アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi
開封いたしました
アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi
Ardbeg 1978 /22yo /40% /Selected Personally by Giuseppe Gambi
H 1800 / F 3400
リスキーな香りのするボトルを、好奇心を抑えられず開封いたしました。
イタリアのラヴェンナで古酒を扱うジュゼッペ・ガンビ氏の詰めたアードベッグです。
右のカラト向け1974のゴッホ・ラベルと好対照なポップなデザインです。
アードベッグは80年代の多くの期間に
その生産を休止していましたので
現在市場にあるもののほとんどは90年代以降の若いものか、70年代以前の古酒かに分かれます。
その中間が無い分古酒は貴重です。
また、アードベッグ最大の特徴である強い燻香を生み出していたフロア・モルティングは
70年代に終了してしまっており
再稼動時には香味が大きく変化しています。
MJ氏のコンパニオンによれば
“フロア・モルティングが最後に行われたのは1976年から1977年にかけてだが
アードベッグの麦芽がまだしばらく確保されていたことは疑えない”
とのことですから
このボトルにもまだ自家製麦されたものが使われているのでしょう。
開栓から香味に重量級の土と煙、紛うことなき70年代アードベッグです。
爽やかな果実香も感じますが、決してフルーティーなウイスキーではありません。
やや鈍重なスタートかと思いきや
口に含んだ瞬間に液体から解き放たれたように湧き上がるスモークで
口内が支配されます。
加水の40%なのが残念ではありますが
だからこそという部分もあるでしょう。
スペックから想定されるとおりの内容で安心いたしました。
保証できるおすすめのボトルです。是非お試し下さいませ。
今週売り切れたのは
Glenlossie 1981 /16yo /Hart Brothers
Laphroaig 12yo /Trois Rivieres Rum Cask /Kingsbury
Linkwood 1990 /10yo /Chieftain’s Choice
の三本です。
やはりこう暑いとアイラと若いものが人気ですね。
「売り切れる前に紹介した方が良いのでは?」
との助言をいただきましたが
空になった瓶との別れが惜しくて載せているだけなのです。
新しいバーの御紹介です。
もうご存知の方も多いと思いますが
先の六月に当店のすぐ近く、窓から見えるほどの場所に
かつて共に働いた同僚の平野貴之氏がバーを開かれました。
BAR Luckenbooth です。
ラッケンブースとは
スコットランドの幸運のお守りだそうです。
誠実で温厚な人柄の平野氏らしい
温かい雰囲気の素敵なお店です。
ウイスキーも良いものがありますし、カクテルも豊富です。
機会がありましたら是非一度訪ねてみて下さい。
また今年もジャパン・インポート・システムさんのラムの祭典
“ラム・フェスタ2013京都”
が、来る8月25日に開催されます。
大変申し訳ないことながら私はどうにも賑やかなことが苦手で参加いたしませんが
平野氏も参加されますし
京都の素晴らしいバーテンダーの皆様が集まります。
チケットは前売りのみでBAR Luckenbooth と
各ブランドアンバサダー店で販売されていますので
この機会にラムの奥深い世界を楽しまれてはいかがでしょうか。
送り火が終わると途端に夏を惜しむ気持ちになって参ります。
この酷暑も愛しいような気がしてくるのが不思議です。
Rum and Whisky (ラム・アンド・ウイスキー)
604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)
20時から翌4時 火曜休 チャージ500円
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます
小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます