開封いたしました

ボウモア 1975-2000 25年 シグナトリー

Bowmore 1975-2000 /25yo /49.5% /#1924 /228bts /Signatory

H 1900 / F 3600

 


 

英国のボトラー、シグナトリーの詰めた長期熟成のボウモアです。

ボウモアは1964以降ほとんどのビンテージを飲んでいるのですが

1975は今まで縁が無く、初めての取り扱いです。

 

ボウモアは年代によって随分と個性の変わる蒸留所です。

60年代は南国の果実、80年代は香水や石鹸

70年代はその双方の特徴が入り混じります。

さてこの1975はいかに、と私自身とても楽しみな開封でした。

 

開封からとても良い果実の香り

ただそれは南国の果実ではなく洋梨や熟したいちご様のものが中心で

そこにココナツやクリームの香味が重なります。

 

口内では重厚な熟成感のある麦の旨味と

しっかりしたピートと潮気で、スモークとパフュームはほぼ感じません。

テイスティング・コメントを書いていても思いましたが

これは60・70年代のスプリングバンクかクライヌリッシュのようです。

 

素晴らしくおいしいウイスキーですが

事前に知らなければボウモアとはわからないでしょう。

 

まだ開封日の試飲のみですから

今後どう変化していくのかも楽しみです。

特にパフュームの要素は

開封後数日経ってから現れることも多いですから

しばらく注視していきます。

ボウモアの愛好家の皆様に是非お試しいただきたいと存じます。

 

 


 

若いカリラも開けました

Caol Ila 1991-2001 /10yo /46% /#3204-3208 /Dun Eideann   / F 1200 (H 800)

 

梅雨も明け、急に暑くなりました。

最近アイラ島のウイスキーばかり封切りしていますが

私自身がこの気候に飲みたいものをお勧めいたしたく、自然にこうなりました。

ウイスキーの香味は季節でそう変わるものではありませんが

飲み手の我々の体調は大きく変わります。

時節にふさわしいウイスキーを御用意したいものです。

 

特に暑さのお苦手な方はしばらく冷やしてお飲みになるのも良いのではないでしょうか。

オンザロックや水割り、ハイボールでしたら随分飲みやすくなりますし

若いウイスキーやラムはカクテルにしてもおいしいものです。

近くおすすめのウイスキーやラムのカクテルのリストも御用意しようと思っています。

 

 

 

 

盛夏です。

7月の京都の街中は、お囃子が流れて祇園祭一色です。

暑さと繰り返されるリズムが思考力を奪って

毎日が幻のように過ぎていきます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。