カテゴリー : ウイスキー

マッカラン12年80年代流通品 GMロングポンド1941-99

 

 

六周年記念祭を開催中です。6月15日まででございます。

 

103

 

ウイスキー  マッカラン 12年 43% オールドボトル  30ml  1600円

ラム  ロングポンド 1941  50%  ゴードン&マクファイル       15ml   1600円

Macallan 12yo /43% /OB /bot.1980’s   / 30ml 1600 JPY

Long Pond 1941-99 /50% /Jamaican Rum /Gordon&MacPhail   / 15ml 1600 JPY

 

「昔のマッカランはどんな味だったんですか」

と、若いお客様によくご質問をいただきます。

昔といってもひとくくりにはできませんが

このボトルはその回答の一つです。

 

瑞々しい極上のシェリーの甘さ

香りと味の一体感と舌触りのなめらかさ

いつまでも飲みつづけていたくなるバランスの良さ

 

“シングルモルトのロールスロイス”と称えられた時代の香味です。

往時のスタンダードですが、近年の高騰で今後の入手も御提供も困難になりました。

是非ともこの機会にお試しいただきたいと願います。

 

 

078

 

ラムは英領時代のジャマイカにて、1941年5月3日に蒸留されたものです。

戦前戦後の古酒は何本か扱いましたが、二次大戦中の蒸留は初めてです。

 

強烈に個性的なラムです。旧英領系ラムの愛好家以外にはおすすめできません。

有機溶剤と魚介の乾物が混和した、複雑な強い香りです。

凝縮された旨みと乾燥スパイス類の刺激が

超長期の熟成によって渾然となっています。

突出した各要素は過剰かもしれませんが、決して退屈させることは無いでしょう。

 

205

 

来歴の証書です。

1941年にジャマイカで蒸留、1946年に英国本土に運ばれて

1967年よりエルギンで熟成されたと記されています。

 

少し奇妙な記述です。46年から67年まではどこに保管されていたのでしょう。

エルギンにはGM社とその熟成庫がありますが

もし社内で別の熟成庫から移動したのなら、元の保管場所も記すのではないでしょうか。

前所有者の存在が推測されます。

 

戦時下に蒸留して、戦後の混乱期に長距離輸送できるラムの有力な保有者は

私には英国海軍しか思い当たりません。

 

英国海軍は、1970年までラムの配給を続けていました。

あくまで私の憶測ですが

その配給停止を前に民間に樽を払い下げ、それをGM社が買い取ったとすれば

この来歴も納得がいくように思います。

蒸留日をきちんと記録する几帳面さも、海軍保有のラムの特徴の一つです。

 

この私説には証拠も、裏付けする記述もありませんので

このボトルにまつわる一つのロマンとして楽しんでください。

 

 

064

 

どちらもあと少しです。売切れ次第終了となりますので御了承くださいませ。

 

 

154

 

ラムが想定より人気でしたので、何本か追加で開封いたしました。

ケイデンヘッドのポートモーラント1964と

シャンタル・コントのモンターニュ・プレ1975、サント・リュス1977です。

こちらも劣らぬ美酒揃いです。お試しください。

 

 

 

013

 梅雨時の愉しみは紫陽花。得浄明院の門前にて。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

テイラー1960とポルトガルの思い出 六周年に寄せて

 

 

六周年記念祭を開催中です

 

037

 

ポートワイン  テイラー ヴィンテージ・ポート 1960     1600円

ラム  ロングポンド 1941  50%  ゴードン&マクファイル       15ml   1600円

ウイスキー  マッカラン 12年 43% オールドボトル  30ml  1600円

Taylor Vintage Port 1960 for Harrods   / 1 glass 1600 JPY

Long Pond 1941-99 /50% /Jamaican Rum /Gordon&MacPhail   / 15ml 1600 JPY

Macallan 12yo /43% /OB /bot.1980’s   / 30ml 1600 JPY

 

