カテゴリー : アードベッグ

ブナハーブン 1966-2002 36年 ピアレス・コレクション

 

 

開封いたしました

ブナハーブン 1966-2002  36年 ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション

Bunnahabhain 1966-2002 /36yo /40.1% /#4872 /190bts /Peerless Collection,Duncan Taylor

H 2100 / F 4000

 

212

 

洛中の木々も色づき始め、京の秋の訪れです。

長期熟成のウイスキーの季節です。

 

初期ピアレス表記のブナハーブンです。

爽やかな果実と香木様の香りと

樹液のような甘いフレーバーで

期待通りの内容です。

秋の夜のお供にふさわしい一杯かと存じます。

是非お試しくださいませ。

 

153

 

こちらも開封しております。

古酒のバルヴェニー・クラシック、若いウイスキー・フープのアラン、共に佳酒です。

アイラより、アードベッグ・ウーガダールは2004年ボトリングの初期ロットで

1976・77のシェリー樽と91・92バーボン樽のバッティングという贅沢な造りです。

お試しください。

 

128

 

今回売り切れたのは、ピアレスのスプリングバンク1967・マッカラン1968の25年

ハートブラザーズのハイランドパーク1968・プレストンフィールドのボウモア1972

ウイスキーフープのトマーティン1976などでした。

 

観光都市京都の場所柄でしょう、台湾・香港からのお客様がとても多くなりました。

今はSNSなどで店の情報が広まるようですね。

物静かで好奇心旺盛な、ウイスキー愛好家の気質は世界共通のようで

当店でも皆様ゆったりと美酒を愉しんでいただいています。

 

それに皆様お詳しい。良い物から上手にお選びになります。

特にシェリー樽の長期熟成物が人気のようです。

御要望にお応えできるよう尽力いたします。

 

 

 

 

 

036

 

鳳雅のラベルに触発されてか

久々に宇治の平等院に行ってまいりました。大修復後は初めてです。

写真は逆光になってしまいましたが

丹土の赤も鮮やかに、美しく改修されていました。

 

屋根の上、向かって右の北方像の方が大きく造られており

雌雄の別があるなら、こちらが雄の“鳳”なのでしょう。

夕陽を背に金色に輝いていました。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

アードベッグ1992とダヴィンチの“糸巻きの聖母”

 

 

おかげさまで六周年記念祭も無事終了いたしました。

御来店いただきました皆様ありがとうございました。

 

開封いたしました

アードベッグ 1992 10年 ダグラス・オブ・ドラムランリグ

Ardbeg 1992 /10yo /45% /Douglas of Drumlanrig

H 1100 / F 2000

 

005

 

土と煙、期待通りの強い香味が湧き上がる短期熟成のアードベッグです。

梅雨時に、刺激的でおいしいアイラ・モルトです。

 

 

先日のニュースで、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画“糸巻きの聖母”(糸車の聖母)が

来年の一月に、日伊国交樹立150周年を記念して初来日すると報道されました。

現存作品の少ないダヴィンチを、日本で見られる機会は稀です。

 

それを許可した所有者バクルー公爵の居城が、このラベルのドラムランリグ城です。

かつて絵はこの城内で展示・公開されていました。

バクルー公は英国内最大の土地所有者としても知られる富豪です。

 

2003年8月27日、観光客を装った二人組により、展示中のこの絵が強奪されます。

評価額70億円以上ともいわれる大盗難劇は、当時世界に報道されました。

このボトルが日本に紹介されたのはそのしばらく後のことです。

 

当時の輸入代理店の案内文によると、盗難に失意の9代目バクルー公が

本来プライベートなものだったウイスキーコレクションの放出を決め

原酒の選定にも自ら関わっていたそうです。

また、

「少しでも多くこのウイスキーを日本の皆さんに買って頂き、損失を取り戻したい」

とメッセージを出されたとのことです。

 

公の資産規模を考えますと、ちょっと鵜呑みにはできない話にも思えますが

広告のストーリーとしては面白いですね。

 

その後、2007年に絵はグラスゴーで発見・保護され、公爵家に返還されますが

そのわずか一ヶ月前に9代バクルー公は亡くなっており

現在は子息が第10代当主となっています。

今回の来日を許諾したのはこの10代目です。

 

旧来“糸車の聖母”とされた呼称が、今回の来日では“糸巻きの聖母”で統一されています。

後者で検索するとほぼ来日決定以降の記事しかヒットしません。

“糸車の聖母”で検索いたしますと、真贋論争含めてネガティブな記事も多く出ますので

その検索対策として邦題を変更したのかな、と思うのは

少し穿った見方でしょうか。

 

ともあれ貴重な文化財の来日です。

江戸東京博物館での公開だそうですが

機会があれば見てみたいと思います。

 

このボトルはダグラス・レイン傘下のラングサイド・ディスティラー社よりの販売で

現在同ブランドはハンター・レイン社が保有しているようです。

 

 

053

 

もう一本、こちらはグレンギリーの1968蒸留、36年物です。

ラム樽後熟で樽出しの55.9%です。長期熟成の魅力を愉しめます。

 

067

 

アードベッグとラフロイグの創業200周年記念ボトルも開いています。

この機会にお試しください。

 

 

 

 

 

 

近くの京都市美術館でルーヴル展が始まりました。

ダヴィンチと同じく現存する真作の少ないことで知られる

フェルメールの作品が来ていて、人気です。

平日の午後に訪れましたが

まだ人少なでしたので今のうちに是非。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

年末のご挨拶 ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

 

 

開封いたしました

ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス  スコッチモルト販売

Brora 1981-2004 /23yo /46% /Celtic Cross /Scotch Malt Sales,Japan

H 1500 / F 2800

 

032

 

本年最後の開封ボトルとなるでしょう、希少な閉鎖蒸留所のブローラです。

スコッチモルト販売さんのケルティック・クロスのシリーズです。

ラベル中央のケルト十字が印象的です。

 

柔らかく甘いフルーティー・シェリーです。

やや濃いめの深い香味ですが嫌味なく滑らかで、お疲れの時にもおすすめできます。

是非お試し下さいませ。

ブローラは他にオフィシャル30年の3rdとダンカンテイラーの1981も開いています。

 

 

172

 

今回売り切れたのはカラトのアードベッグ1974とGMリザーブのロングモーン1969、

Kinkoさんのベンリアック1976とザ・ボトラーズのポートエレン1979、

マスターピースのボウモア1993でした。

さすが年末は良いボトルが動きます。

 

ポートエレンは新たにOMCの83を

ボウモアは65年頃蒸留の21年50度を開けました。

ロングモーンは65・66・68・71・73と開いています。

ご用命くださいませ。

 

086

 

本日より御提供のシャンパーニュも揃いました。

日替わりの銘柄をグラスでお楽しみいただけます。

年越しらしいことはこれくらいですが

当店でシャンパーニュをお出しするのはこの時期だけですから、気分転換にいかがでしょうか。

 

 

いよいよ年の瀬です。

皆様に支えていただいて、なんとか年を越すことができそうです。

心より御礼申し上げます。

 

当店の窓から望む知恩院の三門は未だ修復工事中です。

年末の中継には間に合いそうもありません。たまにはそれもいいでしょう。

それでは今宵も皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

R&W 真夏のスモーキーまつり

 

 

洛中は祇園祭が山場です

 

一段と暑くなりました。

ハイボールでおいしい若くてスモーキーなウイスキーを一挙御用意いたしました。

 


 

写真右から

Kornog /46% /Celtic Whisky Compagnie

Ardbeg “Auriverdes” /49.9%

The Six Isles  St.Etienne Rum Cask Finish /46%

Laphroaig 10yo /Cask Strength /55.7%

Tobermory(Ledaig) 2005 /7yo /61.9% /Visual Flavour

燻酒 /50%

Old Pulteney & Caol Ila 11yo /La Maison du Whisky /46%

 

