開封いたしました

ロン・サカパ・センテナリオ 23年 90年代初頭以前流通品

Ron Zacapa Centenario 23anos /bot. pre 1993

H 1000 / F 1800

 


 

人気のグアテマラ産の甘口ラム、ロン・サカパ・センテナリオの少し古いボトルを開封いたしました。

やしの葉で編んだペタテに包まれたこのボトルは旧来の愛好家には懐かしい物ですが

生産時期によっていくつかのタイプがありました。

グアテマラのサカパ市の市制施行100周年を記念して1976年に生まれたロンサカパが

日本の“世界の名酒事典”に初登場するのは1990年版からで、それが今回開封した上掲ラベルです。

 


 

写真左のラベルが90-93年版までで、中央が2004.2005年版に載っています。

94-2003は左ラベルのデザインに中央ラベルの筆記体のロゴを合わせたようなラベルなのですが

現在当店には空瓶も見当たりませんでした。

2006年からは現行同様の帯状ペタテの23anosラベルになります。

現行品はSISTEMA SOLERA 23 表記です。

右は旧エチケッタ・ネグラです。左以外は空瓶です。

 

今回開封いたしました初期ロットは

とてもドライな味わいです。

もちろんサカパらしいカラメルと甘口シェリー様の甘味はあるのですが

現行に比べますとずっと控えめに抑えられています。

パンペロなどもこの数年間で随分甘くなりましたので

旧スペイン領のラム全体の傾向なのかもしれません。

 


 

ロン・サカパの特別品もいろいろ扱いましたが

ここ最近特に人気が出てほとんど売切れてしまいました。

エチケッタ・ネグラは少しビターで

ストレート・フロム・カスクは強いバーボン樽由来の香りと引き締まった味わいでした。

XOの2003年エディションは甘味が自然で複雑さがあり、おすすめでした。

2006年発売の30周年も先月空きましたが、ボトルは記念にお客様がお持ち帰りになりました。

通常のXOをより上品にしたシルキーな質感でした。

 

これらの特別品は価格の高騰もあり、しばらく当店での扱いは無いと思います。

今回の旧ボトルも希少になりましたので

是非お早めにお試し下さいませ。

 

 

 

昨日はお隣滋賀県のナインリーヴス蒸留所を訪れ

竹内義治氏の御案内で再留の過程を見学させていただきました。

 


 

また長石鉱山の地下深くに湧き出る水源も拝見させていただきました。

詳細なリポートは次回以降に掲載させていただきます。

 


 

 

残暑厳しい一日でしたが

鉱道に入るとひんやりと涼しく

ヘルメット装備で数十メートル下った先に湧き出る岩清水は

正に“命の水”でした。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます