カテゴリー : ロングモーン

レジェンド・オブ・キューバン・ラム 2015

 

 

いつもながらのんびり呆けているうちに、気付けばもう一月も終わりです。

 

昨年末の入荷です。

レジェンド・オブ・キューバン・ラム 2015

Legend of Cuban Rum 2015 /45% /Valdespino

H 1600 / F 3000

 

Twitterはじめました

117

 

年末に発売されるのが恒例となっている、JISさん輸入の高級ラムです。

1940~50年代のキューバ産ラムを

1962年のケネディによる経済封鎖前にスペインに運び

シェリーの名門バルデスピノのボデガでソレラ熟成したものです。

 

ソレラ熟成ですから、原酒の注ぎ足しをしているわけですが

それがどこの物かは明らかにされていません。

毎年少しずつ変わっていく味わいも楽しみの一つです。

 

例年年末までには売り切れてしまって

二本並べての比較テイスティングはしたことがありませんが

今回は特に大きく香味に変化があったように思えます。

おそらく今まで一番の甘口になっているのではないでしょうか。

 

近年詰めのシェリー樽熟成スコッチに顕著な

焙煎したような香ばしさも強く感じます。

熟成樽自体も入れ替えたのでしょうか。

写真後方の空き瓶は10年以上前の、封蝋が黄土色の最初期のものです。

少し残して比べてみたかったですね。

 

昨年はキューバと米国の国交回復が行われた歴史的な年でした。

この世界同様に、ソレラの中身も変わっていくのかもしれませんね。

 

 

 

 

スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラにある

バルデスピノのボデガを訪れたのは2002年のことです。

すでにバルデスピノ家の当主ミゲル氏はボデガを売却しており

辛うじてまだ建物は市中にありましたが、中はもぬけの殻でした。

 

郊外のレアル・テソロのボデガに移設されたバルデスピノの遺産を訪ねました。

新オーナー自慢の馬術場や最新のボトリング設備の案内を

どこか空虚な気持ちで聞いていました。

 

 

 

 

 

おかげさまで年末年始は忙しくさせていただきました。

たくさんのボトルが動きましたので一部ご紹介させていただきます。

 

232

 

開封はボウモアの1972、21年ドイツ向け49.1%とパーフェクトドラムのロングモーン1976、

長野屋さんのアイラ(ラガヴーリン)

トロワリビエール1975とデパスXO、甘口のサンタテレサ・セレクトなどでした。

 

254

 

売り切れたのはジェームス・マッカーサーのストラスアイラ1965(傑作でした)と

ライフのトマーティン76、マッキロップのラフロイグ83

ザ・ボトラーズのスプリングバンク93などでした。

今年も良いボトルをご紹介できますよう、努力いたします。

 

 

246

 

リニューアルされた山崎蒸留所見学コースの初日に参加してきました。

完全有料制になり、構成原酒のテイスティングが追加されました。

一回の参加人数も絞られ、より密度の高い内容となりました。

 

写真は有料試飲カウンター横のテラスです。

こちらでいただくウイスキーは格別です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)  Twitter
604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラフロイグ 1990 ジョン・マクドゥーガル

 

 

開封いたしました

ラフロイグ 1990 ジョン・マクドゥーガル  キングスバリー

Laphroaig 1990 /54.1% /John McDougall /Kingsbury

H 1100 / F 2000

Twitterはじめました。

 

010

 

数多の蒸留所長やブレンダーを歴任された

スコッチ・ウイスキー界の重鎮、ジョン・マクドゥーガル氏の選んだラフロイグです。

氏がラフロイグのマネージャーを務められたのは1970-74年だとラベルにありますから

高名なベッシー・ウィリアムソン女史と共に指揮を執ったのですね。

 

このボトルはおそらく2005年頃に詰められた物で

度数違いで二種出ていたものの一つです。

 

スモークと旨み、熟成感のバランス良く

ミネラル豊富なおいしいラフロイグです。

 

年の瀬も迫り、バイセンテナリ・イヤーもあとわずかです。

是非今年のうちに様々なラフロイグをお楽しみくださいませ。

 

 

035

 

今回売り切れたのはGMのロングモーン68、プレストンフィールドのボウモア10年

ラフロイグのスモールレッド15年、ネクターのトマーティン76

シルバーシールのクライヌリッシュ84などでした。

ロングモーンはしばらく欠品します。また良い物をご用意いたします。

 

