四周年記念 ボウモア1968・トロワリビエール1969

 

おかげさまで当店も四周年を迎えることができました。

毎年特別な事はしておりませんが

常には申し上げることの叶わぬ

当店を支えていただいております皆様方への心よりの感謝を

美酒の力を借りて表したいと存じます。

 

15ml×3種で4000円の特別なテイスティング・セットを2種御用意いたしました。

本日より6月中の御提供です。もしくは売り切れ次第の終了とさせていただきます。

 

for Whisky Connisseurs

Avonside 8yo /57% /James Gordon&Co. /for Mr.Edward Giaccone

Bowmore 1968 /25yo /43% /Morrison’s Bowmore Distillery Ltd.

Bowmore 1968-2006 /37yo /41.5% /#3823 /Duncan Taylor for Taste Still,Belgium

 

 

スコッチ・ウイスキーの愛好家の方へ

まずはジャッコーネのエイボンサイドからスタートしていただきます。

Single Highland Malt表記で中身はリベットかと噂されるボトルです。

余計な香味の無い骨太なウイスキーを基準点にしていただきたいと思います。

少し塩分も感じられ、舌を活性化してくれます。

 

そしてボウモア1968ビンテージの比較テイスティングです。

オフィシャルからはモリソン・ボウモア時代最後の25年物

ボトラーズ代表はダンカンテイラーとテイストスティルのダブルネームです。

 

DB25年は94年のサントリーへの売却を控えて

多くの長期熟成品が樽払いされた年のものです。

ブラック・ボウモアや30周年の伝説的なボトルと同時期のリリースとなります。

トロピカル・フルーツの香味に重厚な樽由来の甘栗のような香ばしさが重なる

元詰めならではの風格ある一本です。

 

60年代ボウモアのボトラーの代名詞ともいえるダンカンテイラーより

超長期熟成の37年物

さらにベルギーのテイストスティル向けのボトルは選りすぐりのものです。

トロピカル・フルーツの香味に爽やかなグレープフルーツの酸味とラベンダーの香気が重なる

同社ならではの気品に満ちた一本です。

 

 

 

for Rum Lovers

Montagne Pelee 1975 (Depaz) /45% /Chantal Conte

Trois Rivieres 1969 /45%

Green Label Demerara Rum 15yo /46% /Cadenhead’s /bot.90’s

 

 

ラムを愛する皆様へ

90年代流通の古酒3種のセットです。

海外在庫からではなく全て当時国内に入ったもののデッドストックです。

 

まずはカリブ海の仏領マルティニークより、蒸留所を代表するビッグ・ビンテージ2本です。

シャンタル・コントのモンターニュ・プレ1975は島北部のドゥパズ蒸留所のものです。

ドゥパズは特に香りの良さとボディの繊細さには定評があり

熟したアプリコットの複雑な甘い香りとシャルトリューズのような上品な薬草の風味が愉しめます。

 

そして島南部からは今回の目玉、トロワリビエール1969です。

現在の日本のラム業界を牽引するJISの田中社長は言います。

「人気の出てきたマルティニーク・ラムですが、その始まりは一本のボトル“トロワリビエール1969”からでした。」

この20年で拡大したラム市場の原動力となったボトルです。

氏が蒸留所で体験された50年代以前の古酒と比しても最上とするビンテージ、是非お試しを。

 

最後はケイデンヘッドのデメララです。

このグリーン・ラベルは今も仕様を変えて発売されていますが

90年代のこのボトルは特別な良品です。

ビター・チョコレートやエスプレッソの苦味に干した海草の潮気と旨味が渾然一体となっています。

長い余韻と充足感に必ずやご満足いただける逸品です。

凝縮された濃密な味わいですので最後にお試しいただくことをお勧めいたします。

 

 

極上の美酒のみ6種集めました。

こういった試みは初めてですから

すぐ売り切れるものか、そうではないのか、私も全く予想がつきません。

今後入手困難なものばかりですので

普段御愛顧をいただいております皆様方には是非とも味わっていただきたいですし

これからのお若い方にも体験していただきたいと思います。

どなた様もお申し付け下さいませ。

 

 

また暗い店内でもお選びいただきやすいように

モルト・ウイスキーのリストを作成いたしました。

全商品と価格が掲載されています。

新入荷など常時更新していきたいと思っております。こちらもご活用下さい。

 

 

このような我侭勝手な当店を温かくお見守り下さいまして誠にありがとうございます。

これからも長く続けていけますよう精進いたします。

末永くよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

 

開封いたしました

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

Destileria de Sancti Spiritiu 10yo /el ches 80th Birthday Anniversary /46%

F 1200 (H 800)

 

 

キューバのサンクティ・スピリトゥス蒸留所で造られた10年ものの熟成ラムです。

1928年6月14日に生まれた革命家、チェ・ゲバラの生誕80周年を記念して

目白の田中屋さんが2008年に販売したボトルです。

 

当店の開店準備の為に東京に滞在した時に購入したボトルの再入荷で

最初の一本はゲバラ・ファンのお客様の目に留まり

当店で最初に売り切れたボトルとして印象深かったものです。

 

キューバのラムは素朴ながら丁寧に造られた佳酒が多く

これからの季節にお勧めです。

 

中でもこのサンクティ・スピリタス蒸留所のものは

少しジャマイカン・ラムを想わせる干草の香味と塩気と旨味に加え

レモン・キャンディーのような甘みと南国の天然ゴム様のアクセントも乗って個性的な飲み心地です。

 

そのままでもオン・ザ・ロックでもおいしいキューバン・ラムでございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

このボトルが詰められた2008年はちょっとしたゲバラ・ブームで

二部作の伝記映画も公開されて私も見に行きました。

 

彼の享年も超えてしまった今となっては

学生の頃のようにその無邪気ともいえる程の純粋さに心酔することはできませんが

その生の鮮烈さにはおそらく今後も魅了され続けるのでしょう。

 

その名を思い浮かべるだけでも胸の熱くなる、永遠の我が英雄です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

グレンロッシー 1979-97 18年 インタートレード

 

開封いたしました

グレンロッシー 1979-97 18年 インタートレード

Glenlossie 1979-97 /18yo /Intertrade /43%

H 1000 /F 1800

 

 

イタリアのボトラー、インタートレードの詰めたグレンロッシーです。

同ラベルの1981が好評のうちに終了いたしましたので開封いたしました。

 

 

裏面のラベルに蒸留所の説明文とテイスティング・コメントが記載されているのですが

ビンテージが差し替えられているだけで全く同じものです。

 

With this selection distilled in 19**  we offer a whisky pale straw in colour with a fresh nose,

quite full bodied and clean, with good burnt peat character.

A medium sweet flavour with a long and creamy finish,

again with a slightly perfurmed peatiness.

 

あまり細かくは書かれていませんので

両ボトルに共通して使えそうな文章です。

しいて言うなら繰り返して強調されているピート感はこの1979のほうがやや強く感じられます。

1981の方は香味共にもう少し甘みがありよりクリーミーでした。

 

ともあれどちらも上質なバランスの良い美酒でございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

 

 

先日は壬生に所用があり

ついでにと初めて新撰組屯所跡、八木邸を訪れました。

のどかな住宅街の中にあり

平日で他に人も無く、落ち着いた場所でした。

邸内の畳間に座して案内の方より当時の様子を拝聴するのですが

そこが土方らが芹沢を斬った部屋だというのですから臨場感があります。

数年前の大河ドラマのときは大人気で三時間待ちの行列ができたそうです。

 

隣接する壬生寺は

境内入場自由のためか平日でも大勢のファンの女学生で賑わっていて

時代を超えた新撰組の人気を感じます。

私が学生の頃は女子には沖田が人気でしたが

今は土方のファンが多いようでした。

その時代のドラマの役者の人気によっても変わるのでしょうね。

浅葱の空に白雲の映える心地良い初夏の一日でした。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラッケ ポット  従価

 

開封いたしました

ラッケ ポット 従価

Rakke pott rum /42% /bot. 1980’s

F 1200  (H 800)

 

 

カリブ海、セント・マーチン島のラムです。

84年版の名酒辞典によれば

“西ドイツ産ウイスキー「ラッケ」で知名度のあるラッケ社の製品”とあります。

西ドイツという言葉を久々に見た気がいたしますが時代を感じさせます。

80年代まではまだ日本で贈答品としての洋酒が一般的で

これと同じユニークな形状のボトルの“ラッケ・ウイスキー”は

亡父の部屋にあり、拝借していたのを憶えています。

 

味は・・特筆するものでもないようです。

当時のグレーン比率の高い安価な国産ウイスキーのようなプレーンな酒質は

暑い日に炭酸割りなどがいいでしょう。

昔日に想いを馳せながらお楽しみ下さい。

 

