カテゴリー : ラフロイグ

ラフロイグ 1990 ジョン・マクドゥーガル

 

 

開封いたしました

ラフロイグ 1990 ジョン・マクドゥーガル  キングスバリー

Laphroaig 1990 /54.1% /John McDougall /Kingsbury

H 1100 / F 2000

Twitterはじめました。

 

010

 

数多の蒸留所長やブレンダーを歴任された

スコッチ・ウイスキー界の重鎮、ジョン・マクドゥーガル氏の選んだラフロイグです。

氏がラフロイグのマネージャーを務められたのは1970-74年だとラベルにありますから

高名なベッシー・ウィリアムソン女史と共に指揮を執ったのですね。

 

このボトルはおそらく2005年頃に詰められた物で

度数違いで二種出ていたものの一つです。

 

スモークと旨み、熟成感のバランス良く

ミネラル豊富なおいしいラフロイグです。

 

年の瀬も迫り、バイセンテナリ・イヤーもあとわずかです。

是非今年のうちに様々なラフロイグをお楽しみくださいませ。

 

 

035

 

今回売り切れたのはGMのロングモーン68、プレストンフィールドのボウモア10年

ラフロイグのスモールレッド15年、ネクターのトマーティン76

シルバーシールのクライヌリッシュ84などでした。

ロングモーンはしばらく欠品します。また良い物をご用意いたします。

 

 

 

 

 

今年の紅葉は前評判通り今一つですが

その分わずかながら例年より人出が少ないように感じます。

金戒光明寺や曼殊院、随心院に毘沙門堂などは

意外と空いていることも多く、お勧めです。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)  Twitter
604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

エドラダワー10年 90年代流通品 祇園祭の終わり  

 

 

祇園祭も終わり、もう八月です。

台風に熱波にと、いろいろございましたが今年も無事に執り行われました。

 

開封いたしました

エドラダワー10年 90年代流通品

The Edradour 10yo /40% /bot.90’s

H 1300 / F 2400

 

112

 

久々にトール瓶のエドラダワーです。

90年代の流通品です。

濃厚な甘い香味はブラインドでも外しようがありません。

 

左は以前、蒸留所でお土産に購入したエドラダワーのファッジの空き缶です。

さくさくとした食感の、練乳とキャラメルの菓子は

液体をそのまま固めたような、ウイスキーと全く同じ味わいでした。

 

唯一無二の個性あるシングルモルトです。

是非お試しください。

 

 

 

 

 

エドラダワー蒸留所を訪れたのは2000年のことです。

オークニーから路線バスを乗り継いで一気に南下して

ミッド・ハイランドのピトロッホリーに滞在しました。

英国人の避暑地として知られる美しい町です。

 

町外れにブレア・アソール蒸留所があり

さらに進むと森に入るトレッキング・コースになります。

渓流や小さな滝を楽しみながら歩いていくと

木々の途切れた高台にエドラダワーがあります。

 

白壁に赤い木の扉が映える、小さな可愛らしい蒸留所です。

行楽客も見学に訪れていて、穏やかな時間を過ごせます。

 

近くの村にはピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターの幼少期の邸宅があり

バスで訪問、見学できます。

私が訪れた日は、たまたま復活祭の当日で

庭に隠されたたくさんのイースター・エッグを探す子供たちであふれていました。

 

 

 

222
 

今回売り切れたのはエクスチェンジのBW1とラフロイグの旧ラベルです。

盛夏にはやはりアイラが人気ですね。

 

 

 

 

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 大役を終えて八坂神社に帰還した神輿  祭の終わり

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

アードベッグ1992とダヴィンチの“糸巻きの聖母”

 

 

おかげさまで六周年記念祭も無事終了いたしました。

御来店いただきました皆様ありがとうございました。

 

開封いたしました

アードベッグ 1992 10年 ダグラス・オブ・ドラムランリグ

Ardbeg 1992 /10yo /45% /Douglas of Drumlanrig

H 1100 / F 2000

 

005

 

土と煙、期待通りの強い香味が湧き上がる短期熟成のアードベッグです。

梅雨時に、刺激的でおいしいアイラ・モルトです。

 

 

先日のニュースで、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画“糸巻きの聖母”(糸車の聖母)が

来年の一月に、日伊国交樹立150周年を記念して初来日すると報道されました。

現存作品の少ないダヴィンチを、日本で見られる機会は稀です。

 

それを許可した所有者バクルー公爵の居城が、このラベルのドラムランリグ城です。

かつて絵はこの城内で展示・公開されていました。

バクルー公は英国内最大の土地所有者としても知られる富豪です。

 

2003年8月27日、観光客を装った二人組により、展示中のこの絵が強奪されます。

評価額70億円以上ともいわれる大盗難劇は、当時世界に報道されました。

このボトルが日本に紹介されたのはそのしばらく後のことです。

 

当時の輸入代理店の案内文によると、盗難に失意の9代目バクルー公が

本来プライベートなものだったウイスキーコレクションの放出を決め

原酒の選定にも自ら関わっていたそうです。

また、

「少しでも多くこのウイスキーを日本の皆さんに買って頂き、損失を取り戻したい」

とメッセージを出されたとのことです。

 

公の資産規模を考えますと、ちょっと鵜呑みにはできない話にも思えますが

広告のストーリーとしては面白いですね。

 

その後、2007年に絵はグラスゴーで発見・保護され、公爵家に返還されますが

そのわずか一ヶ月前に9代バクルー公は亡くなっており

現在は子息が第10代当主となっています。

今回の来日を許諾したのはこの10代目です。

 

旧来“糸車の聖母”とされた呼称が、今回の来日では“糸巻きの聖母”で統一されています。

後者で検索するとほぼ来日決定以降の記事しかヒットしません。

“糸車の聖母”で検索いたしますと、真贋論争含めてネガティブな記事も多く出ますので

その検索対策として邦題を変更したのかな、と思うのは

少し穿った見方でしょうか。

 

ともあれ貴重な文化財の来日です。

江戸東京博物館での公開だそうですが

機会があれば見てみたいと思います。

 

このボトルはダグラス・レイン傘下のラングサイド・ディスティラー社よりの販売で

現在同ブランドはハンター・レイン社が保有しているようです。

 

 

053

 

もう一本、こちらはグレンギリーの1968蒸留、36年物です。

ラム樽後熟で樽出しの55.9%です。長期熟成の魅力を愉しめます。

 

067

 

アードベッグとラフロイグの創業200周年記念ボトルも開いています。

この機会にお試しください。

 

 

 

 

 

 

近くの京都市美術館でルーヴル展が始まりました。

ダヴィンチと同じく現存する真作の少ないことで知られる

フェルメールの作品が来ていて、人気です。

平日の午後に訪れましたが

まだ人少なでしたので今のうちに是非。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

KINKOさんのボウモア ヴィーナス・リザーヴド

 

 

開封いたしました

ボウモア 1994 18年 55.4% アベイヒル  キンコー

Bowmore 1994 /18yo /55.4% /Abeyhill for Kinko,Satsuma Japan

F 1800 / H 1000

 

054

 

鹿児島で精力的に独自のリリースをされている酒のキンコーさんから

美しいラベルのボウモアが届きました。

ヴィーナス・リザーヴドと名付けられています。ウルビーノのヴィーナスですね。

 

開栓から強めのスモークと若く青い香りです。

時間の経過とともにフレッシュなグレープフルーツの香味が出てきます。

徐々に変化して様々な面を見せてくれる、

90年代のボウモアの魅力をよく具えています。

おすすめです。是非お試しくださいませ。

 

028

 

こちらも開封しています

リープフロッグ 1987-99 46% マーレー・マクダヴィッド

Leapfrog (Laphroaig) 1987-99 /46% /Murray McDavid

H 1100 / F 2000

 

LEAPFROG(跳び蛙)と表記されていますが中身はLAPHROAIGだそうです。

アナグラムにもなっていませんが、何か蒸留所名を出せない事情があったのでしょうね。

80年代らしい、果実香豊かで旨味たっぷりの柔らかいラフロイグです。

 

 

085

 

今回売り切れたのは、パーフェクトドラムと信濃屋さんの93ボウモアと

ダンカンテイラーのスキャパ77、GMのロングモーン73でした。

 

例年の事ながら、気温が上昇するとアイラモルトの御注文が顕著に増えてきます。

また出来るだけ良いものを御用意させていただきます。

 

 

 

 

087

 

三条大橋東詰めの定家葛が満開です。

その蔓を定家の情念に見立てて名付けられたのですが

小さな白い花弁は愛らしく、香りも爽やかです。

 

昨夜は白川で今年最初の蛍を見かけました。

京都にも夏が近づいています。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ラフロイグ 15年 オールドボトル

