうち、くらいに考えてお出かけ下さいませ。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

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