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2013 8月 | Rum and Whisky

2013年 8月 の記事

追悼 ミッシェル・クーヴレー

 

8月17日、ミッシェル・クーヴレー氏が亡くなられたようだ。享年85歳。

 

2004年に氏のブルゴーニュの邸宅を訪問しました。

ボーヌの駅まで運転して迎えに来てくださり、恐縮しました。

「ここに来た日本のバーマンは君一人だけだ」

今もその時の声と表情を明確に思い出せます。

 

氏の所有畑のアリゴテとともに

 

氏の偉業については多くの方が記されていて、改めて書く必要は無いでしょう。

一つ加えるなら、氏はAOCの理念に基づいてスコッチ・ウイスキーを本来の姿に戻そうとしていた。

 

低きに流れんとする業界に危機感を抱き

文化が頂点を迎えた19世紀のやり方を忠実に再現しようとしていた。

その結晶が“シングル・シングル・ベレ・バーレイ”だった。
 

過熟・過剰、もしくは未熟・未完成などと評されながらも

その作品の中に濃厚な熟成シェリーの魅力や淡白なオー・ド・ヴィの味わいを表現し続けた。

 

 

氏のオー・ド・ヴィ。これはミラベル。

 

1984年から始まった“シングル・シングル・ベレ・バーレイ”のプロジェクトの中には

品種・製麦・樽という

現在のスコッチ・ウイスキーがまず解決しなければならない3つの問題が

全て盛り込まれています。

 


 パラディにて大瓶で眠る最後のベレ・バーレイ

 

昨年末にブルイックラディから、続いてアランから、ベア種のウイスキーが発売されました。

氏の投じた一石が少しずつ、確実に業界全体を導いています。

 

 

晩年の作品には苦味や硫黄香のあるものが多く

少し遠ざかっていました。

氏でももはや良いシェリー樽を入手するのは困難なのだろうかと思っていましたが

あるいは私などの知りえない何かを表現しようとされていたのかもしれません。

 

 

今はただ感謝を述べるのみです。

 

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

旧ボトル初期仕様 ロン・サカパ・センテナリオ 

 

開封いたしました

ロン・サカパ・センテナリオ 23年 90年代初頭以前流通品

Ron Zacapa Centenario 23anos /bot. pre 1993

H 1000 / F 1800

 


 

人気のグアテマラ産の甘口ラム、ロン・サカパ・センテナリオの少し古いボトルを開封いたしました。

やしの葉で編んだペタテに包まれたこのボトルは旧来の愛好家には懐かしい物ですが

生産時期によっていくつかのタイプがありました。

グアテマラのサカパ市の市制施行100周年を記念して1976年に生まれたロンサカパが

日本の“世界の名酒事典”に初登場するのは1990年版からで、それが今回開封した上掲ラベルです。

 


 

写真左のラベルが90-93年版までで、中央が2004.2005年版に載っています。

94-2003は左ラベルのデザインに中央ラベルの筆記体のロゴを合わせたようなラベルなのですが

現在当店には空瓶も見当たりませんでした。

2006年からは現行同様の帯状ペタテの23anosラベルになります。

現行品はSISTEMA SOLERA 23 表記です。

右は旧エチケッタ・ネグラです。左以外は空瓶です。

 

今回開封いたしました初期ロットは

とてもドライな味わいです。

もちろんサカパらしいカラメルと甘口シェリー様の甘味はあるのですが

現行に比べますとずっと控えめに抑えられています。

パンペロなどもこの数年間で随分甘くなりましたので

旧スペイン領のラム全体の傾向なのかもしれません。

 


 

ロン・サカパの特別品もいろいろ扱いましたが

ここ最近特に人気が出てほとんど売切れてしまいました。

エチケッタ・ネグラは少しビターで

ストレート・フロム・カスクは強いバーボン樽由来の香りと引き締まった味わいでした。

XOの2003年エディションは甘味が自然で複雑さがあり、おすすめでした。

2006年発売の30周年も先月空きましたが、ボトルは記念にお客様がお持ち帰りになりました。

通常のXOをより上品にしたシルキーな質感でした。

 

これらの特別品は価格の高騰もあり、しばらく当店での扱いは無いと思います。

今回の旧ボトルも希少になりましたので

是非お早めにお試し下さいませ。

 

 

 

昨日はお隣滋賀県のナインリーヴス蒸留所を訪れ

竹内義治氏の御案内で再留の過程を見学させていただきました。

 


 

また長石鉱山の地下深くに湧き出る水源も拝見させていただきました。

詳細なリポートは次回以降に掲載させていただきます。

 


 

 

残暑厳しい一日でしたが

鉱道に入るとひんやりと涼しく

ヘルメット装備で数十メートル下った先に湧き出る岩清水は

正に“命の水”でした。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

 

開封いたしました

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

Ardbeg 1978 /22yo /40% /Selected Personally by Giuseppe Gambi

H 1800 / F 3400

 


 

 

リスキーな香りのするボトルを、好奇心を抑えられず開封いたしました。

イタリアのラヴェンナで古酒を扱うジュゼッペ・ガンビ氏の詰めたアードベッグです。

右のカラト向け1974のゴッホ・ラベルと好対照なポップなデザインです。

 

アードベッグは80年代の多くの期間に

その生産を休止していましたので

現在市場にあるもののほとんどは90年代以降の若いものか、70年代以前の古酒かに分かれます。

その中間が無い分古酒は貴重です。

 

また、アードベッグ最大の特徴である強い燻香を生み出していたフロア・モルティングは

70年代に終了してしまっており

再稼動時には香味が大きく変化しています。

 

MJ氏のコンパニオンによれば

“フロア・モルティングが最後に行われたのは1976年から1977年にかけてだが

アードベッグの麦芽がまだしばらく確保されていたことは疑えない”

とのことですから

このボトルにもまだ自家製麦されたものが使われているのでしょう。

 

開栓から香味に重量級の土と煙、紛うことなき70年代アードベッグです。

爽やかな果実香も感じますが、決してフルーティーなウイスキーではありません。

 

やや鈍重なスタートかと思いきや

口に含んだ瞬間に液体から解き放たれたように湧き上がるスモークで

口内が支配されます。

 

加水の40%なのが残念ではありますが

だからこそという部分もあるでしょう。

スペックから想定されるとおりの内容で安心いたしました。

保証できるおすすめのボトルです。是非お試し下さいませ。

 

 


 

今週売り切れたのは

Glenlossie 1981 /16yo /Hart Brothers

Laphroaig 12yo /Trois Rivieres Rum Cask /Kingsbury

Linkwood 1990 /10yo /Chieftain’s Choice

の三本です。

 

やはりこう暑いとアイラと若いものが人気ですね。

「売り切れる前に紹介した方が良いのでは?」

との助言をいただきましたが

空になった瓶との別れが惜しくて載せているだけなのです。

 

 



 

新しいバーの御紹介です。

もうご存知の方も多いと思いますが

先の六月に当店のすぐ近く、窓から見えるほどの場所に

かつて共に働いた同僚の平野貴之氏がバーを開かれました。

BAR Luckenbooth です。

 

ラッケンブースとは

スコットランドの幸運のお守りだそうです。

誠実で温厚な人柄の平野氏らしい

温かい雰囲気の素敵なお店です。

 

ウイスキーも良いものがありますし、カクテルも豊富です。

機会がありましたら是非一度訪ねてみて下さい。

 

 

また今年もジャパン・インポート・システムさんのラムの祭典

“ラム・フェスタ2013京都”

が、来る8月25日に開催されます。

 

大変申し訳ないことながら私はどうにも賑やかなことが苦手で参加いたしませんが

平野氏も参加されますし

京都の素晴らしいバーテンダーの皆様が集まります。

 

チケットは前売りのみでBAR Luckenbooth と

各ブランドアンバサダー店で販売されていますので

この機会にラムの奥深い世界を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

 

 

送り火が終わると途端に夏を惜しむ気持ちになって参ります。

この酷暑も愛しいような気がしてくるのが不思議です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

ラ・モニー1984

 

お盆も平常通り営業しております

 

涼しげなラベルのラムを開封いたしました

ラマニー 1984

La Mauny 1984 /43%

H 1100 / F 2000

 


 



 

カリブの仏領マルティニーク島より

爽やかな水彩画のラベルのラムを開けてみました。

島南部の大型蒸留所、ラ・モニーのビンテージ品です。

 

1979の後継として詰められ

その後1998までシングル・ビンテージは無かったと思います。

AOCのマークがありませんので

1996年よりも前のボトリングになります。

 

AOC以前のマルティニークらしい、少し厚みのある味わいです。

樽熟成由来の杏の香味に

リンゴの酸味とオレンジの甘味が重なって

シンプルで上質な仏領らしいアグリコール・ラムに仕上がっています。

軽やかで瑞々しく、ついつい飲み進んでしまいます。

 

私が蒸留所を訪れたのは雨季で

空は暗く、敷地入口の小川は氾濫して、このラベルとは全く違った印象でした。

それでもメートル・ド・シェに5本の蒸留塔など案内していただいている間に

高台に南風が吹き抜け、しばしの涼を感じました。

 



 

今週はGMのデメララ1974が売り切れました。

再び仕入れたいのですが

GM社のオールド・ビンテージ・ラムはここ数年日本に入ってきていません。

 

70年代蒸留品は近年の瓶詰めでも良い物が多くありますから

なんとか国内に入れていただきたいものです。

特に1976に期待しています。

 

代わりになるかは分かりませんが

ケイデンヘッドのクラシック・ラムが久々に入荷いたしました。

一時は当店のスタンダードにしていた手頃でおいしい旧英領ブレンドの辛口ラムです。

この季節にはオンザロックがおすすめです。

 

 

 

昨夜から当店窓より望む東山の大谷祖廟にて万灯会が行われています。

山肌に点る明かりは献灯ですが美しいものです。

思い浮かぶ賑やかな面々・・

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

ベンリアック 1976-2012 35年 KINKO 3rd

 

新入荷です

ベンリアック 1976-2012 35年 KINKO 3rd

Benriach 1976-2012 /35yo /47.4% /#3030 /7 of 193bts /for KINKO Satuma,Japan 3rd Release

H 1500 / F 2800

 


 

話題のボトルが当店にも入荷いたしました。

鹿児島の気鋭の酒販店、キンコーさんの詰めたベンリアック1976です。

ボトルナンバー7番がやってきました。格別の意味はありませんが嬉しいものです。

 

開封から素晴らしい香りです。

2ndに比べますとやや樽感とアタックが強めですが

むしろ好ましく感じられます。

ビンテージの特徴が良く出ていて、期待を裏切らない内容かと思います。

桃のような爽やかな香味のウイスキーです。是非お試し下さい。

 


 

今週空いたのはケイデンヘッドのカリラ15年です。煙香淡く旨味の濃いユニークな佳酒でした。

新入荷はダン・イーディアンのボウモア1992 8年物です。シンプルにその青さが愉しめます。

 



 

カクテル・リストからの今週のおすすめはキャプテンズ・ブラッドです。

当店のレシピでは

 

アプルトン12年 50ml

フレッシュ・ライム・ジュース 10ml

アンゴスチュラ・ビターズ 3drops

トロワリビエール・シロップ 1.5tsp

以上をシェークしたものです。

 

ダーク・ラムを使用したカクテルは、銘柄によって全く違った出来上がりになります。

英国海軍に因んだ飲み応えのあるショート・カクテルを

是非旧英領のジャマイカン・ラムの香ばしさと共にお愉しみ下さいませ。

 

 

 

先の休日は宮崎駿監督の“風立ちぬ”を観て参りました。

円熟した魅力のある、懐古的な良い映画でした。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

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Ainslie’s Specially Selected Very Old Scotch Whisky 12yo

 

 

開封いたしました

Ainslie’s Specially Selected Very Old Scotch Whisky  12yo

H 1800 / F 3400

 


 

DCL傘下のエインズリー・アンド・ヘイルブロン社の詰めた

12年物のブレンデッド・ウイスキーです。

 

流通は70年代前期以前と推測され

同社はクライヌリッシュ蒸留所の所有者でしたので

原酒はのちにブローラと呼ばれることになる

旧クライヌリッシュの60年代の物かと考えられます。

希少なボトルと申し上げていいでしょう。

 

かつてのクライヌリッシュのオフィシャル・ボトルにも掲げられていた

美酒の守護獣グリフィンのトレード・マークが誇らしげです。

 

香味は艶やかで力強く、オイリーなブローラの特徴が良く出ています。

ピートも程よく効いていて、初期バイカラーにも似ていますが

基幹が細密画のように緻密なミニチュアに構成されていて

それをグレーンが包み込むようです。

 

上質なブレンデッドと見るよりは

上手に伸ばされた旧クライヌリッシュという印象です。

年月を超える美酒です。是非お試し下さい。

 

 



 

今週売り切れたボトルは、テイスターのポートエレン1982です。

穏やかな良いポートエレンでした。夏のアイラ人気で一気に無くなりました。

 

現在お勧めしているのはシグナトリーのボウモア1975とハイスピリッツのベンリアック1968です。

ボウモアはいまだパフューム無く、安定してきています。

ボウモアにはまだこんな一面もあったのかと驚かされる一本です。

 

ベンリアックは開封時よりさらに香味共に良く開いて、まさに飲み頃です。

残り半分です。こちらもお試し下さいませ。

 

 

 

先日、鴨川の散策中に

かねてより建設中の二条のリッツカールトンの屋根が出来上がっているのが見えました。

入母屋風の三角屋根でした。

京都市の建築制約もあって、低層のホテルになるようですね。

来春開業とのこと、古都にまた新しい景色が加わります。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

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20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

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