2013年 6月 の記事

ラフロイグ 10年 90年代初頭流通品

 

 

開封いたしました

ラフロイグ 10年 90年代初頭流通品

Laphroaig 10yo /43% /DB /bot. pre 1994

H 1200 / F 2200

 



 

暑くなって参りました。

毎日モヒートとハイボールをお作りしておりますが

一息つかれた後には

この時期にもふさわしいアイラの短期熟成品の古酒はいかがでしょうか。

 

ラフロイグは1994年にチャールズ皇太子が蒸留所を訪問して御用達とし

それ以降はラベルに“プリンス・オブ・ウェールズ”の紋章が入ります。

このボトルはそれ以前のもので

イタリア向けにチンザノ社が輸入したものです。

 

ラフロイグは70年代はもちろん

80年代蒸留にも驚くほどフルーティーなものが散見され

このボトルにもそういった樽がヴァッティングされているように思えます。

程よいスモークと潮気の後に

ほのかにフルーティーな余韻が心地良いです。

水割りにすればより引き立ちます。

 


 

 

その他の入荷品です

Laphroaig 1983-99 /52.1% /Mackillop’s Choice     H1000 / F1800

Laphroaig 2006-13 /6yo /59.0% /The Cooper’s Choice , Shinanoya

Islay Blended Malt 2001-07 /46% /Acorn

Islay Blended Malt 2001-07 /62% /Acorn     F1200 (H800)

 

マッキロップ・チョイスは抑えたスモークと熟成感、果実香の萌芽が魅力

信濃屋さんの2006はしっかり樽が効いていて若さを補っています。甘くてスモーキーです。

エイコーンさんのブレンデッド・モルトは懐かしいボトルです。

ラベルの判じ絵を解くと混和されている3種のアイラ・モルトがわかります。

特に46%はスモークも強く構成のバランスも良くおすすめです。

 


 

 

今週はメニューからドリームスのロングロウとマッカランの50’sが売り切れました。

ロングロウはしばらくCVのみになります。

また涼しくなりましたら熟成感のあるものを御用意いたします。

CVもとてもおいしいですよ。ハイボールにも向いています。

 

マッカランは20’sから40’sまではまだございます。

新作もオフィシャルの限定品などで良い物も出始めているようですから

旧ボトルで繋ぐ時代もそろそろ終わるのかもしれません。

王者にふさわしい華麗な復活劇を見たいものです。

 

 

四周年記念テイスティング・セットの企画は今月中開催しております。

for Whisky Connisseurs

エイボンサイド8年 エドワルド・ジャッコーネ

ボウモア1968 25年 オフィシャル

ボウモア1968 37年 ダンカンテイラー&テイストスティル

for Rum Lovers

モンターニュ・プレ1975 シャンタル・コント

トロワリビエール1969

ケイデンヘッズ グリーンラベル デメララ15年

各15ml×3で4000円での御提供です。

無くなり次第の終了です。御了承下さいませ。

 

 

 

 

 

先日は相国寺内の承天閣美術館に若冲展を見に行きました。

小規模な展示ですが若冲の大胆さと緻密さの両極の魅力を愉しめました。

また相国寺の広大な寺域は夏空を眺めるのに最適です。

梅雨が明けたらまた訪れたいですね。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ナイン・リーヴス クリア 2013

 

新入荷です

ナイン・リーブス クリア 2013

Nine Leaves   Clear 2013 /50%

 


 

滋賀県で今年から造られ始めた、新しい日本のラムです。

3月に酒造免許を取得して初回ロットが生産された生まれたてのお酒です。

 

公式のウェブサイトに詳しく説明されています。

生産者の竹内義治氏は自動車業界から転身されたそうです。

沖縄の黒糖を原料に

滋賀県の長石鉱山の超軟水で仕込んでいます。

蒸留所もその採水地に建てられました。

滋賀も京都も広いですが

石山の音羽山系なら京都市街から山一つ越えたすぐ近くですから

勝手ながら親近感をおぼえます。

 

