カテゴリー : ラム

四周年記念 ボウモア1968・トロワリビエール1969

 

おかげさまで当店も四周年を迎えることができました。

毎年特別な事はしておりませんが

常には申し上げることの叶わぬ

当店を支えていただいております皆様方への心よりの感謝を

美酒の力を借りて表したいと存じます。

 

15ml×3種で4000円の特別なテイスティング・セットを2種御用意いたしました。

本日より6月中の御提供です。もしくは売り切れ次第の終了とさせていただきます。

 

for Whisky Connisseurs

Avonside 8yo /57% /James Gordon&Co. /for Mr.Edward Giaccone

Bowmore 1968 /25yo /43% /Morrison’s Bowmore Distillery Ltd.

Bowmore 1968-2006 /37yo /41.5% /#3823 /Duncan Taylor for Taste Still,Belgium

 

 

スコッチ・ウイスキーの愛好家の方へ

まずはジャッコーネのエイボンサイドからスタートしていただきます。

Single Highland Malt表記で中身はリベットかと噂されるボトルです。

余計な香味の無い骨太なウイスキーを基準点にしていただきたいと思います。

少し塩分も感じられ、舌を活性化してくれます。

 

そしてボウモア1968ビンテージの比較テイスティングです。

オフィシャルからはモリソン・ボウモア時代最後の25年物

ボトラーズ代表はダンカンテイラーとテイストスティルのダブルネームです。

 

DB25年は94年のサントリーへの売却を控えて

多くの長期熟成品が樽払いされた年のものです。

ブラック・ボウモアや30周年の伝説的なボトルと同時期のリリースとなります。

トロピカル・フルーツの香味に重厚な樽由来の甘栗のような香ばしさが重なる

元詰めならではの風格ある一本です。

 

60年代ボウモアのボトラーの代名詞ともいえるダンカンテイラーより

超長期熟成の37年物

さらにベルギーのテイストスティル向けのボトルは選りすぐりのものです。

トロピカル・フルーツの香味に爽やかなグレープフルーツの酸味とラベンダーの香気が重なる

同社ならではの気品に満ちた一本です。

 

 

 

for Rum Lovers

Montagne Pelee 1975 (Depaz) /45% /Chantal Conte

Trois Rivieres 1969 /45%

Green Label Demerara Rum 15yo /46% /Cadenhead’s /bot.90’s

 

 

ラムを愛する皆様へ

90年代流通の古酒3種のセットです。

海外在庫からではなく全て当時国内に入ったもののデッドストックです。

 

まずはカリブ海の仏領マルティニークより、蒸留所を代表するビッグ・ビンテージ2本です。

シャンタル・コントのモンターニュ・プレ1975は島北部のドゥパズ蒸留所のものです。

ドゥパズは特に香りの良さとボディの繊細さには定評があり

熟したアプリコットの複雑な甘い香りとシャルトリューズのような上品な薬草の風味が愉しめます。

 

そして島南部からは今回の目玉、トロワリビエール1969です。

現在の日本のラム業界を牽引するJISの田中社長は言います。

「人気の出てきたマルティニーク・ラムですが、その始まりは一本のボトル“トロワリビエール1969”からでした。」

この20年で拡大したラム市場の原動力となったボトルです。

氏が蒸留所で体験された50年代以前の古酒と比しても最上とするビンテージ、是非お試しを。

 

最後はケイデンヘッドのデメララです。

このグリーン・ラベルは今も仕様を変えて発売されていますが

90年代のこのボトルは特別な良品です。

ビター・チョコレートやエスプレッソの苦味に干した海草の潮気と旨味が渾然一体となっています。

長い余韻と充足感に必ずやご満足いただける逸品です。

凝縮された濃密な味わいですので最後にお試しいただくことをお勧めいたします。

 

 

極上の美酒のみ6種集めました。

こういった試みは初めてですから

すぐ売り切れるものか、そうではないのか、私も全く予想がつきません。

今後入手困難なものばかりですので

普段御愛顧をいただいております皆様方には是非とも味わっていただきたいですし

これからのお若い方にも体験していただきたいと思います。

どなた様もお申し付け下さいませ。

 

 