ゴルノグは、ケルトの色濃いフランス・ブルターニュで造られるピーテッド・モルト・ウイスキー。

3年熟成とまだ若いですが、湧き上がるスモークは本格派です。

 

アードベッグのオーリヴェルデは本年のアードベッグ・デイの限定品です。

W杯をイメージして作られ、チョコレートのようなビター・スウィートな香味です。

 

シックス・アイルスはアイラ・ジュラ・マル・スカイ・オークニー・アランの6島のモルトをブレンドしたもの。

これはさらに1島、カリブの仏領マルティニーク島のラム樽で後熟した特別仕様です。

キワモノのようですが当店でこそ買わねば、との使命感から購入。

香りには明確なアグリコール・ラムの特徴があり、ミディアム・ピートでなかなかの怪作です。

 

ラフロイグのカスク・ストレングスはバッチ・ナンバーが無い少し前のもの。

 

レダイグは強烈!35ppmってレベルじゃないです。マル島の実力を是非ハイボールで。

 

燻酒はスコッチモルト販売さんがハイボール用に詰めたもの。噂ではLgだとか。

 

カリラ・プルトニーは通好みの2酒をブレンド。旨味しっかりしたバランス良い佳酒です。

 

どれもしっかりと煙の焚き込まれた、炭酸での伸びの良い個性派ウイスキーばかりを集めました。

盛夏にこそおいしい、スモーキー・ハイボールを各種お試しくださいませ。

すべて一杯1200円でございます。

 

 

 



 

祇園祭は先祭が終わり、来週の後祭を待つばかり。

49年ぶりの変化に高揚いたします。

写真は先祭・宵山の長刀鉾。凄い人出と熱気で眩暈がしました。

 

後祭の宵山は屋台が出ないそうですので

落ち着いて見物されたい方には良いかもしれません。

私も楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

ボウモア 1968-2002 34年 ハートブラザーズ

 

 

5周年記念祭を開催中です

 

5th Anniversary bottle, Aged Special Reserve Islay Malt Scotch Whisky /51.5%

Bowmore 1968-2002 /34yo /40.2% /Hart Brothers

Jamaican Rum Over 15yo /74% /Whiskyteca Giaccone

 


 

ウイスキーエクスチェンジ五周年記念のアイラ・ブレンデッド・モルトと

お好みの二杯をお選びいただいて

ハーフ・ショット三杯でチャージ込み5000円にてご提供しております。

上掲はセットの一例として新たに開封したものです。

 

どちらも気に入って何度か取り扱ったボトルです。

ハートブラザーズのボウモア1968は開封からトロピカル・フルーツ香全開で

ジャッコーネのジャマイカは旨味の凝縮度が凄いです。

 

もちろんこれら以外にも当店の全てのボトルからお選びいただけます。

 

記念ボトルが無くなるまで40セット強の御提供です。

3日間で十数セット御注文いただきました。

今週末までくらいのペースでしょうか。

 


 

皆様上手に選んでいらっしゃいます。

ボトラーからのおすすめは

ラフロイグ1976・アードベッグ1974・1978やキンクレイス1968・オード1965・ベンリアック1968などです。

 

 


 

オフィシャルからはファークラス25年・オーバン12年・ブローラ30年2004・ラガヴーリン1979など。

 


 

ブレンドやヴァッテッドがお好きな方にはエインズリー12年・ハイランドフュージリア・ストラスコノンや

ジョン・ウォーカーズ・オールデストなど。

 


 

コニャックからはレイモン・ラニョー・エリタージュ(1906蒸留)やジャン・ドゥ・ソヌヴィエイユ35年

ジャン・フィユーNo.1やピエール・ド・スゴンザック(ピエール・フェラン氏)など。

いくつかは現地でご本人から直接お譲りいただいた希少品です。

 

ムーン・インポートのLuigi Barileのグラッパや

アルマニャックでプライヴェートに詰めていただいた1971などもこの機会にいかがでしょうか。

 