 

好評のポルトはラスト一杯ですので、本日までの御提供です。

少しずつ色濃くなり、甘みもより増しています。

(6月6日売り切れました)

 

ラムはとても個性的で初めての方にはおすすめできませんが

愛好家の方々に支持されて一番出ています。

 

また近年良い時代のマッカランをお出しするのも難しくなりました。

是非この機会にお試しくださいませ。

 

ポルトは本日売り切れまで

ラムとウイスキーは6月15日までの御提供でございます。

 

 

 

 

15060400020

 

ポートワインの生産地、ポルトガルの古い都市ポルトを訪れたのは2002年のことです。

一週間滞在して生産者や上流域の畑を訪ねました。

まだフィルムのカメラを使っていた頃で、あまり写真も残っていませんでしたが

少しだけご紹介いたします。

 

スペインのヘレスから長距離バスでポルトガルの首都リスボンへ入りました。

コスタ・デル・ソルを抜け、アフリカ大陸を左に眺めながら進みます。

ユーロ導入に伴う旧通貨の廃止直後でしたので

廃業した両替商の店舗が国境沿いにゴーストタウンのように並んでいたのが印象的でした。

 

15060400021

 

 

リスボンです。酒屋をめぐり、夜は店から洩れるファドを聴きました。

ソラール・ド・ヴィーニョ・ド・ポルトという国営のポートワイン専門のバーがあります。

アルファという高速鉄道に乗れば、快適に3時間ほどでポルトです。

 

15060400017

 

ドウロ川から見た美しいポルトの街。

 

15060400018

 

対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアです。ポートワイン各社の熟成庫が並びます。

観光名所になっており、たくさんの生産者を訪ね見学・試飲させていただきました。

 

15060400019

 

市街に戻って坂道の路地を散策します。

 

15060400015

 

酒屋にはポートワインのブランデーが並びます。

まだユーロにエスクードが併記されています。

 

15060400014

 

100年以上前の路面電車が現役で働く、黄昏の街です。

 

vinologia

 

おすすめのポートワイン専門店、Vinologiaです。

ポートワインに魅了されてポルトに移住したフランス人、ジャン・フィリップ氏の店です。

滞在中毎日通いました。

 

多彩なタイプのあるポートワインの全体像を知り、その多様性を楽しむための

テイスティング・セットが充実していて、丁寧に解説していただけます。

 

ホワイト・ルビー・LBV・トゥニー・コリェイタと、タイプの特徴を知るためのセットや

ホワイトだけの生産者別6種セットなど

セミナーを受けているように、飲んで楽しみながら学べるよう工夫されています。

私のポルトの知識と技術のほとんどをジャン氏に教えていただきました。

現在当店でラムの御説明をする際にも、ジャン氏の方法を真似させていただいています。

 

パナシュカル

 

ジャン氏に御紹介いただいて、畑を見に行きました。

ポートワインの醸造所と畑は、ポルトの街の中心を流れるドウロ川の上流にあり、

世界遺産にも登録されています。

 

15060400013

 

早朝の列車でポルトを出発し

 

渓谷

 

蛇行するドウロ川に沿って、切り立った崖の上の線路を進みます。

絶景です。

 

駅

 

のどかなピニャン駅に着きました。後方の山に段々畑が見えています。

ジャン氏によれば、

「駅で待っていれば、地元の人が白タク代わりに畑まで乗せていってくれるから」

とのことだったのですが

 

事故車

 

待っていたのはこの一台。事故車の牽引中だったのでしょうか。

声をかけられて交渉し、この状態のまま狭い断崖の山道を畑まで連れて行っていただきました。

怖かったです。

 

棚

 

キンタ・ド・パナシュカルの段々畑です。

今回扱ったテイラーと同資本の、フォンセカ社の畑です。

受付でヘッドフォンセットを借りて、解説を聞きながら一人で畑を回ります。

選べる6言語のうち一つは日本語で、嬉しくなりました。

 