 

 

本日より通常営業です。

 

年末年始の営業を終えて、振り替え休業をいただきました。

京都は元日・二日と記録的な降雪に見舞われましたが

雪慣れした地域からのお客様が続いて

楽しく過ごさせていただきました。

 

開封いたしました

ラフロイグ 15年 オールドボトル

Laphroaig 15yo /43% /75cl /OB /Pre Royal Warrant

H(15ml)  2100 jpy / F(30ml)  4000 JPY

 

198

 

年始めの開封は、なにか2015年にちなんだ物をと思い

ビッグ・レッドとはいきませんでしたが少し古いラフロイグ15年にいたしました。

1990年前後の流通品でしょうか。

 

やや過熟気味のりんごのような深みのあるフルーティーな香味と

やわらかく練りこまれたスモークは現行品と異なります。

往時のスタンダード品としては少し高額になってしまいましたので、

上記価格をご確認の上で良しとされましたら御注文下さいませ。

 

今年2015年は1815年創業のラフロイグ蒸留所の200周年にあたり

記念の行事や特別なボトリングが期待されています。

目を見張る品質のとっておきの樽払いも楽しみですし

皆様とともに乾杯して祝えるような普及品も出していただけると嬉しいですね。

 

スモーキー・ウイスキーのもう一方の雄・アードベッグも今年200周年です。

プロモーションには定評のあるモエヘネシー・ルイヴィトン・グループですから

こちらも楽しみです。

ラフロイグも昨年の巨大買収でサントリーさんの傘下に入りましたので

広告の上手さで負けはしません。

 

227

 

現在開けているオフィシャルのラフロイグたちです。

同じ10年でも時代やロットが違うと香味が違います。

 

現行品もリッター瓶がおいしい、43%がおいしい、などいろいろ言われますが

私見では単にロット差があるだけなのではないかなと思っています。

長期に広範に観測して結論を出された方がいらっしゃったら、お聞きしてみたいですね。

 

259

 

今年最初に売り切れたのはクーヴレーさんのベレ・バーレイ14年でした。

よく熟したウォッシュ・チーズのような香りすらする

超個性的な一本でした。故人を思い出させました。

 

 

123

 

正月は60年ぶりの大雪で、京都は麻痺しました。

歩く人もいない吹雪の中、長野より久しい方に初来店していただきました。

15年前、偶然アイラ島でお会いして、ラフロイグの蒸留所見学を御一緒した方です。

この程度の雪はなんでもないですよ、とさすがの余裕で

次のバーへとはしごに向かわれました。

 

写真は一夜明けて、三条大橋から四条方面を望む鴨川雪景です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ロングモーン 1968-2009 40年 GM for JIS

 

 

“ラムの販売技術と実践的分類法についての講習”(再講)

11月26日水曜日 受講申し込み受付中 詳細はこちら

まずは京都から、どのお店でも美味しいラムをお飲みいただける環境造りが目的です。

どうか同業の皆様ご助力下さいませ。おすすめのラム酒を試飲していただけます。

 

 

開封いたしました

ロングモーン 1968-2009 40年 54.9% GM for JIS

Longmorn 1968-2009 /40yo /54.9% /#5270 /95bts /GM “Book of Kells” for JIS

H 1600 / F 3000

 


 

京の秋も深まり、紅葉の美しい季節になってまいりました。

金風吹く頃にはよく熟したウイスキーが飲みたくなります。

 

朝の連続ドラマ、マッサンも好調のようで

私はテレビが無くて見られませんが、毎週お客様からあらすじを教えていただいています。

回想シーンでマッサンこと竹鶴青年が

ロングモーンと思わしき蒸留所で土下座をして造りを教わる場面があったようです。

劇中ではロンモート蒸留所という名前だったようですね。

 

ケルティック・ラベルの60年代ロングモーンといいますと

濃厚シェリー・カスク熟成のものがまず思い浮かびますが

こちらはリフィル・アメリカン・ホグスヘッド樽です。

 

ベリーの香りのビター・スウィート・タイプではなく

白い花とパッションフルーツ、洋梨の爽やかな香りに

麦と古木、僅かにおしろいのような風味もあり艶っぽく華やかです。

 

同時代のロングモーンの中でも特に秀でた品質の一本かと存じます。

絶品です。是非お試し下さいませ。

 


 