 

また、今回よりHPの右にカテゴリー欄を新設いたしましたので御閲覧の際ご利用下さいませ。

 

 

 

 

先の休日は、急に思い立って久々に山崎蒸留所に行ってまいりました。

前日に申し込みましたので見学ツアーはほぼ満員でしたが

なんとか最終の枠に入れました。

日本のウイスキー造り発祥の聖地の

すぐ近くに住む幸運に感謝します。

 


 

通常のツアーでは昨年新たに増設されたポットスチルを見ることはできませんでしたが

いつ来ても新鮮な感動を覚えます。

 

ツアーの後、庭園のテラスでウイスキー片手に心地良い時間を過ごしました。

ミズナラ原酒と新緑の香りが良く合います。

こちらの山法師の花もちょうど見頃でした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

フェッターケアン 1975-2009 33年 ダグラスレイン OMC

 

 

開封いたしました

フェッターケアン 1975-2009 33年 ダグラスレイン OMC

Fettercairn 1975-2009 /33yo /50% /201bts /# DL REF4939 /Douglas Laing OMC

H 1200 / F 2200

 


 

少し前のボトリングになるダグラスレインのフェッターケアンです。

この頃に同ビンテージの高品質なフェッターケアンが続々リリースされて

当たり年だと話題になりました。

 

当時よく“ビタミン飲料”と形容された

粉末レモンのような酸のある独特な果実香です。

 

5年の瓶内熟成を経て甘みが増し

熟れたパイナップルやアプリコット、洋梨のコンポートのような香味も楽しめます。

 

色目はやや濃く、ナッツのような樽由来の風味も程よく全体を引き締めています。

 

色とりどりののフルーツ・バスケットのような楽しいウイスキーです。

是非お試し下さいませ。

 

 



 

今週売り切れたのはアードベッグのガリレオとエイコーンのアイラ・ブレンドです。

気候の変化に一番敏感なのはお客様の嗜好かもしれません。

この季節にふさわしい物をご提供していきたいですね。

 

 

 

 

暖かくなり、早咲きの桜は一斉に咲き始めました。

散策中に、通勤中にさまざまな種類の桜花を見ることができます。

 

本日染井吉野も開花宣言が出されたようです。

京都の標準木は二条城にあり

今月8日に訪れた際にはまだ寒く、梅にも早かったのが昔のことのようです。

新しい季節が始まります。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ストラスミル 1975-2003 28年 ピアレス・コレクション

 

開封いたしました

ストラスミル 1975-2003 28年 ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション

Strathmill 1975-2003 /28yo /48.7% /#1891 /219bts /Duncan Taylor Peerless Collection

H 1100 / F 2000

 

 


 

急に冷えて参りましたので

秋の香りを期待して開封いたしました。

少し前の (と言ってももう10年になりますね) ピアレスのストラスミルです。

 

以前扱ったシークレット・トレジャーのストラスミルはWhiskyfunで最高点のもので

封切りはぼんやりしていましたが

残り1/3を切ってから香味が満開になり

ちょっと凄いなと思うほどのおいしさで、ストラスミルを見直すきっかけになりました。

 

そのボトルがカスク・ナンバー1890と92のバッティングで

間の1891は何処に、と思っていましたが

ありました。

ピアレスで出ていました。

 

全開時の1890/92は青リンゴと洋梨そのものの瑞々しい香りで

この1891も抜栓時に同様の香りでしたが

グラスに近づくと刺激の強い溶剤様になり

まだこなれていないようです。

 

前回のボトルの、弱々しさから徐々に香味を取り戻す変化と逆の

強すぎる刺激を馴らしていく変化を経て

同様の境地に達するのでしょうか。

長い目で見守っていこうと思います。

この秋冬の愉しみが一つ増えました。

 


 

今週はインプレッシブのアードベッグとドラムランリグのラフロイグが空きました。

夏の名残りです。

 