畑

 

最終日に、ジャン氏にお願いしてヴィンテージ・ポートを開けていただきました。

 

デキャンタ1

 

ポルトの最上級タイプであるヴィンテージ・ポートは、フレッシュな果実味が魅力ですので

グラスでは売っていません。ボトルを買わなければなりません。

貧乏旅行の予算からなんとか捻出した、それでも充分ではない私の提示額から

キンタ・ダ・ロマネイラ ヴィンテージ1985

を、選んでいただきました。

 

生産者・ヴィンテージ共に最高で、ただ今飲むにはまだ若すぎるが、

良い物を飲んだ方が経験になるから、とのことでした。

 

デキャンタ2

 

専用の器械で澱引きをします。

 

テイスティング

 

このピエロのような格好をしているのが私です。若さゆえ、お赦しください。

ピンぼけの写真で助かりました。

一人で一本飲むわけにもいかず、酔いも手伝って自然とその場の皆さんと共に飲めました。

海外でもいつも私は一人黙って飲み食いするだけですので

この日は特別な楽しい夜になりました。

 

ヴィンテージ・ポートを開けるときはいつも、この夜とこのボトルの味を思い出します。

 

 

 

 

普段は扱わないポート・ワインを開けることで

楽しい節目となり、スキルの再確認にもなりました。

ラムとウイスキーの探求が本業で、他の事に手を出す余裕はありませんが

また何かの機会に愉しめたらいいなと思います。

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

六周年記念 テイラー1960 ロングポンド1941 マッカラン12年

 

 

おかげさまで弊店も六周年を迎えることができそうです。

皆様この一年もお支えいただきましてありがとうございます。

心よりの感謝を申し上げます。

これからも末永くよろしくお願い申し上げます。

 

今年もささやかながらこの時だけの特別な美酒を3種ご用意いたしました。

本日よりの御提供です。

なくなり次第終了となりますのでご了承くださいませ。

 

036

 

ポートワイン  テイラー ヴィンテージ・ポート 1960     1600円

ラム  ロングポンド 1941  50%  ゴードン&マクファイル       15ml   1600円

ウイスキー  マッカラン 12年 43% オールドボトル  30ml  1600円

 

Taylor Vintage Port 1960 for Harrods   / 1 glass 1600 JPY

Long Pond 1941-99 /50% /Jamaican Rum /Gordon&MacPhail   / 15ml 1600 JPY

Macallan 12yo /43% /OB /bot.1980’s   / 30ml 1600 JPY

 

144

 

 

何か普段と違うものを、と今回はポートワインをご用意いたしました。

グレート・ヴィンテージ1960の名門テイラーです。

ロンドンの高級デパート、ハロッズ向けのものを、JISさんが輸入したものです。

すでに澱引きしてデキャンタに移してあります。

 

早速テイスティングいたしましたが、素晴らしい熟成状態です。

55年の時を経て、なおフレッシュな果実味と洗練された甘みを保っています。

私も1960を口にするのは、生産地のポルトを訪れた2002年以来です。

 

ポートをお飲みにならない方も是非試してみてください。

きっと気に入っていただけると思います。

 

 

ラム・ウイスキーともに良い時代の美酒をご用意いたしました。

また追って各ボトルのご説明をさせていただきます。

 

本日より6月16日まで、とさせていただきたいところですが

16日が定休日ですので、6月15日月曜日までの御提供といたします。

それ以前でも無くなり次第の終了です。

特にポルトは数日で売れてしまうかもしれませんのでお急ぎくださいませ。

当日の5月30日にはグラスのシャンパーニュもご用意いたします。

 

 

 

198

 

 

今年から7時開店となり

この季節は窓外が明るいうちからの営業になります。

先斗町の瓦屋根から鴨川、祇園、東山と馴染みの場所ですが新鮮な風景です。

東山に見える大きな三角形は、2019年まで大修復中の知恩院御影堂の覆屋です。

 