また暗い店内でもお選びいただきやすいように

モルト・ウイスキーのリストを作成いたしました。

全商品と価格が掲載されています。

新入荷など常時更新していきたいと思っております。こちらもご活用下さい。

 

 

このような我侭勝手な当店を温かくお見守り下さいまして誠にありがとうございます。

これからも長く続けていけますよう精進いたします。

末永くよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

 

開封いたしました

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

Destileria de Sancti Spiritiu 10yo /el ches 80th Birthday Anniversary /46%

F 1200 (H 800)

 

 

キューバのサンクティ・スピリトゥス蒸留所で造られた10年ものの熟成ラムです。

1928年6月14日に生まれた革命家、チェ・ゲバラの生誕80周年を記念して

目白の田中屋さんが2008年に販売したボトルです。

 

当店の開店準備の為に東京に滞在した時に購入したボトルの再入荷で

最初の一本はゲバラ・ファンのお客様の目に留まり

当店で最初に売り切れたボトルとして印象深かったものです。

 

キューバのラムは素朴ながら丁寧に造られた佳酒が多く

これからの季節にお勧めです。

 

中でもこのサンクティ・スピリタス蒸留所のものは

少しジャマイカン・ラムを想わせる干草の香味と塩気と旨味に加え

レモン・キャンディーのような甘みと南国の天然ゴム様のアクセントも乗って個性的な飲み心地です。

 

そのままでもオン・ザ・ロックでもおいしいキューバン・ラムでございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

このボトルが詰められた2008年はちょっとしたゲバラ・ブームで

二部作の伝記映画も公開されて私も見に行きました。

 

彼の享年も超えてしまった今となっては

学生の頃のようにその無邪気ともいえる程の純粋さに心酔することはできませんが

その生の鮮烈さにはおそらく今後も魅了され続けるのでしょう。

 

その名を思い浮かべるだけでも胸の熱くなる、永遠の我が英雄です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラッケ ポット  従価

 

開封いたしました

ラッケ ポット 従価

Rakke pott rum /42% /bot. 1980’s

F 1200  (H 800)

 

 

カリブ海、セント・マーチン島のラムです。

84年版の名酒辞典によれば

“西ドイツ産ウイスキー「ラッケ」で知名度のあるラッケ社の製品”とあります。

西ドイツという言葉を久々に見た気がいたしますが時代を感じさせます。

80年代まではまだ日本で贈答品としての洋酒が一般的で

これと同じユニークな形状のボトルの“ラッケ・ウイスキー”は

亡父の部屋にあり、拝借していたのを憶えています。

 

味は・・特筆するものでもないようです。

当時のグレーン比率の高い安価な国産ウイスキーのようなプレーンな酒質は

暑い日に炭酸割りなどがいいでしょう。

昔日に想いを馳せながらお楽しみ下さい。

 

生産地のセント・マーチン島は北部が仏領、南部が蘭領のリゾート・アイランドです。

我々にはあまり馴染みのない場所ですが

ビーチの上を超低空で通過し着陸する大型旅客機の光景が有名です。

 

 

 

小雨の日に

上賀茂の大田神社へカキツバタを見に行きました。

大田神社は裏山の散策路も好きで何度も訪れているのですが

俊成も歌に詠んだという杜若の時期には初めてです。

春はいろいろな花を順番に見ることができて楽しいのですが

梅に始まり桃、桜、つつじと暖色の花々の中で

瑞々しい緑の葉の海に浮かぶような

杜若の群青は心に染み入る美しさです。

展覧会を見に上洛してきた老母を案内して行ったのですが

「雨の日に来られて良かったわ」との言葉は

本心かあるいは私への気遣いだったのでしょうか。

 

杜若は雨の日が特別に美しく、お勧めです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

 

開封いたしました

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

Jacques Bally   Reserve de la Famille  /45%

H 2000 /F 3800

 

 

仏領マルティニークの名門、Jバリーより蒸留所秘蔵の大古酒です。

1920年代から60年代の複数の樽をブレンドしたものです。

スコッチなら最近発売されましたバルヴェニーのTUN1401と同様の手法ですね。

これは90年代に日本に入った物のようですが

ガラスの質や成形から80年代輸入のボトルよりも古いと思われます。

ブレンド後瓶詰め、蝋封された状態で

長期間蒸留所に保管されていたのではないかと推測しています。

同名のボトルは二度のモデルチェンジを経て今も販売されていますが全く別物で、

現行品もマルチビンテージのようですがそれは軽やかな味わいの掌品です。

 

この濃厚な香味はおそらく焼畑収穫のさとうきびによって造られた

焦げ感のある力強い大古酒がブレンドされているのだと思われますが

対となる野趣を感じさせる所がありません。

極上のランシオと

フランスのお家芸として洗練の域に達したアッサンブラージュの技法の粋を愉しめます。

仏領のラム文化の最高到達点の一つと申し上げて良いでしょう。

 

年代から1987年に閉鎖を決定したジャン・バリー氏の代に造られたのでしょうか、

生産者としてのバリー一族の集大成としての作品のように思えます。

通常はラベルに記されることのない初代Jacque Bally氏の名もそれを物語っています。

Jバリーの歴史が詰まった一本です。是非お試し下さい。

 

 

 

 

連休前に少し早起きして

大阪の天王寺のボストン美術館展に行って参りました。

東博での混雑ぶりは聞いていましたが

お客様に大阪は空いていたと教えていただきました。

展示の素晴らしさは私などの語るべくも無い銘品揃いですが

常設展並みの人出で、絵巻の細部も屏風の大画もゆっくりと堪能できました。

 

久々に大阪に行きましたが

天王寺は再開発が進んで一変していました。

超高層のビルが建ち、中学高校と毎日通った町とは思えないほどです。

母校も壁の色が変わって別の学校のようでしたが

もう卒業して20年以上経つのですから当然ですね。

当店も今月で4年になります。早いものです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ディロン 2002-2012 10年 ダンカンテイラー

 

新入荷です

ディロン 2002-2012 10年 ダンカンテイラー

Dillon 2002-2012 /10yo /Duncan Taylor /54.5% /#4 /240bts

F 1200

 

 

ダンカンテイラーが新たにラムのボトリングを始めたとのことで

国内に輸入された6種のうちの一本です。

初回からカリブ周辺のバラエティ豊かな原酒を集めてますが

注目はこのディロンです。

ボトラーからのマルティニーク・ラムで蒸留所名が明示されたことがかつてあったのでしょうか。

私の記憶にはありません。

シングルカスクで、冷却濾過・着色・加水無しというのも仏領からは珍しいでしょう。

今回は他にキューバのサンクティ・スピリタス蒸留所も詰めており

大手ボトラーからのまた買いだけでは無い独自のルートの存在を感じさせ、期待させます。

 

公式のテイスティング・コメントにリードされながら飲んでいくと

サフランやストロベリー・ジャム、シナモン、レモンと青草の香り。

未熟なパッション・フルーツの酸味、マスタードとペッパーの刺激、魚介の旨味と塩とオイル。

 

オフィシャルのXOよりは明らかに淡いレモン・イエローで

XOに特徴的なバーボン樽由来と思われるバニラ香が無く、コニャック樽熟成でしょうか。

700mlで240本は南国なら自然な目減り量に思えます。

アッサンブラージュによる複雑さがない代わりに

シングルカスクならではの個性を愉しめます。

仏領ラムの愛好家の好奇心をそそるボトルです。お試し下さい。

 

 

ディロンは2005年を最後に操業を止め、現在はドゥパズで造られています。

私もその年に訪れましたが、すでに蒸留所は停止していました。

事務所兼資料館で尋ねると自由に入って見てくれとのことで

巨大な蒸留所を一人で勝手に見て回りました。

窓から南国の強い陽光が差し込み

もう動くことの無い赤銅の装置を静かに輝かせていました。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラ・モニー 新世界到達記念ボトル

 

開封いたしました

ラ・モニー XO 新世界到達記念ボトル

La Mauny   Cuvee du Nouveau Monde  X.O. /43%

H 1200 /F 2200

 

 

カリブ海の仏領マルティニーク島の名門、ラ・マニーの古酒です。

1492年のコロンブスによる新世界到達から500周年を記念して

1992年に発売されたボトルです。

当時の帆船や航海道具が金紙で華やかにデザインされています。

ラベルに“Appelation Martinique Controlee”の表記があり

マルティニークのAOC制定は1996年ですので不思議に思いましたが

当時の資料には同じラベルでAOCとX.O.の文言の無いボトルも見られ

おそらく1992年の最初の発売から数年間継続的に生産・販売されていたか

あるいは92年に生産したものを数回に分けて蔵出しして

96年以降に出荷したものをAOC仕様に換装したかだろうと思います。

 

長期熟成のクライヌリッシュのような熟した洋梨や杏の粘性のある甘い香りから

徐々にグレンキースやストラスミルに通じる酸のあるリンゴ様の香りに変化していきます。

ダージリンの新茶や中国の半発酵茶のような

枯れた渋みのなかにもどこか透明な瑞々しさを含んだ味わい。

余韻で再び洋梨の甘み。

とても上質なマルティニーク・ラムです。是非お試し下さい。

 

 

 

コロンブスの墓所を訪れたのは2002年のことです。

シェリーの生産を見にアンダルシアへ行った際に立ち寄った

セビーリャの大聖堂の中にその巨大な柩はありました。

大聖堂はイスラム教のモスクの跡地に造られ

隣接するミナレットを改築した“ヒラルダの塔”より威容が望めます。

長いイスラム勢力の支配からようやく脱却したスペインは

この“到達”を境に新世界の支配者へと変貌していきます。

人類史上最大の悲劇の幕開けです。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

キャプテンズ・リザーブ 従価

 

開封いたしました

キャプテンズ・リザーブ 従価

Captain’s Reserve /Fine Jamaica Rum /40% /bot.1980s

F 1200

 

 

80年代流通のジャマイカン・ラムです。

輸入元は三楽オーシャン、現メルシャンですね。

同じラベルで輸入時期やボトルサイズによって

この“キャプテンズ・リザーブ”の場合と

“ボナンザグラム”の表記の時がございます。

BOOWYの1986年発売の“Justy”という曲の中に

“ボナンザグラム片手に・・”と

唄われているラムです。

これは1リットルの大瓶ですが

ボナンザグラムとして販売されていたものは

550mlと小振りの瓶でしたので

片手で持ってあおるように飲むのに良かったのかもしれません。

 

気軽なクラスのものですが

ジャマイカン・ラムらしい甘い糖蜜の香りと

力強く香ばしい焦げた樽の風味

しっかりとした潮気と旨味で飲み応えがあります。

ケイデンヘッドの若いジャマイカやデメララのようにもお楽しみいただけますし

少しビターなアプルトンのような感覚でもお飲みいただけそうです。

古いものだけに応用の利く香味の幅があります。

オン・ザ・ロックで、あるいはライムとビターを入れてキャプテンズ・ブラッドなどいかがでしょうか。

 

 

 

当店の前の高瀬川の桜は今、正に盛りとなりました。

特に夜は漆黒の枝幹と可憐な桜花のコントラストが幻想的です。

春の宵は値千金です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

Jバリー 1975

 

開封いたしました

Jバリー 1975

J Bally 1975 /45% /bot. late 1980s

H 1400 / F 2600

 

 

カリブ海の仏領マルティニーク島の名門、Jバリーの古酒です。

ラベルのデザインから1980年代後期の流通品かと推測されます。

Jバリーは1987年に生産を止め

現在はセントジェームスがブランドを引き継いでいますので

これは希少なオリジナルです。

 

よく熟れた杏や黄桃を想わせるねっとりとした香りに

爽やかなオレンジ・ピールのアクセント

そしてアグリコール・ラムに共有の貫くような青草の鮮烈さ。

グラッパやマールと似た埃っぽい樽感。

余韻はやや渋みを含んだ柿のように

引き締まった甘さが長く続きます。

 

このボトルを生み出したJバリーの跡地は

バナナ園になってしまい何も残ってはいないそうです。

閉鎖蒸留所から時を越えて届けられた酒には

特別な感慨を抱かずにはいられません。

 

熟成したマルティニーク・ラムの魅力の詰まった一本です。

是非お試し下さい。

 

 

 

先週の休日には、御苑の梅林や桃林が見頃で

下鴨神社の光琳の梅も

散り初めの美しさを見せていたのに

今はもう高瀬川の桜が一部満開です。

この季節の時の流れの早さは驚くばかり。

 