ポットスチルはスペイサイドの名門、フォーサイス社のものを特注されたそうです。

同社の蒸留器は多くのスコットランドの蒸留所で使われており

最近ではイチローズ・モルトの秩父蒸留所でも採用されていました。

 

香味は“本格派”の一言に尽きます。

世界のホワイトラムの中でもその品質ではカリブの仏領のアグリコールが頂点ですが

それに比肩する重厚な香味です。

むせかえるような強い黒糖の香りに

仏領のラムと同様のバナナやマンゴーのトロピカルな香りが主軸となり

特有の洋梨様の香りが包みこんでいきます。

フォーサイス社のポットスチルに由来するものか

スコッチのニューポットのようなモルティーさも感じますし

生産過程や酵母由来か、あるいは日本の風土・土壌・水が生み出すものか

日本酒の吟醸香や焼酎の初留取りの香りも感じ取れます。

特に際立ったエステリーさは

ヘッドを多く使用したロットのようにも思えます。

 

水割りで良く伸び、食中酒としての可能性も感じます。

南九州の郷土料理とよく合うでしょう。

バーではモヒートがおすすめです。

洋梨の香りがミントの青さとライムの酸をうまくつないで

仏領のもので造るより一体感があります。

 


 

素晴らしい品質のラムです。

新しいことに挑戦する勇気、実際の生産の労苦を考えますと

頭が下ります。

本物がきちんと皆様に評価される環境を醸成することが

我々提供者の役割です。

気を引き締めて精進いたします。

 

 

ラムの世界の豊饒と混沌は

いつか必ず本邦でも受け入れられ

より多くの人々がラムを飲むようになるでしょう。

それは私が案じることではないのですが

現在のモルトがそうであるように、どのバーにもラムが一画を占め

皆様が一般のバーでラムの産地による香味の違いを語る光景を

私が現役のうちに見たいという欲が出てきました。

組織への帰属と団体活動がどうしても苦手で

大きく主流となることはできませんが

微力ながら推し進めて参ります。

 

 


 

四周年記念テイスティング・セットの企画は今月中開催しております。

for Whisky Connisseurs

エイボンサイド8年 エドワルド・ジャッコーネ

ボウモア1968 25年 オフィシャル

ボウモア1968 37年 ダンカンテイラー&テイストスティル

for Rum Lovers

モンターニュ・プレ1975 シャンタル・コント

トロワリビエール1969

ケイデンヘッズ グリーンラベル デメララ15年

各15ml×3で4000円での御提供です。

無くなり次第の終了です。御了承下さいませ。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ベンリアック 1968-2003 34年 ハイスピリッツ

 

開封いたしました

ベンリアック 1968-2003 34年 ハイスピリッツ

Benriach 1968-2003 /34yo /50.4% /#2590 /410bts /High Spirits’ Collection /The Scottish Colourists

H 2200 / F 4200

 

 



 

イタリアのボトラー、ハイスピリッツ社の長期熟成品シリーズ“スコティッシュ・カラーリスツ”より

良年とされる1968年蒸留のベンリアックです。

 

開封から黄桃・白桃・シロップに漬けたパイナップル・アプリコット等々の甘い果実香が魅力的です。

2003年のリリースですから、もう10年も瓶内で眠っていたことになります。

カスク・ナンバーは2590で、シェリー・カスクから410本が詰められています。

 

改めて調べてみますと、同じナンバーで2006年にダンカンテイラー社からもリリースされています。

こちらは度数が下って47.0%、107本が詰められています。

 

同じ樽から数年経って再び詰めたにしても

30年超の熟成で517本とは一体どんな樽なのでしょうか、謎ですね。

 

近い番号の樽はハート・ブラザーズからもリリースがあり

3社での樽の融通やヴァッティング、再ナンバリングについてなど

私には不明なことが多いです。

 

ともあれ盛夏直前の最後の長期熟成品開封になるかもしれませんので

是非今のうちにお試し下さいませ。

 