まだまだこれから先も新しい景色が見られるのでしょう。

楽しみです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

KINKOさんのボウモア ヴィーナス・リザーヴド

 

 

開封いたしました

ボウモア 1994 18年 55.4% アベイヒル  キンコー

Bowmore 1994 /18yo /55.4% /Abeyhill for Kinko,Satsuma Japan

F 1800 / H 1000

 

054

 

鹿児島で精力的に独自のリリースをされている酒のキンコーさんから

美しいラベルのボウモアが届きました。

ヴィーナス・リザーヴドと名付けられています。ウルビーノのヴィーナスですね。

 

開栓から強めのスモークと若く青い香りです。

時間の経過とともにフレッシュなグレープフルーツの香味が出てきます。

徐々に変化して様々な面を見せてくれる、

90年代のボウモアの魅力をよく具えています。

おすすめです。是非お試しくださいませ。

 

028

 

こちらも開封しています

リープフロッグ 1987-99 46% マーレー・マクダヴィッド

Leapfrog (Laphroaig) 1987-99 /46% /Murray McDavid

H 1100 / F 2000

 

LEAPFROG(跳び蛙)と表記されていますが中身はLAPHROAIGだそうです。

アナグラムにもなっていませんが、何か蒸留所名を出せない事情があったのでしょうね。

80年代らしい、果実香豊かで旨味たっぷりの柔らかいラフロイグです。

 

 

085

 

今回売り切れたのは、パーフェクトドラムと信濃屋さんの93ボウモアと

ダンカンテイラーのスキャパ77、GMのロングモーン73でした。

 

例年の事ながら、気温が上昇するとアイラモルトの御注文が顕著に増えてきます。

また出来るだけ良いものを御用意させていただきます。

 

 

 

 

087

 

三条大橋東詰めの定家葛が満開です。

その蔓を定家の情念に見立てて名付けられたのですが

小さな白い花弁は愛らしく、香りも爽やかです。

 

昨夜は白川で今年最初の蛍を見かけました。

京都にも夏が近づいています。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ロングモーン1969-2002 33年 ピアレス・コレクション

 

 

開封いたしました

ロングモーン1969-2002 33年 ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション

Longmorn 1969-2002 /33yo /40.1% /#2947 /161bts /Duncan Taylor Peerless Collection

H 2100 / F 4000

 

024

 

長期熟成のロングモーンを開封いたしました。

ダンカンテイラー社の初期ピアレス表記のボトルです。

ピアレスの60年代ロングモーンは初めて扱います。

 

ボトラー色の強い内容で、GM社のケルティックとは全く異なる香味です。

ピアレスの60年代ボウモアにしか感じないような

トロピカル・フルーツの香りを開封から強く放っています。

 

40.1%でボディは細めですが

蒸留所とボトラーのハウススタイルの長所がうまく合致して

期待以上の内容になっています。

これは素晴らしい。おすすめです。

是非お試しくださいませ。

 

171

 

こちらも開封しています

グレンゴイン 17年 90年代流通品 H 1100 / F 2000

グレンドロナック 1995-2014 18年 リカーズハセガワ・キンコー・信濃屋 H 1100 / F 2000

 

グレンゴインはもう古酒の風味も感じられる上品な美酒で

三社合同のドロナックはオロロソ樽熟成の複雑な香味ながら

濃厚過ぎず、春らしいさらりとした飲み心地です。お試しください。

 

023

 

今回売り切れたのは古いオーバンとGMのグレンアギー68、土屋さんのトマーチン76です。

オーバンの麦質の良さとアギーの果実香は特別でした。

また同等のものを御提供できますよう努力いたします。

 

 

 

 

 

京の桜ももう終わりの季節です。

今年は激しい花散らしで、良い時期はあっという間でした。

先の休日も桜見の散策をいたしました。

 