 

ウイスキーのリストを更新いたしました。

当店の全ウイスキーの銘柄を価格と共にご覧いただけます。

御贔屓の銘柄を探してみてください。

 

 

 

 

京の町も秋めいて参りました。

散策に良い季節です。

右京の花園まで足を伸ばして

妙心寺の退蔵院庭園に行きました。

 

途中の御池通りの街路樹も色付き始めていて

その徒歩の心地良い疲労感を

瓢箪と鯰のユーモラスな造形が癒してくれました。

紅葉の直前、一番好きな季節です。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

 

開封いたしました

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

Ardbeg 1978 /22yo /40% /Selected Personally by Giuseppe Gambi

H 1800 / F 3400

 


 

 

リスキーな香りのするボトルを、好奇心を抑えられず開封いたしました。

イタリアのラヴェンナで古酒を扱うジュゼッペ・ガンビ氏の詰めたアードベッグです。

右のカラト向け1974のゴッホ・ラベルと好対照なポップなデザインです。

 

アードベッグは80年代の多くの期間に

その生産を休止していましたので

現在市場にあるもののほとんどは90年代以降の若いものか、70年代以前の古酒かに分かれます。

その中間が無い分古酒は貴重です。

 

また、アードベッグ最大の特徴である強い燻香を生み出していたフロア・モルティングは

70年代に終了してしまっており

再稼動時には香味が大きく変化しています。

 

MJ氏のコンパニオンによれば

“フロア・モルティングが最後に行われたのは1976年から1977年にかけてだが

アードベッグの麦芽がまだしばらく確保されていたことは疑えない”

とのことですから

このボトルにもまだ自家製麦されたものが使われているのでしょう。

 

開栓から香味に重量級の土と煙、紛うことなき70年代アードベッグです。

爽やかな果実香も感じますが、決してフルーティーなウイスキーではありません。

 

やや鈍重なスタートかと思いきや

口に含んだ瞬間に液体から解き放たれたように湧き上がるスモークで

口内が支配されます。

 

加水の40%なのが残念ではありますが

だからこそという部分もあるでしょう。

スペックから想定されるとおりの内容で安心いたしました。

保証できるおすすめのボトルです。是非お試し下さいませ。

 

 


 

今週売り切れたのは

Glenlossie 1981 /16yo /Hart Brothers

Laphroaig 12yo /Trois Rivieres Rum Cask /Kingsbury

Linkwood 1990 /10yo /Chieftain’s Choice

の三本です。

 

やはりこう暑いとアイラと若いものが人気ですね。

「売り切れる前に紹介した方が良いのでは?」

との助言をいただきましたが

空になった瓶との別れが惜しくて載せているだけなのです。

 

 



 

新しいバーの御紹介です。

もうご存知の方も多いと思いますが

先の六月に当店のすぐ近く、窓から見えるほどの場所に

かつて共に働いた同僚の平野貴之氏がバーを開かれました。

BAR Luckenbooth です。

 

ラッケンブースとは

スコットランドの幸運のお守りだそうです。

誠実で温厚な人柄の平野氏らしい

温かい雰囲気の素敵なお店です。

 

ウイスキーも良いものがありますし、カクテルも豊富です。

機会がありましたら是非一度訪ねてみて下さい。

 

 

また今年もジャパン・インポート・システムさんのラムの祭典

“ラム・フェスタ2013京都”

が、来る8月25日に開催されます。

 

大変申し訳ないことながら私はどうにも賑やかなことが苦手で参加いたしませんが

平野氏も参加されますし

京都の素晴らしいバーテンダーの皆様が集まります。

 

チケットは前売りのみでBAR Luckenbooth と

各ブランドアンバサダー店で販売されていますので

この機会にラムの奥深い世界を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

 

 

送り火が終わると途端に夏を惜しむ気持ちになって参ります。

この酷暑も愛しいような気がしてくるのが不思議です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

アードベッグ 1999 ガリレオ

 