 

四周年記念テイスティング・セットの企画は今月中開催しております。

 

for Whisky Connisseurs

エイボンサイド8年 エドワルド・ジャッコーネ

ボウモア1968 25年 オフィシャル

ボウモア1968 37年 ダンカンテイラー&テイストスティル

 

for Rum Lovers

モンターニュ・プレ1975 シャンタル・コント

トロワリビエール1969

ケイデンヘッズ グリーンラベル デメララ15年

 

各15ml×3で4000円での御提供です。

無くなり次第の終了です。御了承下さいませ。

 

 

これからの盛夏には

ストレートの熟成酒が重たく感じられるのでしょうか

モヒートとハイボールの御注文が多くなります。

 

それでもアイラや短期熟成品を中心に

季節感を盛り込みながらも当店らしい御提案をしていけたらと思います。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

トロワリビエール1969 モンターニュ・プレ1975 グリーンラベル・デメララ15年

 

テイスティング・セット企画も御好評をいただいております。ありがとうございます。

今回はラムのコメントです。

 


 


 

まずは存在感のあるアペリティフ、モンターニュ・プレ1975です。

開栓からアプリコット系の甘いフルーティな香りがとても華やかでしたが

時間が経つにつれハーブの香りが強くなってきました。

今はもうアマーロの古酒のようです。

口内でも徐々に甘みが抑えられて引き締まった味わいに、

しかしその複雑さはより深く増してきています。素晴らしいです。

輸入元は銀座の三美、裏書には流麗な文体で

この美酒への賛辞が謳われています。

ちょうど発売中の“ウイスキー・ワールド 2013,June”の52ページに

三美のことが載っています。

この文を書かれた美酒への情熱が、その後大きなあの実を結ぶことになるのでしょう。

 

次は今回の企画の発端となった銘酒、トロワリビエール1969です。

私にとっても憧れだった一本です。

四年目にして当店で扱うことができ、感無量でございます。

 

輸入元のジャパン・インポート・システムさんが2008年に作成した小冊子“古酒道”で

代表の田中氏がその思い入れを書かれています。

以下全文を引用させていただきます。

 



 

トロワリビエールを扱い始めてから、20年くらいたちます。

最初に始めるきっかけとなったのは、1969年の素晴らしい品質でした。

しっかりした熟成感とボディ、良質なコニャックを連想させる優雅で華やかな香りは

それまでのラムの概念を変え、

マルティニークラムの凄さを教えてくれました。

ブランデーの中のコニャックのような存在。

味わいがコニャックに似ているだけでなく、マルティニークラムの存在自体が

ラムの中で別格と思えるようになりました。

1969年のあと1975年、80年とさまざまなビンテージ品を取り扱ってきました。

最初に飲んだ1969年ほどのインパクトはないにしても、

ひとつひとつのビンテージには思い出がありました。

とても残念なことに、2000年にトロワリビエール蒸留所は火災に遭い、

古酒の樽を全て消失してしまいました。

瓶詰めされた商品だけがかろうじて難を逃れましたが、数は少なく、

市場に出回ることはほとんどなくなったのです。

2008年3月に、初めてトロワリビエール蒸留所に行きました。

なかを見学したあとに通された部屋のテーブルの上に、

かつて扱っていた全ビンテージが並んでいました。

ビンテージは1953年から始まり、もとろん1969年のなつかしい姿もありました。

垂直テイスティングをしながら、「ああ、この味だ!」と1969年に久々に再会しました。

他のビンテージとも再会を果たし、頭の中では同窓会気分でした。

マルティニーク島で熟成されるマルティニークラムは、

暖かい気候のせいでモルトの倍以上のスピードで熟成が進みます。

樽にもよりますが、10年もたてば古酒の仲間入りをするものも現れます。

私の中では69年が格別ですが、これからもチャンスはあります。

ぜひ、同じ感動を皆様にお伝えしたいと思っています。

(引用終わり)

 

野生的な獣臭に上品な香木の香りがからみ

新樽熟成のボルドーのトップ・シャトーを思わせます。

口内でも野生と洗練がせめぎ合い

フレンチ・クレオールの文化そのものの印象の縮図のようです。

素晴らしいです。

 

最後は安定のディジェスティフ、ケイデンヘッドのグリーンラベル・デメララ90年代流通品です。

香りはコーヒー、ビター・チョコレート、上質な出汁昆布。

口内では十二分に濃厚ながら過ぎることのない

稀有なバランスで最高の余韻を演出してくれます。

これも素晴らしいです。

 

誰よりも私自身が一番楽しんでいるこの企画、

皆様に是非御体験頂きたいと願っております。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ジャッコーネのエイボンサイド&ボウモア1968

 

週末は多くのお客様に御来店いただきましてありがとうございました。

周年の企画は初めてでしたので

どうなることかと思いましたが

“美酒をゆったりとした時間と共に

という当店の理念を崩すことなく

常時2・3組のお客様がいらっしゃる状況で

テイスティングに、モヒートにとそれぞれお楽しみいただけたのではないでしょうか。

中盤の少しの時間は満席となってしまい

御席をご用意できなかった皆様方、大変申し訳ありませんでした。

テイスティングのセットはまだございます。

お時間がございましたら是非またお越しいただけますようお願い申し上げます。

 

初日のテイスティング・セットの御用命は7セットでした。

ちょうど今月一杯で売り切れるくらいのペースでしょうか。

ウイスキーよりラムの方が人気なのは意外でした。

少しずつですがそれぞれコメントさせていただきます。

 


 

抜栓は先月の12日です。

状態確認とともに少し空気になじませておきました。

今は最初の飲み頃でしょうか、まだグラスの中で大きく変化する時期です。

時間をかけてお飲みくださいませ。

ジャッコーネのエイボンサイドは露払いのように書いてしまいましたが

これを白眉としてもおかしくない出来です。

古酒らしい厚みのあるボディは、とても8年物とは思わせません。

古品種の麦の旨味をそのまま液体にしたような

おいしい田舎パンのような無骨なウイスキーです。

 


 

背面のラベルです。神秘的な緑色のDTボウモアにはテイスト・スティルの表記があります。

ボウモア1968のDB・DT飲み比べは共通項、相違点が明確になります。

68ボウモアの特徴、トロピカル・フルーツの香りに加えて

DBは木香と個性的な蜂蜜のような甘い香り

DTはレモンやグレープフルーツの爽やかさとかすかなパフューム。

ボディは熟成年数からかDBがやや重く

飲み込んだ後に口内に戻る独特の熟成したピート感は共通です。

ラムはまた次回に記したいと思います。

 


 

ウイスキーのリストも好評のようです。

棚に並びきれないボトルも全て掲載いたしましたので

しばらく御注文の無かったボトルにも動きが出ます。

早速初日にグレンドロナック1964が売り切れました。

最近の70年代の高騰もあり、着目されたようです。

またこれ以上の美酒をリストアップしたいと思います。

 

そろそろ気温も上昇して盛夏が近づいてきました。

是非今のうちに長期熟成のスコッチ・ウイスキーの真髄をお愉しみ下さい。

 

 

白川ではもうホタルが飛んでいます。

昨夜は三条通りをはさんで10匹ほどが明滅していました。

最盛期には三条から北を眺めると100以上の個体の乱舞が見られます。

今から楽しみです。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

四周年記念 ボウモア1968・トロワリビエール1969

 

おかげさまで当店も四周年を迎えることができました。

毎年特別な事はしておりませんが

常には申し上げることの叶わぬ

当店を支えていただいております皆様方への心よりの感謝を

美酒の力を借りて表したいと存じます。

 

15ml×3種で4000円の特別なテイスティング・セットを2種御用意いたしました。

本日より6月中の御提供です。もしくは売り切れ次第の終了とさせていただきます。

 

for Whisky Connisseurs

Avonside 8yo /57% /James Gordon&Co. /for Mr.Edward Giaccone

Bowmore 1968 /25yo /43% /Morrison’s Bowmore Distillery Ltd.