生産地のセント・マーチン島は北部が仏領、南部が蘭領のリゾート・アイランドです。

我々にはあまり馴染みのない場所ですが

ビーチの上を超低空で通過し着陸する大型旅客機の光景が有名です。

 

 

 

小雨の日に

上賀茂の大田神社へカキツバタを見に行きました。

大田神社は裏山の散策路も好きで何度も訪れているのですが

俊成も歌に詠んだという杜若の時期には初めてです。

春はいろいろな花を順番に見ることができて楽しいのですが

梅に始まり桃、桜、つつじと暖色の花々の中で

瑞々しい緑の葉の海に浮かぶような

杜若の群青は心に染み入る美しさです。

展覧会を見に上洛してきた老母を案内して行ったのですが

「雨の日に来られて良かったわ」との言葉は

本心かあるいは私への気遣いだったのでしょうか。

 

杜若は雨の日が特別に美しく、お勧めです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

グレンバーギ 1969-2005 36年 ダンカンテイラー

 

開封いたしました

グレンバーギ 1969-2005 36年 ダンカン・テイラー

Glenburgie 1969-2005 /36yo /Duncan Taylor /44.2% /#6752 /178bts

H 1300 /F 2400

 

 

当店も4年目を迎えるにあたり

初心に戻ろうとウイスキー・リストを作成していたのですが

開店以来一度もグレンバーギを扱っていなかったことに驚き

改めて購入いたしました。

香り高く穏やかな酒質はダンカンテイラー社との相性がとても良く

盛りだくさんのフルーツ・バスケットの様な心躍る香りと

つつじの蜜の様な甘味はこの季節にもぴったりかと思います。

 

 

Caol Ila 1995-2005 /9yo /Acorn’s Natural Malt Selection /60.0%

F 1500 (H 900)

The Old Man of Hoy /Blackadder /43%

F 1200 (H 800)

 

従来1800円以下の商品のハーフ・ショットは設定していませんでしたが

ご要望もいただき、以下のように定めさせていただきます。

 

F 30ml 1500円 – H 15ml 900円 (半額+150円)

F 30ml 1200円 – H 15ml 800円 (半額+200円)

 

少し割高にはなりますが少量でのテイスティングなどにご利用下さいませ。

それ以上の価格の商品はハーフでフルの半額+100円でございます。

 

カリラは特徴的な塩気に加えてかなり強めにスモークが焚き込まれていて

気に入って何本か扱ったものの再入荷です。おすすめです。

オールド・マン・オブ・ホイはオークニーのメインランド行きのフェリーから見える奇岩の名で

ボトルによってスキャパかハイランドパークのどちらかが詰められています。

 

 

 

スコッチ愛好家の間で話題の映画“天使の分け前”を観て参りました。

スコットランドを舞台にした青年の成長譚です。

ディーンストンやバルブレアなどの蒸留所が出てくるだけでなく

後半はスコッチ・ウイスキーが話の主軸になってきます。

スコッチ・ファンかどうかで少し感想は違ってくるでしょう。

“最も許し難いと感じる主人公の行為”は

多くのモルト・フリークの間で一致するのではないでしょうか。

清濁明暗が共に描かれていて

爽快感だけが残る作品ではありませんが

素敵な映画です。

京都シネマで今月中は上映してるようですので

お好きな方は是非。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

 

開封いたしました

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

Jacques Bally   Reserve de la Famille  /45%

H 2000 /F 3800

 

 

仏領マルティニークの名門、Jバリーより蒸留所秘蔵の大古酒です。

1920年代から60年代の複数の樽をブレンドしたものです。

スコッチなら最近発売されましたバルヴェニーのTUN1401と同様の手法ですね。

これは90年代に日本に入った物のようですが

ガラスの質や成形から80年代輸入のボトルよりも古いと思われます。

ブレンド後瓶詰め、蝋封された状態で

長期間蒸留所に保管されていたのではないかと推測しています。

同名のボトルは二度のモデルチェンジを経て今も販売されていますが全く別物で、

現行品もマルチビンテージのようですがそれは軽やかな味わいの掌品です。

 

この濃厚な香味はおそらく焼畑収穫のさとうきびによって造られた

焦げ感のある力強い大古酒がブレンドされているのだと思われますが

対となる野趣を感じさせる所がありません。

極上のランシオと

フランスのお家芸として洗練の域に達したアッサンブラージュの技法の粋を愉しめます。

仏領のラム文化の最高到達点の一つと申し上げて良いでしょう。

 

年代から1987年に閉鎖を決定したジャン・バリー氏の代に造られたのでしょうか、

生産者としてのバリー一族の集大成としての作品のように思えます。

通常はラベルに記されることのない初代Jacque Bally氏の名もそれを物語っています。

Jバリーの歴史が詰まった一本です。是非お試し下さい。

 

 

 

 

連休前に少し早起きして

大阪の天王寺のボストン美術館展に行って参りました。

東博での混雑ぶりは聞いていましたが

お客様に大阪は空いていたと教えていただきました。

展示の素晴らしさは私などの語るべくも無い銘品揃いですが

常設展並みの人出で、絵巻の細部も屏風の大画もゆっくりと堪能できました。

 

久々に大阪に行きましたが

天王寺は再開発が進んで一変していました。

超高層のビルが建ち、中学高校と毎日通った町とは思えないほどです。

母校も壁の色が変わって別の学校のようでしたが

もう卒業して20年以上経つのですから当然ですね。

当店も今月で4年になります。早いものです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

グレンエイボン 15年 セスタンテ

 

開封いたしました

グレンエイボン 15年 セスタンテ

Glen Avon 15yo /Avonside Whisky LTD /Sestante /40% /bot.1980s

H 1300 /F 2400

 

 

セスタンテ扱いのGMのグレンエイボンです。

瓶型からファークラスと思い込んでいましたが

どうやら60年代のマッカランだと言われているようです。

改めて調べてみましたが絞り込むことはできませんでした。

 

程よく焼けたトーストのような穀物の香ばしさと

力強い蜂蜜や黄桃のコンポートの甘い香りが

徐々にビターに変化していきます。

上質なシェリー樽熟成のウイスキーです。

どうしても先入観が入りますが

かつて飲んでいた昔日のマッカランの印象に近いように思います。

愛好家の皆様がマッカランを特別視される理由は

濃厚なシェリー樽熟成でありながら

それに付随することの多い過剰な苦味や硫黄香が無く

相反する長所を兼ね備えている点でしょう。

このボトルもそのように思えます。

しみじみ美味しく、お勧めできる一本です。是非お試し下さいませ。

 

 

 

先の木曜日は当店窓より見える知恩院三門の明かりがいつまでも消えず

4時の閉店時にも灯っていました。

不思議に思い調べると

“ミッドナイト念仏 in 御忌”といって

法然上人の忌日法要に夜通し念仏を唱えているようです。

当初参加するつもりは無かったのですが

帰宅後つい好奇心が出てしまい、散策ついでと出掛けて

随時入退自由とのことで三門の上まで上がってみました。

楼上には蝋燭の薄明かりの中で一面に座布団と木魚が用意され

朝5時頃ですが20数名が僧侶の念仏に合わせて木魚を叩いていました。

若者も多くなかなかの熱気です。

私も座して20分程参加しましたが

十六羅漢像や探幽筆といわれる天井画も昼間に見るより迫力があり

また楼上の回廊より美しく明けゆく洛中を眺めることもでき

珍しく楽しい体験でした。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

ディロン 2002-2012 10年 ダンカンテイラー

 

新入荷です

ディロン 2002-2012 10年 ダンカンテイラー

Dillon 2002-2012 /10yo /Duncan Taylor /54.5% /#4 /240bts

F 1200

 

 

ダンカンテイラーが新たにラムのボトリングを始めたとのことで

国内に輸入された6種のうちの一本です。

初回からカリブ周辺のバラエティ豊かな原酒を集めてますが

注目はこのディロンです。

ボトラーからのマルティニーク・ラムで蒸留所名が明示されたことがかつてあったのでしょうか。

私の記憶にはありません。

シングルカスクで、冷却濾過・着色・加水無しというのも仏領からは珍しいでしょう。

今回は他にキューバのサンクティ・スピリタス蒸留所も詰めており

大手ボトラーからのまた買いだけでは無い独自のルートの存在を感じさせ、期待させます。

 

公式のテイスティング・コメントにリードされながら飲んでいくと

サフランやストロベリー・ジャム、シナモン、レモンと青草の香り。

未熟なパッション・フルーツの酸味、マスタードとペッパーの刺激、魚介の旨味と塩とオイル。

 

オフィシャルのXOよりは明らかに淡いレモン・イエローで

XOに特徴的なバーボン樽由来と思われるバニラ香が無く、コニャック樽熟成でしょうか。

700mlで240本は南国なら自然な目減り量に思えます。

アッサンブラージュによる複雑さがない代わりに

シングルカスクならではの個性を愉しめます。

仏領ラムの愛好家の好奇心をそそるボトルです。お試し下さい。

 

 

ディロンは2005年を最後に操業を止め、現在はドゥパズで造られています。

私もその年に訪れましたが、すでに蒸留所は停止していました。

事務所兼資料館で尋ねると自由に入って見てくれとのことで

巨大な蒸留所を一人で勝手に見て回りました。

窓から南国の強い陽光が差し込み

もう動くことの無い赤銅の装置を静かに輝かせていました。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

バルメナック 10年 スコティッシュ・ワイルドライフ

 

開封いたしました

バルメナック 10年 スコティッシュ・ワイルドライフ

Balmenach 10yo /Scottish Wildlife /Signatory /43%

H 1000 /F1800

 

 

90年代初頭の瓶詰めと思われる

シグナトリーの若いバルメナックです。

野生動物の保護を目的とした“スコティッシュ・ワイルドライフ・トラスト”向けに詰められたもので

裏書によるとラベルの鳥は“Capercaillie・ヨーロッパ大雷鳥”です。

雷鳥の仲間では最大で、雄は気性荒く鹿や羊、人間も威嚇するのだそうです。

 

トップの青草やレモンの香りはニューポットを連想させますが

長期の瓶内熟成によるものか

未熟ながら嫌味なく、上質で心地良い刺激です。

口内でも甘味と酸味のバランス良く

軽く効いたピートがスパイシーに全体を引き締めます。

余韻は麦汁の甘さが程よく続いて消えていきます。

 

シンプルながら過不足無い構成です。

質感も良く、最近のやや迷走気味のニューリリースのボトルの合間にお飲みいただくと

ハッと輝くものがあるのではないでしょうか。

採点し難い魅力に満ちたウイスキーです。是非お試し下さいませ。

 

 

 

この数日の荒天で

洛中の桜はほとんど散ってしまいました。

後は御室や大原、平野神社のいくつかの品種など

遅咲きの名所を残すのみです。

当店の前でも

高瀬川沿いの染井吉野はほぼ落花していますが

数軒下った土佐藩邸跡の元立誠小学校では

御衣黄という遅咲きの桜がまだ見頃です。

御衣黄は花弁が萌黄の珍しい桜で

遠目には葉桜のようにも見えますが

近寄ってよく御覧いただけ

抑えた色調の奥ゆかしい美しさがあり、とても魅力的です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラ・モニー 新世界到達記念ボトル

 

開封いたしました

ラ・モニー XO 新世界到達記念ボトル

La Mauny   Cuvee du Nouveau Monde  X.O. /43%

H 1200 /F 2200

 

 

カリブ海の仏領マルティニーク島の名門、ラ・マニーの古酒です。

1492年のコロンブスによる新世界到達から500周年を記念して

1992年に発売されたボトルです。

当時の帆船や航海道具が金紙で華やかにデザインされています。

ラベルに“Appelation Martinique Controlee”の表記があり

マルティニークのAOC制定は1996年ですので不思議に思いましたが

当時の資料には同じラベルでAOCとX.O.の文言の無いボトルも見られ

おそらく1992年の最初の発売から数年間継続的に生産・販売されていたか

あるいは92年に生産したものを数回に分けて蔵出しして

96年以降に出荷したものをAOC仕様に換装したかだろうと思います。

 

長期熟成のクライヌリッシュのような熟した洋梨や杏の粘性のある甘い香りから

徐々にグレンキースやストラスミルに通じる酸のあるリンゴ様の香りに変化していきます。

ダージリンの新茶や中国の半発酵茶のような

枯れた渋みのなかにもどこか透明な瑞々しさを含んだ味わい。

余韻で再び洋梨の甘み。

とても上質なマルティニーク・ラムです。是非お試し下さい。

 

 

 

コロンブスの墓所を訪れたのは2002年のことです。

シェリーの生産を見にアンダルシアへ行った際に立ち寄った

セビーリャの大聖堂の中にその巨大な柩はありました。

大聖堂はイスラム教のモスクの跡地に造られ

隣接するミナレットを改築した“ヒラルダの塔”より威容が望めます。

長いイスラム勢力の支配からようやく脱却したスペインは

この“到達”を境に新世界の支配者へと変貌していきます。

人類史上最大の悲劇の幕開けです。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

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