アードベッグ ガリレオ

Ardbeg “Galileo” / 49%

 


 

今話題のボトルが当店にも到着いたしました。

近代天文学の父、ガリレオから名付けられた

アードベッグの新作です。

現在国際宇宙ステーションで行われている

無重力空間でのアードベッグの熟成の実験を記念したボトルです。

イタリア人ガリレオ・ガリレイにちなんでか

シチリアのマルサラ酒の樽熟成原酒が多く使われているそうです。

蒸留年は1999年、

どうせならガリレオの地動説を異端としたことに教皇が公式謝罪した1992年の蒸留物にすれば・・

と思ってしまいますが

その頃はアードベッグの不遇の時期で

極少量の生産しか行われていませんでしたので

現実的には難しいでしょう。

 

実際の実験には樽に入れたウイスキーでは無く

その分子のみが使われているようで

宇宙仕込みのウイスキーを我々が飲めるのはまだ先のようです。

 

宇宙時代の人々は土星の輪を間近に眺めながら

無重力ウイスキーを愉しむのかも知れません。

 

 

アードベッグを訪れたのは2000年のことです。

晩冬の強風の中、最南端の蒸留所までレンタサイクルで来た私は

芯まで冷え切っていました。

蒸留所にはオープンしたばかりのカフェが併設されており

スープとパンで体を温めることができました。

生産過程を見学させていただいた後

記念にとカフェに戻り大判のポスターを購入したところ

「日本までの送料はサービスですよ」と

梱包していただきました。

帰国後しばらくしてポスターが到着しましたが

今思えば商品の代金より送料の方が高いでしょう。

スタンダードのサービスか貧乏そうな旅行者への配慮かはわかりませんが

特別な思い出の品になりました。

当時勤めていたバーに飾らせていただきました。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

ポートエレン 1979-2001 22年 ザ・ボトラーズ

 

開封いたしました

ポートエレン 1979-2001 22年 ザ・ボトラーズ

Port Ellen 1979-2001 /22yo /The Bottlers /59.8% /Refill Sherry Hogshead /#1552

 



 

エジンバラのワイン商、ザ・ボトラーズの詰めたポートエレンです。

リフィル・シェリー樽の熟成ですが、樽からの影響は多くはなく

原酒の香味を素直に愉しめます。

スモークも塩も旨味も充分に感じられ、熟成感もある良質なアイラ・モルトです。

是非お試し下さい。

 

 



最近開封したボトルです

 

Longmorn 1968-2010 /41yo /GM for JIS /57.6% /Refill Sherry Hogshead /#5277 /85bts

Clynelish 1971 /36yo /Murray McDavid , Mission /51.5% /Bourbon Casks /265bts

Brora 30yo /DB , bot.2004 / 56.6% /3000bts

Caol Ila 1982-2011 /28yo /BBR /56.4% /#6514

Laphroaig 1994-2005 /10yo /Acorn /56.7%

Ardbeg 2000-2006 /Impressive Cask /62.7%

 

スモーキーなウイスキーが美味しい季節になって参りました。

young & fineなアードベッグなどいかがでしょうか。

 

 

ポートエレンを訪れたのは2000年のことです。

アイラ島南岸のポートエレン蒸留所は1983年に閉鎖されてしまい

以降製麦工場として他の蒸留所に原料の大麦麦芽を供給しています。

アポイントメントもありませんでしたが

せっかく来たのだからと窓から覗いていると

スタッフの方と目が合い、御好意で案内していただけました。

巨大なドラム式ドライヤーで麦芽を乾燥させながら

各蒸留所のオーダーに応じた量のピートの煙を焚き込んでいきます。

コンピューター制御の近代的な工場でした。

それからまた自転車を漕いでボウモアの町に戻った頃には陽が落ちていました。

 

時代とともにウイスキーの生産方法も味わいも変わっていきます。

我々は生涯をかけてその極一部を知ることしかできません。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)
604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)
20時から翌4時 火曜休     チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。
小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

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