Bowmore 1968-2006 /37yo /41.5% /#3823 /Duncan Taylor for Taste Still,Belgium

 


 

スコッチ・ウイスキーの愛好家の方へ

まずはジャッコーネのエイボンサイドからスタートしていただきます。

Single Highland Malt表記で中身はリベットかと噂されるボトルです。

余計な香味の無い骨太なウイスキーを基準点にしていただきたいと思います。

少し塩分も感じられ、舌を活性化してくれます。

 

そしてボウモア1968ビンテージの比較テイスティングです。

オフィシャルからはモリソン・ボウモア時代最後の25年物

ボトラーズ代表はダンカンテイラーとテイストスティルのダブルネームです。

 

DB25年は94年のサントリーへの売却を控えて

多くの長期熟成品が樽払いされた年のものです。

ブラック・ボウモアや30周年の伝説的なボトルと同時期のリリースとなります。

トロピカル・フルーツの香味に重厚な樽由来の甘栗のような香ばしさが重なる

元詰めならではの風格ある一本です。

 

60年代ボウモアのボトラーの代名詞ともいえるダンカンテイラーより

超長期熟成の37年物

さらにベルギーのテイストスティル向けのボトルは選りすぐりのものです。

トロピカル・フルーツの香味に爽やかなグレープフルーツの酸味とラベンダーの香気が重なる

同社ならではの気品に満ちた一本です。

 

 

 

for Rum Lovers

Montagne Pelee 1975 (Depaz) /45% /Chantal Conte

Trois Rivieres 1969 /45%

Green Label Demerara Rum 15yo /46% /Cadenhead’s /bot.90’s

 


 

ラムを愛する皆様へ

90年代流通の古酒3種のセットです。

海外在庫からではなく全て当時国内に入ったもののデッドストックです。

 

まずはカリブ海の仏領マルティニークより、蒸留所を代表するビッグ・ビンテージ2本です。

シャンタル・コントのモンターニュ・プレ1975は島北部のドゥパズ蒸留所のものです。

ドゥパズは特に香りの良さとボディの繊細さには定評があり

熟したアプリコットの複雑な甘い香りとシャルトリューズのような上品な薬草の風味が愉しめます。

 

そして島南部からは今回の目玉、トロワリビエール1969です。

現在の日本のラム業界を牽引するJISの田中社長は言います。

「人気の出てきたマルティニーク・ラムですが、その始まりは一本のボトル“トロワリビエール1969”からでした。」

この20年で拡大したラム市場の原動力となったボトルです。

氏が蒸留所で体験された50年代以前の古酒と比しても最上とするビンテージ、是非お試しを。

 

最後はケイデンヘッドのデメララです。

このグリーン・ラベルは今も仕様を変えて発売されていますが

90年代のこのボトルは特別な良品です。

ビター・チョコレートやエスプレッソの苦味に干した海草の潮気と旨味が渾然一体となっています。

長い余韻と充足感に必ずやご満足いただける逸品です。

凝縮された濃密な味わいですので最後にお試しいただくことをお勧めいたします。

 

 

極上の美酒のみ6種集めました。

こういった試みは初めてですから

すぐ売り切れるものか、そうではないのか、私も全く予想がつきません。

今後入手困難なものばかりですので

普段御愛顧をいただいております皆様方には是非とも味わっていただきたいですし

これからのお若い方にも体験していただきたいと思います。

どなた様もお申し付け下さいませ。

 


 

また暗い店内でもお選びいただきやすいように

モルト・ウイスキーのリストを作成いたしました。

全商品と価格が掲載されています。

新入荷など常時更新していきたいと思っております。こちらもご活用下さい。

 

 

このような我侭勝手な当店を温かくお見守り下さいまして誠にありがとうございます。

これからも長く続けていけますよう精進いたします。

末永くよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

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