こちらも開封しています。

秋らしい落ち着いた香味の2本です。

カーデュとブルイックラディ、どちらも90年代の流通品です。

 

Cardhu 12yo /43%   F 1500 (H 900)

Bruichladdich 10yo /43%   H 1100 F 2000

 



 

今回売り切れたのはハートブラザーズのボウモア1968と

ロンバードのラフロイグ1976でした。

どちらも素晴らしく

特にラフロイグはあまり話題にならないボトルですが、果実香豊かな傑作の一本でした。

 

 

 

 


 

これもお客様に教えていただき

マッサンのロケ地、左京区の駒井家住宅に行ってきました。

昭和2年にヴォーリズの設計で建てられた洋館です。

 

昭和天皇にも教授されたという京大の生物学博士、駒井卓氏の旧私邸で

現在は京都市指定有形文化財になっています。

 

エリーさんこと竹鶴リタさんのスコットランド、カーカンテロフの実家の場面の

撮影に使用されたようです。

カーカンテロフはどんなところか、昔は本で読んで想像するばかりでしたが

今はKirkintillochと打ち込めばストリートビューも見られる時代です。

 

かつて近くの一乗寺に住んでいた頃はよく前を通っていましたが

当時はどういう謂れの建築かは知らずに見ていました。

その頃はすぐそばに豚舎があり、周囲に独特の雰囲気がありましたが

今はそれもマンションになり、疎水沿いの桜も美しい高級住宅街になっています。

 

週末に内部の公開をしています。

紅葉の散策の寄り道にいかがでしょうか。

近くには芭蕉ゆかりの金福寺や詩仙堂、曼殊院などがございます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

タリスカー 1986-2007 GMシークレット・スティル

 

 

開封いたしました

アイル・オブ・スカイ(タリスカー)1986-2007 45%  ゴードン&マックファイル シークレット・スティル

Isle of Skye(Talisker)1986-2007 /45% /#1361-1363 /1860bts

First Fill Sherry Butts /Secret Stills /Gordon&MacPhail

H 1100 / F 2000

 


 

写真後方のウイスキーフェアのタリンブルグ1982 #2545が空きましたので

新たに開封いたしました。

英国の老舗ボトラー、ゴードン&マクファイルのシークレットスティル・シリーズのタリスカーです。

蒸留所名はもちろんシークレットなのですが、アイル・オブ・スカイと明記されています。

スカイ島には蒸留所が一つしかありませんから・・

 

ファーストフィル・シェリーの3樽バッティングという贅沢な造りです。

タリスカーのやさしいスモークとしっかりした旨味に

上質なシェリー樽の甘みがとても自然になじんで、一体感があります。

スパイスや岩塩を上手に使ったモダンな焼き菓子のようです。

 

極上の食後酒としておすすめいたします。

是非お試し下さいませ。

 


 

こちらも開封しています

グレンドロナック 1990-2014 23年 53.1% #2190 メモリーズ・オブ・スコットランド

H 1100 / F 2000

マッカラン グランレゼルバ 12年 45.6%

F 1800 / H 1000

 

どちらも秋冬仕様の濃厚なウイスキーです。

ドロナックはファーストフィルのペドロヒメネス樽、マッカランはファーストフィルのオロロソ樽です。

今や入手困難なボトルです。I様ありがとうございました。

 


 

今回売り切れたのはセスタンテのグレンアルビン1963、エイコーンのカリラ1995とラフロイグ1994

信濃屋のラフロイグ2006です。

グレンアルビンは記憶に残る傑作でした。

セスタンテのボトルも少なくなってきましたが、ミルバーン1971などよく開いて絶品になりました。

 

この夏もスモーキーなウイスキーをたくさんお飲みいただきました。

しかし近年ボトラー物のアイラは高騰激しく

もうこれまでのようにオフィシャル同様の価格で入手し御提供することが困難になりました。

 

蒸留所が原酒を売らなくなったのでしょうか、

すでに流通における役割を終え、多くのボトラーは生産者へと転身しつつあります。

日本では90年代中盤から始まり、ずっと続くかと思っていた“ボトラーの時代”の終焉を感じます。

ちょうど自分の飲酒歴と重なったため、寂しくも感じますが

ウイスキーに比べれば儚い人生の中で、時代の変化を見られたことには興奮を覚えます。

 

 

 

 


 

