2012年 10月 の記事

アプルトン 1949

 

 

開封いたしました

アプルトン 1949

Appleton Estate Special 1949 /60%

 


 

1749年創業のジャマイカの名門、アプルトン・エステートにて

60年以上前に蒸留された大古酒を開封いたしました。

 

今年は1962年のジャマイカの独立から50周年にあたり

記念してアプルトンの50年物が発売されて話題になりました。

 

それはジャマイカの首相の除幕によりお披露目されたスーパー・プレミアム・ボトルで

世界800本限定、海外での価格は40万円程のようです。

もちろんこれはそのボトルとは比較になりませんが

より古い年代のものです。

イタリアン・タックス・シールは三ツ星です。60年代の流通品でしょうか。

 

状態はとても良好、ジャッコーネやベイカーの偉大なボトルのような極辛口ではなく

現行アプルトンのカラメルの甘味でもない

蜜のような透明感のある甘みと

度数を感じさせない均整のとれた味の構成に

笑みがこぼれます。

是非お試し下さいませ。

 

 

国内にダモワゾーの1980がまとまって入荷したようですね。

極上のスコッチやコニャックにも比肩し得る美酒で

近年詰めのラムでは最上の一つだと思います。

 

銘柄に迷われてる方

御自宅用の一本に推薦いたします。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

トマーチン 1976-2011 34年 “ザ・ライフ” スリー・リバーズ

 

新入荷です

トマーチン 1976-2011 34年 “ザ・ライフ” スリー・リバーズ

Tomatin 1976-2011 /34yo /”The Life” Three Rivers /49.9% /Refill Sherry Butt /303bts

 



 

スリーリバーズさんの人気シリーズ、“ザ・ライフ”の最新作が入荷いたしました。

12作目となる今回は、近年特に人気の高いトマーチン1976年蒸留です。

人の一生をテーマとし、赤子の顔から始まったラベル写真も

ついに老夫婦にまでなりました。

時の流れの早さを感じさせます。

また、裏ラベルの人物もビクトリー・サインを出しておりますので

内容も期待できます。

開封が楽しみです。是非お試し下さいませ。

 

 

不知、生れ死ぬる人、いづかたより来りて、いづかたへか去る

 

鴨川の散策がてら

“方丈記800年記念祭”開催中の下鴨神社へ行って参りました。

1212年に記されたとされる方丈記にゆかりの展示やイベントとともに

長明の方丈の庵が再現されています。

分解して運べて、簡単に組み立てられる小さな庵です。

またスタジオジブリによる“定家と長明”展もあり

若い人も来ていました。

とはいえ普段よりはやや人が多いかなという程度で

心地良い気候の中

のんびりと見物できて気分転換になりました。

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ポート・モラント 18年 “Live Reggae Tonight”

 

開封いたしました

デメララ・ラム ポート・モラント 18年 “ライブ・レゲエ・トゥナイト”

Port Morant 18yo /”Live Reggae Tonight” Enos Selezione Vini /46% /222bts

 



 

フィレンツェのワイン商の詰めたデメララ・ラムです。

ビンテージの記載はありませんが

80年代の蒸留かと思われます。

70年代のものと比べますとやはり香味の複雑さではやや劣りますが

その分力強いインパクトがあり

十二分な飲み応えです。

急に涼しくなってきたこの時期におすすめの濃厚ラムでございます。

是非お試し下さい。

 

 

美食の季節、食後にふさわしい極上のリキュールも御紹介致します。

 



 

フィレンツェで800年の歴史を誇る

世界最古の薬局、サンタ・マリア・ノヴェッラのリキュールです。

 

キーナ

ローズ

アルケルメス

チョコレート

メディーチェオ

 

グラッパとリキュールの生産者とウイスキーのコレクターを訪ねて

イタリアへ行った時に出会いました。

現行のリキュールとしては最高級のものの一つです。

厳選された天然素材から抽出された香味の真髄です。

現在はこの5種類を御用意しておりますが

国内入荷が不安定ですので御留意下さいませ。

 

メディチ家御用達の貴族的な液体の宝石を

是非一度御賞味下さいませ。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

アードベッグ 1999 ガリレオ

 

アードベッグ ガリレオ

Ardbeg “Galileo” / 49%

 


 

今話題のボトルが当店にも到着いたしました。

近代天文学の父、ガリレオから名付けられた

アードベッグの新作です。

現在国際宇宙ステーションで行われている

無重力空間でのアードベッグの熟成の実験を記念したボトルです。

イタリア人ガリレオ・ガリレイにちなんでか

シチリアのマルサラ酒の樽熟成原酒が多く使われているそうです。

蒸留年は1999年、

どうせならガリレオの地動説を異端としたことに教皇が公式謝罪した1992年の蒸留物にすれば・・

と思ってしまいますが

その頃はアードベッグの不遇の時期で

極少量の生産しか行われていませんでしたので

現実的には難しいでしょう。

 

実際の実験には樽に入れたウイスキーでは無く

その分子のみが使われているようで

宇宙仕込みのウイスキーを我々が飲めるのはまだ先のようです。

 

宇宙時代の人々は土星の輪を間近に眺めながら

無重力ウイスキーを愉しむのかも知れません。

 

 

アードベッグを訪れたのは2000年のことです。

晩冬の強風の中、最南端の蒸留所までレンタサイクルで来た私は

芯まで冷え切っていました。

蒸留所にはオープンしたばかりのカフェが併設されており

スープとパンで体を温めることができました。

生産過程を見学させていただいた後

記念にとカフェに戻り大判のポスターを購入したところ

「日本までの送料はサービスですよ」と

梱包していただきました。

帰国後しばらくしてポスターが到着しましたが

今思えば商品の代金より送料の方が高いでしょう。

スタンダードのサービスか貧乏そうな旅行者への配慮かはわかりませんが

特別な思い出の品になりました。

当時勤めていたバーに飾らせていただきました。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

 

TOP