 

 

 

 

今年の紅葉は前評判通り今一つですが

その分わずかながら例年より人出が少ないように感じます。

金戒光明寺や曼殊院、随心院に毘沙門堂などは

意外と空いていることも多く、お勧めです。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)  Twitter
604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

The Whisky Hoop初回頒布と夏越大祓

 

 

会員制のウイスキー頒布組織、The Whisky Hoop に当店も参加させていただきました。

その記念すべき初回頒布分が到着いたしました。

Hoopは輪です。ウイスキー樽の側板を繋ぐ箍(たが)・帯鉄のことです。

 

TWHチェアマン坂本氏より、ボトルとテイスティングコメントの紹介、

当店での売価の公開の御了承をいただきましたのでご案内いたします。

 

012

 

インペリアル 1995  19年 シグナトリー ザ・ウイスキー・フープ

Imperial 1995-2015 /19yo /53.0% /#50163 /Signatory for The Whisky Hoop

F 1800 / H 1000

バルメナック 1988  26年 シグナトリー ザ・ウイスキー・フープ

Balmenach 1988-2015 /26yo /51.8% /#3236 /Signatory for The Whisky Hoop

F 1800 / H 1000

 

インペリアルは実績のあるビンテージだけあって、若い果実香が爽やかで

穏やかな麦質とキャラメルの甘さのバランスの良い佳酒です。

 

バルメナックは開栓で少し強めのアルコールの刺激を感じますが

豊かな麦質と程よくビターな樽感で、上質なビスケットのようです。

 

TWHの創設メンバーに存じ上げている方がいて

私にも声をかけていただきました。

 

幹部の方々が直接スコットランドを訪れ、蒸留所やボトラーのストックを吟味して

これはというものを詰めて会員に頒布されます。

 

これから毎月一本以上、当店にも入荷いたしますので期待してください。

 

頒布予定表をいただきましたが

私が自分では選ばないような若い原酒や、新しい蒸留所のものも入荷するようで

個人的にもとても楽しみにしています。

新しいウイスキーの組織ウイスキー・フープを、皆様どうかご支援くださいませ。

 

 

032

 

今回売り切れたのはGMケルティックのロングモーン65とリンクウッド70

レアモルトのカリラ77です。

夏はしばらく長期熟成品の開栓は控えて、また秋以降にご用意いたします。

 

 

072

 

6月30日は夏越の祓でした。

京都では各社に茅の輪が用意され

“水無月の夏越の祓いする人は 千歳の命延ぶと言うなり”

の歌を唱えながらぐるぐると輪をくぐり、半年間の穢れを落とします。

また、氷を模した三角形の水無月という菓子を食して息災を祈念します。

翌7月1日からは祇園祭です。 京の夏です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

KINKOさんのボウモア ヴィーナス・リザーヴド

 

 

開封いたしました

ボウモア 1994 18年 55.4% アベイヒル  キンコー

Bowmore 1994 /18yo /55.4% /Abeyhill for Kinko,Satsuma Japan

F 1800 / H 1000

 

054

 

鹿児島で精力的に独自のリリースをされている酒のキンコーさんから

美しいラベルのボウモアが届きました。

ヴィーナス・リザーヴドと名付けられています。ウルビーノのヴィーナスですね。

 

開栓から強めのスモークと若く青い香りです。

時間の経過とともにフレッシュなグレープフルーツの香味が出てきます。

徐々に変化して様々な面を見せてくれる、

90年代のボウモアの魅力をよく具えています。

おすすめです。是非お試しくださいませ。

 

028

 

こちらも開封しています

リープフロッグ 1987-99 46% マーレー・マクダヴィッド

Leapfrog (Laphroaig) 1987-99 /46% /Murray McDavid

H 1100 / F 2000

 

LEAPFROG(跳び蛙)と表記されていますが中身はLAPHROAIGだそうです。

アナグラムにもなっていませんが、何か蒸留所名を出せない事情があったのでしょうね。

80年代らしい、果実香豊かで旨味たっぷりの柔らかいラフロイグです。

 

 

085

 

今回売り切れたのは、パーフェクトドラムと信濃屋さんの93ボウモアと

ダンカンテイラーのスキャパ77、GMのロングモーン73でした。

 

例年の事ながら、気温が上昇するとアイラモルトの御注文が顕著に増えてきます。

また出来るだけ良いものを御用意させていただきます。

 

 

 

 

087

 

三条大橋東詰めの定家葛が満開です。

その蔓を定家の情念に見立てて名付けられたのですが

小さな白い花弁は愛らしく、香りも爽やかです。

 

昨夜は白川で今年最初の蛍を見かけました。

京都にも夏が近づいています。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ロングモーン1969-2002 33年 ピアレス・コレクション

 

 

開封いたしました

ロングモーン1969-2002 33年 ダンカン・テイラー ピアレス・コレクション

Longmorn 1969-2002 /33yo /40.1% /#2947 /161bts /Duncan Taylor Peerless Collection

H 2100 / F 4000

 

024

 

長期熟成のロングモーンを開封いたしました。

ダンカンテイラー社の初期ピアレス表記のボトルです。

ピアレスの60年代ロングモーンは初めて扱います。

 

ボトラー色の強い内容で、GM社のケルティックとは全く異なる香味です。

ピアレスの60年代ボウモアにしか感じないような

トロピカル・フルーツの香りを開封から強く放っています。

 

40.1%でボディは細めですが

蒸留所とボトラーのハウススタイルの長所がうまく合致して

期待以上の内容になっています。

これは素晴らしい。おすすめです。

是非お試しくださいませ。

 

171

 

こちらも開封しています

グレンゴイン 17年 90年代流通品 H 1100 / F 2000

グレンドロナック 1995-2014 18年 リカーズハセガワ・キンコー・信濃屋 H 1100 / F 2000

 

グレンゴインはもう古酒の風味も感じられる上品な美酒で

三社合同のドロナックはオロロソ樽熟成の複雑な香味ながら

濃厚過ぎず、春らしいさらりとした飲み心地です。お試しください。

 

023

 

今回売り切れたのは古いオーバンとGMのグレンアギー68、土屋さんのトマーチン76です。

オーバンの麦質の良さとアギーの果実香は特別でした。

また同等のものを御提供できますよう努力いたします。

 

 

 

 

 

京の桜ももう終わりの季節です。

今年は激しい花散らしで、良い時期はあっという間でした。

先の休日も桜見の散策をいたしました。

 

093

 

東寺の夜間参拝に行ってまいりました。

闇に浮かぶ見事な不二桜と五重塔は幻想的な光景です。

夜の立体曼荼羅も拝観できます。

 

195

 

真夜中の弥次さん喜多さんに桜花の傘。三条大橋です。

 

157

 

平安神宮神苑です。今年のJRのCMだったそうです。残念ながら京都では流れません。

神苑の八重紅枝垂れは遅咲きです。染井吉野が散った後は神苑を訪ねてみてください。

栖鳳池の水鏡に映る泰平閣夕景。

 

210

 

当店から数軒南に下った土佐藩邸跡の立誠校に、御衣黄という珍しい桜があります。

色素の薄い黄緑の花です。これも遅咲きで、昨夜もまだ満開でした。

これから花弁に紅が入り、散っていきます。

 

 

068

 

哲学の道近くの穴場、桜花苑です。

ほとんど人の姿無く、落花も美しいままです。

 

今年の桜はこれまでにいたします。

また来春が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

アラン オークニー・ベア カスクストレングス10年

 

 

2月より開店時間が19時になりました。

お食事の後にもお立ち寄り下さいませ。

 

開封いたしました

アラン オークニー・ベア カスクストレングス 10年

Arran “Orkney Bere Barley” 2004-2014 /10yo /56.2% /4890bts

F 1500 / (H 900)

 

062

 

グラスゴーの南西、クライド湾に浮かぶアラン島唯一の蒸留所より

古代の大麦品種で仕込まれた特別なボトルが到着いたしました。

 

このウイスキーの原料となる六条大麦、ベア種は

およそ1000年以上前にヴァイキングによってスコットランドにもたらされたといわれ

100年程前までは主要銘柄として広く使われていましたが

育成が難しく、収穫高もアルコール収量も低いため廃れ、幻となりました。

 

英国ではスコッチ・ウイスキーは重要な輸出品でもあるため

より収量を向上させる方向に麦の品種改良が進みましたが

肝心の香味が希薄になるという指摘から近年ではそれを見直し、

ワイン同様に、収量を抑えて土地の恵みを凝縮する技法が模索されています。

 

そのきっかけの一つとなったのは故ミッシェル・クーヴレー氏の

“シングル・シングル・ベレ・バーレイ”です。

1985年の時点で業界の進む方向に疑問を持ち

壮大な実験で道を示した先見の明と行動力に改めて感銘いたします。

 

ただクーヴレー氏はベア種の原酒を濃厚シェリー樽で熟成し

またパフューム全盛期のエドラダワーで蒸留したため

その強烈な個性をも受け止め得るベアの力強さは感じるものの

単体でのベア種の香味は把握し難く仕上がっていました。

 

その点このアランはリフィルのバーボン樽熟成で、

樽の影響をおそらくはあえて控え

青さも感じさせますがより純粋に

古代の麦の原酒の香味が分かりやすく造られています。

 

クーヴレー氏が使ったベアは

“バノック”というイーストを使わない古来のパンを造るために

オークニーで細々と栽培していた農家が廃業する際に

その最後の年の生産分を買い取ったもので

未来の無いものでしたが

今回はハイランズ&アイランズ大学オークニー校の農学研究所の協力の下で

作付けの方法を含めて研究・育成されている耕作地のもので

種の復興を目的としています。今後に期待できます。

 

派手さはありませんがしみじみとおいしい田舎パンのような魅力のウイスキーです。

スコッチ・ウイスキーの過去で未来です。

是非お試し下さいませ。

 

 

162

 

今回売り切れたのはGMのロングモーン66と

スコティッシュ・シークレットのロセス68でした。

60年代のボトルは年々入手が難しくなっていますが

可能な限り御提供していけるよう努力いたします。

 

 

 

 

1995年設立のアラン蒸留所を訪ねたのは2000年のことです。

99年に初めて発売されたスタンダード・ボトルが上質で興味を持ちました。

グラスゴー近くの小さな港町、アードロッサンからフェリーで島に渡ります。

島を周回するバスに乗れば、すぐに蒸留所です。

 

アラン島の美しい風景に馴染んだ新しい蒸留所は

最新の技術を導入しながらも、どこか人の手の温かさを感じさせました。

 

見学後、蒸留所を出るといつの間にか豪雨になっていました。

そのまま対岸のキンタイヤ半島に渡るつもりで近くのロックランザ港まで歩きました。

小さな港に人は無く、風雨をしのげる建物も無く、嵐のような荒天の中

突堤に置かれた電話ボックスの中で荒れた海を眺めて船を待ちました。

 

フェリーは予定時刻を一時間以上過ぎても来ず

後で聞くと荒天で運行中止になっていたそうです。

あきらめて再び町の方へ戻ると

幸い最初の民家にB&Bの看板があり、助かりました。

 

老婦人お一人の家で、すぐに風呂を入れていただき生き返りました。

居間で温かい紅茶を淹れていただき

蒸留所で働いている日本人がいるということを伺いました。

快活でよく働き、島の人にも人気があるということを

とても楽しそうにお話されて、私も嬉しくなりました。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

年末のご挨拶 ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス

 

 

12月30日から1月4日まで年越しで休まず営業いたします。

年末年始はこの時だけのシャンパーニュのグラスもご用意いたしますので

一年の節目に是非お越し下さいませ。

1月5日から8日まで年始休業させていただきます。

 

 

開封いたしました

ブローラ 1981-2004 23年 ケルティック・クロス  スコッチモルト販売

Brora 1981-2004 /23yo /46% /Celtic Cross /Scotch Malt Sales,Japan

H 1500 / F 2800

 

032

 

本年最後の開封ボトルとなるでしょう、希少な閉鎖蒸留所のブローラです。

スコッチモルト販売さんのケルティック・クロスのシリーズです。

ラベル中央のケルト十字が印象的です。

 

柔らかく甘いフルーティー・シェリーです。

やや濃いめの深い香味ですが嫌味なく滑らかで、お疲れの時にもおすすめできます。

是非お試し下さいませ。

ブローラは他にオフィシャル30年の3rdとダンカンテイラーの1981も開いています。

 

 

172

 

今回売り切れたのはカラトのアードベッグ1974とGMリザーブのロングモーン1969、

Kinkoさんのベンリアック1976とザ・ボトラーズのポートエレン1979、

マスターピースのボウモア1993でした。

さすが年末は良いボトルが動きます。

 

ポートエレンは新たにOMCの83を

ボウモアは65年頃蒸留の21年50度を開けました。

ロングモーンは65・66・68・71・73と開いています。

ご用命くださいませ。

 

086

 

本日より御提供のシャンパーニュも揃いました。

日替わりの銘柄をグラスでお楽しみいただけます。

年越しらしいことはこれくらいですが

当店でシャンパーニュをお出しするのはこの時期だけですから、気分転換にいかがでしょうか。

 

 

いよいよ年の瀬です。

皆様に支えていただいて、なんとか年を越すことができそうです。

心より御礼申し上げます。

 

当店の窓から望む知恩院の三門は未だ修復工事中です。

年末の中継には間に合いそうもありません。たまにはそれもいいでしょう。

それでは今宵も皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

ロングモーン 1968-2009 40年 GM for JIS

 

 

“ラムの販売技術と実践的分類法についての講習”(再講)

11月26日水曜日 受講申し込み受付中 詳細はこちら

まずは京都から、どのお店でも美味しいラムをお飲みいただける環境造りが目的です。

どうか同業の皆様ご助力下さいませ。おすすめのラム酒を試飲していただけます。

 

 

開封いたしました

ロングモーン 1968-2009 40年 54.9% GM for JIS

Longmorn 1968-2009 /40yo /54.9% /#5270 /95bts /GM “Book of Kells” for JIS

H 1600 / F 3000

 


 

京の秋も深まり、紅葉の美しい季節になってまいりました。

金風吹く頃にはよく熟したウイスキーが飲みたくなります。

 

朝の連続ドラマ、マッサンも好調のようで

私はテレビが無くて見られませんが、毎週お客様からあらすじを教えていただいています。

回想シーンでマッサンこと竹鶴青年が

ロングモーンと思わしき蒸留所で土下座をして造りを教わる場面があったようです。

劇中ではロンモート蒸留所という名前だったようですね。

 

ケルティック・ラベルの60年代ロングモーンといいますと

濃厚シェリー・カスク熟成のものがまず思い浮かびますが

こちらはリフィル・アメリカン・ホグスヘッド樽です。

 

ベリーの香りのビター・スウィート・タイプではなく

白い花とパッションフルーツ、洋梨の爽やかな香りに

麦と古木、僅かにおしろいのような風味もあり艶っぽく華やかです。

 

同時代のロングモーンの中でも特に秀でた品質の一本かと存じます。

絶品です。是非お試し下さいませ。

 


 

こちらも開封しています。

秋らしい落ち着いた香味の2本です。

カーデュとブルイックラディ、どちらも90年代の流通品です。

 

Cardhu 12yo /43%   F 1500 (H 900)

Bruichladdich 10yo /43%   H 1100 F 2000

 



 

今回売り切れたのはハートブラザーズのボウモア1968と

ロンバードのラフロイグ1976でした。

どちらも素晴らしく

特にラフロイグはあまり話題にならないボトルですが、果実香豊かな傑作の一本でした。

 

 

 

 


 

これもお客様に教えていただき

マッサンのロケ地、左京区の駒井家住宅に行ってきました。

昭和2年にヴォーリズの設計で建てられた洋館です。

 

昭和天皇にも教授されたという京大の生物学博士、駒井卓氏の旧私邸で

現在は京都市指定有形文化財になっています。

 

エリーさんこと竹鶴リタさんのスコットランド、カーカンテロフの実家の場面の

撮影に使用されたようです。

カーカンテロフはどんなところか、昔は本で読んで想像するばかりでしたが

今はKirkintillochと打ち込めばストリートビューも見られる時代です。

 

かつて近くの一乗寺に住んでいた頃はよく前を通っていましたが

当時はどういう謂れの建築かは知らずに見ていました。

その頃はすぐそばに豚舎があり、周囲に独特の雰囲気がありましたが

今はそれもマンションになり、疎水沿いの桜も美しい高級住宅街になっています。

 

週末に内部の公開をしています。

紅葉の散策の寄り道にいかがでしょうか。

近くには芭蕉ゆかりの金福寺や詩仙堂、曼殊院などがございます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円       Tel 075-221-1721

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

ロングモーン 1965-2009 43年 GM for JIS 

 

高瀬川は圧巻の桜吹雪

フラワー・シャワーを浴びながらの出勤です

 

 

開封いたしました

ロングモーン 1965-2009 43年 GM for JIS

Longmorn 1965-2009 /43yo /44.4% /#68 /190bts /GM “Book of Kells” for JIS

H 1600 / F 3000

 


 

老舗ボトラーのゴードン&マクファイルが、最高レンジの通称ケルティック・ラベルで詰めたロングモーンです。

先月#67が売り切れましたので隣樽を開けました。

 

2009年ボトリングですからそう古いものでもありませんが

もう市場には60年代のロングモーンはほとんど出てきません。

近年のモルト業界の変化の大きさには戸惑うばかりです。

 

香味は極上のフルーティ・シェリー。

同ビンテージの中でも特に繊細でシルキーな舌触りで

リフィル樽の長所が良く出ています。

 

チェリーの甘い香りも心地良く、この季節にふさわしい一杯かと思います。

今年は朝の連続ドラマで竹鶴政孝氏とリタさんのお話をされるようですから

製法を学ばれたロングモーン蒸留所も人気が出るかも知れません。

是非お試し下さいませ。

 

 


 

マリエンホーフのサクラ・リケールは開花とともに御注文が集まり、残り一杯です。

今日で売り切れになるでしょう。

今年の桜同様の潔さです。

花の見頃は短かったですが、記憶に残る春になりました。

 


 

今週売り切れたのはライフのロングモーン1976です。

最後に残った一杯をふさわしい方にお飲みいただきました。

華やかで甘美な極上の美酒でございました。

 

 

 

洛中の染井吉野の盛りは過ぎましたが

嵯峨野や御室はまだこれからです。

近くでは平安神宮の神苑の紅枝垂れはちょうど見頃と聞きました。

これから京都にいらっしゃる方は訪ねてみてください。

 

 

 



 

4月5日、尊勝院の桜

この日の夜の雨までが今年の桜の盛りだった。

週末で岡崎界隈は凄い人出だったが

ここは無人で独り寂静の花見。

遠く神苑の中も覗き込める穴場です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

プルトニー 1977-2003 26年 ピアレス・コレクション

 

 

開封いたしました

プルトニー 1977-2003 26年 ピアレス・コレクション

Pulteney 1977-2003 /26yo /53.5% /#3073 /210bts /Duncan Taylor Peerless Collection

H 1500 / F 2800

 


 

少し前にリリースされたピアレスのプルトニーです。

開封からこの時代のダンカンテイラーならではの華やかな強い果実香が愉しめます。

また塩キャラメルのようなクリーミーな甘さは

二月の厳しい寒さをやわらげてくれます。

 

蒸留所とボトラーのハウススタイルが良い方向に合致して

ピアレスの中でも出色の出来と思います。

お試し下さいませ。

 


 

今週売り切れたのは

GMケルティックのロングモーン1965とシンジケートのインチガワー1985です。

ロングモーンはさすがの美酒でした。ケルティックは現在1966のみになりました。

インチガワーのこのボトルは麦の旨味が素直に愉しめる王道のスペイサイドでした。

まだ市場にあるようでしたら御購入もおすすめできます。

 

 


 

ウイスキーのリストを更新いたしました。

当店の全ウイスキーの銘柄を価格と共にご覧いただけます。

御贔屓の銘柄を探してみてください。

 

 

 

 

二月の京都は寒さ厳しく、日課の散策も休みがちですが

寒中の陽光柔らかな日に、足を伸ばして大徳寺の聚光院へ行きました。

 

方丈は昨年の台風で屋根を破損し、足場を組んで修復中でした。

内部の永徳と松栄の花鳥図はデジタル複製ながら見事です。

 

利休作と伝わる名勝の庭園は残念ながら組まれた足場のため無惨な姿です。

ただ木組みが加わっただけで、魔法が解けたように狭く平凡なものに感じられます。

洗練された禅の庭の美しさは、僅かな加減でたやすく崩壊します。

悪趣味かもしれませんが今だけの美の舞台裏が見られます。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

 

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