先週落慶し公開されたばかりの青龍殿に行ってきました。

東山の山頂にあり、当店からもよく見えます。

建物はちょうど100年前に造られた平安道場を移築した勇壮なものです。

落慶記念に青蓮院秘蔵の国宝、青不動を開帳しています。

 



 

建物の裏は京都市街を一望できる大舞台となっています。

清水さんの5倍程の大きさだそうです。

まだ建材が新しく、移築部分と違和感がありますがじきに馴染むでしょう。

年末まで夜間ライトアップをしていますので、夜景鑑賞にも良いのではないでしょうか。

青蓮院前からバスの送迎があります。防寒してお出かけ下さい。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

R&W 真夏のスモーキーまつり

 

 

洛中は祇園祭が山場です

 

一段と暑くなりました。

ハイボールでおいしい若くてスモーキーなウイスキーを一挙御用意いたしました。

 


 

写真右から

Kornog /46% /Celtic Whisky Compagnie

Ardbeg “Auriverdes” /49.9%

The Six Isles  St.Etienne Rum Cask Finish /46%

Laphroaig 10yo /Cask Strength /55.7%

Tobermory(Ledaig) 2005 /7yo /61.9% /Visual Flavour

燻酒 /50%

Old Pulteney & Caol Ila 11yo /La Maison du Whisky /46%

 

ゴルノグは、ケルトの色濃いフランス・ブルターニュで造られるピーテッド・モルト・ウイスキー。

3年熟成とまだ若いですが、湧き上がるスモークは本格派です。

 

アードベッグのオーリヴェルデは本年のアードベッグ・デイの限定品です。

W杯をイメージして作られ、チョコレートのようなビター・スウィートな香味です。

 

シックス・アイルスはアイラ・ジュラ・マル・スカイ・オークニー・アランの6島のモルトをブレンドしたもの。

これはさらに1島、カリブの仏領マルティニーク島のラム樽で後熟した特別仕様です。

キワモノのようですが当店でこそ買わねば、との使命感から購入。

香りには明確なアグリコール・ラムの特徴があり、ミディアム・ピートでなかなかの怪作です。

 

ラフロイグのカスク・ストレングスはバッチ・ナンバーが無い少し前のもの。

 

レダイグは強烈!35ppmってレベルじゃないです。マル島の実力を是非ハイボールで。

 

燻酒はスコッチモルト販売さんがハイボール用に詰めたもの。噂ではLgだとか。

 

カリラ・プルトニーは通好みの2酒をブレンド。旨味しっかりしたバランス良い佳酒です。

 

どれもしっかりと煙の焚き込まれた、炭酸での伸びの良い個性派ウイスキーばかりを集めました。

盛夏にこそおいしい、スモーキー・ハイボールを各種お試しくださいませ。

すべて一杯1200円でございます。

 

 

 



 

祇園祭は先祭が終わり、来週の後祭を待つばかり。

49年ぶりの変化に高揚いたします。

写真は先祭・宵山の長刀鉾。凄い人出と熱気で眩暈がしました。

 

後祭の宵山は屋台が出ないそうですので

落ち着いて見物されたい方には良いかもしれません。

私も楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

ボウモア 1968-2002 34年 ハートブラザーズ

 

 

5周年記念祭を開催中です

 

5th Anniversary bottle, Aged Special Reserve Islay Malt Scotch Whisky /51.5%

Bowmore 1968-2002 /34yo /40.2% /Hart Brothers

Jamaican Rum Over 15yo /74% /Whiskyteca Giaccone

 


 

ウイスキーエクスチェンジ五周年記念のアイラ・ブレンデッド・モルトと

お好みの二杯をお選びいただいて

ハーフ・ショット三杯でチャージ込み5000円にてご提供しております。

上掲はセットの一例として新たに開封したものです。

 

どちらも気に入って何度か取り扱ったボトルです。

ハートブラザーズのボウモア1968は開封からトロピカル・フルーツ香全開で

ジャッコーネのジャマイカは旨味の凝縮度が凄いです。

 

もちろんこれら以外にも当店の全てのボトルからお選びいただけます。

 

記念ボトルが無くなるまで40セット強の御提供です。

3日間で十数セット御注文いただきました。

今週末までくらいのペースでしょうか。

 


 

皆様上手に選んでいらっしゃいます。

ボトラーからのおすすめは

ラフロイグ1976・アードベッグ1974・1978やキンクレイス1968・オード1965・ベンリアック1968などです。

 

 


 

