開封いたしました

セント・ジェームス 1960年代流通品

Rhum Saint James /47% /bot.1960’s

H 1600 /F 3000

 


 

カリブ海の仏領マルティニーク島の

1765年創業の歴史ある生産者、セントジェームスより

1960年代流通の古酒です。

熟成年数の記載はありませんが

当時のスタンダード・クラスのそう長くない熟成のものかと思われます。

 

同様のラベルのボトルは今まで何本か扱いましたが

それらはイタリア向けの750ml瓶で

今回のものはフランス国内向けの1000ml瓶です。

 

ねっとりと甘い黒糖の飴様の香りは

まだ機械収穫が一般的で無かった時代に

さとうきび畑の下草を火で焼いていたことに由来する

カラメル化したジュースの香りでしょう。

古酒特有の皮革の香りと合わさって

現行品にはない力強さです。

 

また今の仏領ラム同様の花や果実の香りもあり

古酒の愉しみ、というものだけではない総合的な品質の高さを感じます。

濃密な香味を持ちながら華やかで洗練されているという

この時代ならではの魅力に満ちた偉大なラムです。

とてもおすすめです。是非お試しくださいませ。

 

 


 

グアドループの閉鎖蒸留所、ドメーヌ・ド・クルーセル1972-2011が空きましたので

1972-2007を再び開封いたしました。

長期熟成の古酒にヴァニラの漬け込みを行ったユニークなラムです。

香りに反して-2011に比べややドライですから

少し甘みをつけてもおいしいですよ。

この自由さはラムならではの魅力ですね。

 

前回御紹介いたしました滋賀県産のラム、ナインリーブスは

好評であっというまに完売してしまいました。

また取り寄せますのでしばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

 

 

6月30日は夏越の祓で、茅の輪くぐりに近くの粟田神社へ行って参りました。

境内に置かれる茅草で編んだ大きな輪をくぐって

半年の間に溜まった穢れを祓い

疫病除けを願います。

 

また京都ではこの日に水無月という氷を模した菓子を食して

暑気払いをいたします。

いつも日曜日は休まれている白川沿いの餅寅さんが

水無月を求める人の為か開けていらしたので

こちらで購入いたしました。

 

餅寅さんは店横の路地にある明智光秀の首塚のお世話もしておられ

光秀饅頭も名物です。

塚ではこの季節、涼しげな一輪の桔梗が咲いています。

京の夏が始まります。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。