時間が止まっていると言われる当店も

なんとか皆様方に置いていかれないよう

発奮して鋭意努力したいと思います。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

エンモア 1988 リキッド・ゴールド

 

開封いたしました

エンモア 1988 リキッド・ゴールド

Enmore 1988-2002 /46% /Caribbean Reserve /Liquid Gold /Rinaldi Import

 

 

リキッド・ゴールド社の詰めた南米ガイアナ産のデメララ・ラムです。

イタリア市場向けの商品で、輸入はマッカランでも有名なリナルディです。

“エンモア・ディスティラリー”の表記があります。

“エンモア・スチル”とあれば

以前にも記事にいたしました1880年に設置された最後の現役木製コフィ・スチルを意味しますが

この場合は1996年に閉鎖されたエンモア蒸留所のことでございます。

少し複雑な話になりますが

エンモア蒸留所には当時、エンモア・スチルの他にも

1963年に閉鎖されたヴェルサイユ蒸留所から移設された単式の“ヴェルサイユ・スチル”もあり

酒質からその原酒の可能性が高いように私は思います。

香ばしいカラメルや干草の香り

ジャマイカン・ラムよりは控えめな旨みと塩分で、バランスの良い佳酒です。

とても美味しいと思います。是非お試し下さい。

 

 

 

好奇心を抑えきれず、専門外のビールを仕入れてしまいました。

 

タクティカル・ニュークリア・ペンギン 32% ブリュードッグ

 

 

アルコール度数32%の驚きのビールです。

スコットランド産大麦のスタウトを

スペイサイド・モルトの樽で9ヶ月、アイラ・モルトの樽で5ヶ月熟成し

アイスクリーム工場の設備で凍結して氷を取り除くことを繰り返し

高濃度のアルコールを取り出したものです。

この業界に入って蒸留の原理を学んだときに

逆もできるのでは、それを飲んでみたい、と考えたのを思い出します。

凝縮された旨味・甘味・苦味の塊です。

どれくらいもつものか分かりませんが

お毒見いたしまして香味を確認したうえで

数日は少量ずつにて御提供できると思いますので

ご興味のある方はお早めに御注文下さいませ。

 

 

急に暖かくなって

東山の花灯路も始まりました。

当店からも見える知恩院の三門にて

プロジェクション・マッピングの企画があると聞き、楽しみにしていたのですが

CGが投影されるのは反対の境内側だったようで見られませんでした。

次の休みにでも見物に行こうかと思います。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

リベラシオン2010 ヴェリエ

 

開封いたしました

リベラシオン2010 ヴェリエ

Rhum Rhum Liberation 2010 /Velier /45%

 

 

ハチドリのラベルが美しい

カリブ海の仏領マリー・ギャラント島のビエール蒸留所で造られた特別なラムです。

イタリアで、珍しい湯煎式蒸留器を使い高品質のグラッパや果実酒を造る生産者カポヴィッラ氏が

自らの蒸留器をカリブにまで持ち込んで造った意欲作です。

同じく湯煎蒸留にこだわるドイツの生産者マリエンホーフの9代目レネ氏が

先日当店にお越しいただきました際に

是非お試しいただきたく開封いたしました。

 

上質なオー・ド・ヴィのように丁寧に造られたこのラムとそのプロジェクトは

フレンチ・カリビアンの蒸留技術のルーツを想起させます。

イタリアのヴェネト州の山中からカリブのマリー・ギャラント島までの移動は

少なくみても12時間以上はかかるでしょう。すごい情熱です。

蒸留器は船で運んだのでしょうか。

 

3年という短い熟成期間が

より一層その原酒の良さを引き立てています。

グラッパを愛好される方にもお試しいただきたい一杯でございます。

 

 

マリエンホーフのレネ氏は

蒸留釜を新調し、スペインよりシェリー樽を購入して

ウイスキーの生産を始められたそうです。

ドイツ産の大麦から造られる新しいウイスキー。

興奮せずにはいられません。

現代のスコッチ・ウイスキー・テイスティングの文脈では語れないような

原初の大麦のオー・ド・ヴィの誕生を期待しています。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

 

 

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