093

 

東寺の夜間参拝に行ってまいりました。

闇に浮かぶ見事な不二桜と五重塔は幻想的な光景です。

夜の立体曼荼羅も拝観できます。

 

195

 

真夜中の弥次さん喜多さんに桜花の傘。三条大橋です。

 

157

 

平安神宮神苑です。今年のJRのCMだったそうです。残念ながら京都では流れません。

神苑の八重紅枝垂れは遅咲きです。染井吉野が散った後は神苑を訪ねてみてください。

栖鳳池の水鏡に映る泰平閣夕景。

 

210

 

当店から数軒南に下った土佐藩邸跡の立誠校に、御衣黄という珍しい桜があります。

色素の薄い黄緑の花です。これも遅咲きで、昨夜もまだ満開でした。

これから花弁に紅が入り、散っていきます。

 

 

068

 

哲学の道近くの穴場、桜花苑です。

ほとんど人の姿無く、落花も美しいままです。

 

今年の桜はこれまでにいたします。

また来春が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

京都フェス出展 Nine Leaves + Rum and Whisky

 

 

2月より開店時間が19時になりました。

お食事の後にもお立ち寄り下さいませ。もちろんフェス当日も営業いたします。

 

いよいよ明日はウイスキーフェスティバル京都です。

ナインリーヴスの竹内義治氏より、会場で無料テイスティングしていただくボトルと

配布するパンフレットをお預かりいたしました。

 

164

 

 

Nine Leaves + Rum and Whisky というブースを出展いたします。

 

滋賀県産ラム・ナインリーヴスの無料試飲と

京都のバー・ラムアンドウイスキーの選んだ興味深いラムとウイスキーの有料試飲。

という内容です。

 

残念なことに生産者の竹内氏がお越しになれないということで

僭越ながら私が代理でブースを担当させていただきます。

 

ナインリーヴスの蒸留所は滋賀県大津石山にございます。

京都との県境まで数百メートルの場所ですから、お膝元といっていいでしょう。

 

国際的なご当地商材として、

例えばラグジュアリーホテルのシグネチャーカクテルの素材などにも

使っていただけるのではないかと思います。

是非会場でお試しいただいて、その大きな可能性を体感してくださいませ。

 

また翌2月23日発売の美食誌“あまから手帖”3月号に

竹内氏のインタビューが6ページ掲載されます。

ラム造りを始められた理由の

心情的な部分が語られています。こちらもご覧下さいませ。

 

 

113

 

有料試飲のラムは、3種×10mlのRum/Rhum/Ronテイスティング・セットです。

ウイスキーの会ですから、単発でのレアボトルの出品よりも

ウイスキー愛好家の皆様に、ラムの多様性に触れていただいて

虚心にご判断いただけるような組み合わせにいたしました。

セットで500円です。原価よりも随分お得になっています。

 

プラカップ3つをお持ちいただくことになり、

申し訳ないのですが

是非お試しいただきまして

お口に合いますかどうかご確認下さいませ。

私論ですが“ラム・テイスティングの楽しみかた”の小文も共にお渡しいたします。

 

デュワー・ラトレーのポートモラント1999・ラモニーXO・ロンセンテナリオ30年のセットです。

 

137

 

ウイスキーは前回御紹介いたしましたように

ボウモア1971とラガヴーリン1985の21年と

宝酒造白河30年を有料試飲で出品いたします。

 

特にラガヴーリンは、リリース当時とはまた違う熟成感が感じられるようになり

果実の香りも素晴らしく、プラカップでも充分堪能できる個性がございます。

ボウモアはトロピカル・フルーツの香りが出てきています。

是非お試し下さい。

 

 

006

 

 

会場となる平安ホテルは、本格的な日本庭園のある京都らしいホテルです。

周辺の観光名所は、まずなんと言ってもホテル正面の京都御苑です。

御所内部の見学は事前予約が必要ですが、公園としての御苑を散策していただけます。

写真は2日前の御苑梅林です。少しですが咲き始めていますね。

会場から南に徒歩2分、禁門の変で有名な蛤御門から入ったところにございます。

 

喫茶は北に徒歩3分ほどで虎屋菓寮、15分ほどで俵屋吉富の京菓子資料館もあります。

美術鑑賞なら同志社大学を越えて、

相国寺の承天閣美術館が徒歩圏内でロケーションも良くおすすめです。

それぞれ営業時間などご確認のうえ、お訪ねください。

さらにタクシーを使えば平安神宮や銀閣寺、二条城など多くの有名社寺にすぐの好立地です。

この機会に京都観光もお楽しみ下さいませ。

 

ではWhisky Festival 2015 in Kyotoの会場にてお待ち申し上げます。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

京都フェス出展ボトル ボウモア1971 21年 & ラガヴーリン1985 21年

 

 

2月より開店時間が19時になりました。

お食事の後にもお立ち寄り下さいませ。

 

開封いたしました

ボウモア 1971 21年 43%

Bowmore 1971 /21yo / 43% /OB

H 2600 / F 5000

ラガヴーリン 1985 21年 56.5%

Lagavulin 1985-2007 / 21yo /56.5% /OB

H 2600 / F 5000

 

029

 

 

2月22日のウイスキーフェスティバル京都の出展ボトルを先行で開封いたしました。

本日より弊店にてご提供いたします。

その後フェス会場にて、どちらもハーフショット(15ml)2000円にてご提供いたします。

 

会場ではプラカップでの立ち飲みになります。

当日お越しいただけない方や

テイスティンググラスでゆっくりと変化を愉しみたい方は

是非それまでにお試し下さいませ。

 

ボウモアはその最大の魅力である洗練された複雑さの極み。

ラガヴーリンは強烈に個性的で忘れられなくなる一杯です。

もし当日までに売り切れになりましたら、また別の同等のボトルを出展いたします。

 

 

064

 

 

もう一本、国産のウイスキーより

京都に本社をもつ宝酒造さんが、かつて運用していた福島県の白河工場の

30年オーバーの古酒をハーフ1000円にて出展いたします。

 

随分前に量り売りのフォムファスさんで購入した物です。

55%で、1960年代後半蒸留の樽出し原酒ということでした。

 

白河工場は1939年に大黒葡萄酒が設立し、1947年に宝酒造が買収。

同社キング・ウイスキーの原酒生産拠点として稼動。

2003年3月に生産再編のため閉鎖、更地になっていたのを震災後仮設住宅用地として使用。

昨年3月に跡地を宝酒造から白河市に寄贈されたそうです。

 

その歴史に価値のあるボトルですが、長期熟成で味もおいしいですよ。

貴重な日本の閉鎖蒸留所の原酒を、是非京都でお試し下さい。

どのボトルも無くなり次第終了です。

 

今回はフェス出展のウイスキーを御紹介いたしました。

Nine Leavesと弊店の選んだラム酒につきましては次回以降に掲載いたします。

ウイスキーフェスティバル京都に、是非お越し下さいませ。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

年末のご挨拶 ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

 

 

開封いたしました

ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス  スコッチモルト販売

Brora 1981-2004 /23yo /46% /Celtic Cross /Scotch Malt Sales,Japan

H 1500 / F 2800

 

032

 

本年最後の開封ボトルとなるでしょう、希少な閉鎖蒸留所のブローラです。

スコッチモルト販売さんのケルティック・クロスのシリーズです。

ラベル中央のケルト十字が印象的です。

 

柔らかく甘いフルーティー・シェリーです。

やや濃いめの深い香味ですが嫌味なく滑らかで、お疲れの時にもおすすめできます。

是非お試し下さいませ。

ブローラは他にオフィシャル30年の3rdとダンカンテイラーの1981も開いています。

 

 

172

 

今回売り切れたのはカラトのアードベッグ1974とGMリザーブのロングモーン1969、

Kinkoさんのベンリアック1976とザ・ボトラーズのポートエレン1979、

マスターピースのボウモア1993でした。

さすが年末は良いボトルが動きます。

 

ポートエレンは新たにOMCの83を

ボウモアは65年頃蒸留の21年50度を開けました。

ロングモーンは65・66・68・71・73と開いています。

ご用命くださいませ。

 

086

 

本日より御提供のシャンパーニュも揃いました。

日替わりの銘柄をグラスでお楽しみいただけます。

年越しらしいことはこれくらいですが

当店でシャンパーニュをお出しするのはこの時期だけですから、気分転換にいかがでしょうか。

 

 

いよいよ年の瀬です。

皆様に支えていただいて、なんとか年を越すことができそうです。

心より御礼申し上げます。

 

当店の窓から望む知恩院の三門は未だ修復工事中です。

年末の中継には間に合いそうもありません。たまにはそれもいいでしょう。

それでは今宵も皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

ロングモーン 1968-2009 40年 GM for JIS

 

 

“ラムの販売技術と実践的分類法についての講習”(再講)

11月26日水曜日 受講申し込み受付中 詳細はこちら

まずは京都から、どのお店でも美味しいラムをお飲みいただける環境造りが目的です。

どうか同業の皆様ご助力下さいませ。おすすめのラム酒を試飲していただけます。

 

 

開封いたしました

ロングモーン 1968-2009 40年 54.9% GM for JIS

Longmorn 1968-2009 /40yo /54.9% /#5270 /95bts /GM “Book of Kells” for JIS

H 1600 / F 3000

 


 

京の秋も深まり、紅葉の美しい季節になってまいりました。

金風吹く頃にはよく熟したウイスキーが飲みたくなります。

 

朝の連続ドラマ、マッサンも好調のようで

私はテレビが無くて見られませんが、毎週お客様からあらすじを教えていただいています。

回想シーンでマッサンこと竹鶴青年が

ロングモーンと思わしき蒸留所で土下座をして造りを教わる場面があったようです。

劇中ではロンモート蒸留所という名前だったようですね。

 

ケルティック・ラベルの60年代ロングモーンといいますと

濃厚シェリー・カスク熟成のものがまず思い浮かびますが

こちらはリフィル・アメリカン・ホグスヘッド樽です。

 

ベリーの香りのビター・スウィート・タイプではなく

白い花とパッションフルーツ、洋梨の爽やかな香りに

麦と古木、僅かにおしろいのような風味もあり艶っぽく華やかです。

 

同時代のロングモーンの中でも特に秀でた品質の一本かと存じます。

絶品です。是非お試し下さいませ。

 


 

こちらも開封しています。

秋らしい落ち着いた香味の2本です。

カーデュとブルイックラディ、どちらも90年代の流通品です。

 

Cardhu 12yo /43%   F 1500 (H 900)

Bruichladdich 10yo /43%   H 1100 F 2000

 



 

今回売り切れたのはハートブラザーズのボウモア1968と

ロンバードのラフロイグ1976でした。

どちらも素晴らしく

特にラフロイグはあまり話題にならないボトルですが、果実香豊かな傑作の一本でした。

 

 

 

 


 

これもお客様に教えていただき

マッサンのロケ地、左京区の駒井家住宅に行ってきました。

昭和2年にヴォーリズの設計で建てられた洋館です。

 

昭和天皇にも教授されたという京大の生物学博士、駒井卓氏の旧私邸で

現在は京都市指定有形文化財になっています。

 

エリーさんこと竹鶴リタさんのスコットランド、カーカンテロフの実家の場面の

撮影に使用されたようです。

カーカンテロフはどんなところか、昔は本で読んで想像するばかりでしたが

今はKirkintillochと打ち込めばストリートビューも見られる時代です。

 