オフィシャルからはファークラス25年・オーバン12年・ブローラ30年2004・ラガヴーリン1979など。

 


 

ブレンドやヴァッテッドがお好きな方にはエインズリー12年・ハイランドフュージリア・ストラスコノンや

ジョン・ウォーカーズ・オールデストなど。

 


 

コニャックからはレイモン・ラニョー・エリタージュ(1906蒸留)やジャン・ドゥ・ソヌヴィエイユ35年

ジャン・フィユーNo.1やピエール・ド・スゴンザック(ピエール・フェラン氏)など。

いくつかは現地でご本人から直接お譲りいただいた希少品です。

 

ムーン・インポートのLuigi Barileのグラッパや

アルマニャックでプライヴェートに詰めていただいた1971などもこの機会にいかがでしょうか。

 

 

また、今回よりHPの右にカテゴリー欄を新設いたしましたので御閲覧の際ご利用下さいませ。

 

 

 

 

先の休日は、急に思い立って久々に山崎蒸留所に行ってまいりました。

前日に申し込みましたので見学ツアーはほぼ満員でしたが

なんとか最終の枠に入れました。

日本のウイスキー造り発祥の聖地の

すぐ近くに住む幸運に感謝します。

 


 

通常のツアーでは昨年新たに増設されたポットスチルを見ることはできませんでしたが

いつ来ても新鮮な感動を覚えます。

 

ツアーの後、庭園のテラスでウイスキー片手に心地良い時間を過ごしました。

ミズナラ原酒と新緑の香りが良く合います。

こちらの山法師の花もちょうど見頃でした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

ムーンインポート30周年記念 フィジー 2001-2010

 

 

本年より看板を出さずに営業しておりますのでご留意下さい

 

開封いたしました

ムーンインポート30周年記念ラベル フィジー 2001-2010

Fiji Rum 2001-2010 /46% /400bts /Moon Import 30th anniversary

H 1000 / F 1800

 



 

 

イタリアのカリスマ、モンジャルディーノ氏率いるムーンインポートの創業30周年を記念して

2010年に発売された鮮やかな色彩の熱帯の鳥ラベル・シリーズより

若いフィジー・ラムを開封いたしました。

 

フィジーのラムは近年いくつかのボトラーからリリースされています。

BBR、ブラッカダー、サマローリなどです。

見かけるのはすべて2001年蒸留のものですから

詳細はわかりませんが、出処は同じかもしれません。

英国への輸入と熟成を実際に行いそうなのはBBRでしょうか。

 

南太平洋の楽園のイメージとはうらはらに

極辛口の典型的な旧英領のスタイルです。

 

干草と焦がしたカラメルの香味で

旨味と塩はジャマイカより控え目なデメララ・タイプ

ポートモラントよりはボディが軽く

ブラインドならかなり自信をもって若いエンモアと答えてしまいそうです。

 

フィジーのラム生産の実態は、調べてみても私ではうまく情報を得られませんでしたが

このボトルには“Rum Patent Still”と明記されていますので

エンモア同様の旧式の連続式蒸留器なのでしょう。

19世紀の英領時代にイギリスから導入して

いまだ現役で稼動しているのでは、などとと夢想してしまいます。

 

世界中を見てもこのような上質な辛口のラムを生産できる蒸留器は

そう多くは残されておりませんので

実際に見てみたいものです。

 

長期熟成にも適した酒質のように思えますので

これから大化けするかもしれません。

ジャマイカやガイアナ産に肩を並べる可能性すら感じる

フィジーのラムの今後に注目していきたいですね。

 

 



 

イタリアン・ボトラーの詰めるラムのラベルは

なぜか鳥類のデザインが多いです。

これはシルバーシールのデメララ1974とムーンのジャマイカ1979です。

凛々しく、可愛らしいですね。

なんという種類の鳥なのでしょうか。

 

 



 

今週売り切れたのは、ダグラスレインのラフロイグ1988、サマローリのフィジー、クレマンのVOです。

ラフロイグはラム・カスクでユニークな香味でした。80年代も希少になりつつあります。

クレマンのVOは気軽でおいしいマルティニークとして定番にしていましたが

今回買い足そうとするとどうやら終売のようですね。

また代わりを探しておきます。

 

 

 

昨夜は京都も雪で

当店の窓からも東山連峰が白く染まりゆく様子を見ることができました。

今はもう雨に変わって

残雪を溶かしているようです。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

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