かつて近くの一乗寺に住んでいた頃はよく前を通っていましたが

当時はどういう謂れの建築かは知らずに見ていました。

その頃はすぐそばに豚舎があり、周囲に独特の雰囲気がありましたが

今はそれもマンションになり、疎水沿いの桜も美しい高級住宅街になっています。

 

週末に内部の公開をしています。

紅葉の散策の寄り道にいかがでしょうか。

近くには芭蕉ゆかりの金福寺や詩仙堂、曼殊院などがございます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

タリスカー 1986-2007 GMシークレット・スティル

 

 

開封いたしました

アイル・オブ・スカイ(タリスカー)1986-2007 45%  ゴードン&マックファイル シークレット・スティル

Isle of Skye(Talisker)1986-2007 /45% /#1361-1363 /1860bts

First Fill Sherry Butts /Secret Stills /Gordon&MacPhail

H 1100 / F 2000

 


 

写真後方のウイスキーフェアのタリンブルグ1982 #2545が空きましたので

新たに開封いたしました。

英国の老舗ボトラー、ゴードン&マクファイルのシークレットスティル・シリーズのタリスカーです。

蒸留所名はもちろんシークレットなのですが、アイル・オブ・スカイと明記されています。

スカイ島には蒸留所が一つしかありませんから・・

 

ファーストフィル・シェリーの3樽バッティングという贅沢な造りです。

タリスカーのやさしいスモークとしっかりした旨味に

上質なシェリー樽の甘みがとても自然になじんで、一体感があります。

スパイスや岩塩を上手に使ったモダンな焼き菓子のようです。

 

極上の食後酒としておすすめいたします。

是非お試し下さいませ。

 


 

こちらも開封しています

グレンドロナック 1990-2014 23年 53.1% #2190 メモリーズ・オブ・スコットランド

H 1100 / F 2000

マッカラン グランレゼルバ 12年 45.6%

F 1800 / H 1000

 

どちらも秋冬仕様の濃厚なウイスキーです。

ドロナックはファーストフィルのペドロヒメネス樽、マッカランはファーストフィルのオロロソ樽です。

今や入手困難なボトルです。I様ありがとうございました。

 


 

今回売り切れたのはセスタンテのグレンアルビン1963、エイコーンのカリラ1995とラフロイグ1994

信濃屋のラフロイグ2006です。

グレンアルビンは記憶に残る傑作でした。

セスタンテのボトルも少なくなってきましたが、ミルバーン1971などよく開いて絶品になりました。

 

この夏もスモーキーなウイスキーをたくさんお飲みいただきました。

しかし近年ボトラー物のアイラは高騰激しく

もうこれまでのようにオフィシャル同様の価格で入手し御提供することが困難になりました。

 

蒸留所が原酒を売らなくなったのでしょうか、

すでに流通における役割を終え、多くのボトラーは生産者へと転身しつつあります。

日本では90年代中盤から始まり、ずっと続くかと思っていた“ボトラーの時代”の終焉を感じます。

ちょうど自分の飲酒歴と重なったため、寂しくも感じますが

ウイスキーに比べれば儚い人生の中で、時代の変化を見られたことには興奮を覚えます。

 

 

 

 


 

先週落慶し公開されたばかりの青龍殿に行ってきました。

東山の山頂にあり、当店からもよく見えます。

建物はちょうど100年前に造られた平安道場を移築した勇壮なものです。

落慶記念に青蓮院秘蔵の国宝、青不動を開帳しています。

 



 

建物の裏は京都市街を一望できる大舞台となっています。

清水さんの5倍程の大きさだそうです。

まだ建材が新しく、移築部分と違和感がありますがじきに馴染むでしょう。

年末まで夜間ライトアップをしていますので、夜景鑑賞にも良いのではないでしょうか。

青蓮院前からバスの送迎があります。防寒してお出かけ下さい。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

TOP