2013年 5月 の記事

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

 

開封いたしました

サンクティ・スピリトゥス10年 チェ・ゲバラ生誕80周年記念ボトル

Destileria de Sancti Spiritiu 10yo /el ches 80th Birthday Anniversary /46%

F 1200 (H 800)

 


 

キューバのサンクティ・スピリトゥス蒸留所で造られた10年ものの熟成ラムです。

1928年6月14日に生まれた革命家、チェ・ゲバラの生誕80周年を記念して

目白の田中屋さんが2008年に販売したボトルです。

 

当店の開店準備の為に東京に滞在した時に購入したボトルの再入荷で

最初の一本はゲバラ・ファンのお客様の目に留まり

当店で最初に売り切れたボトルとして印象深かったものです。

 

キューバのラムは素朴ながら丁寧に造られた佳酒が多く

これからの季節にお勧めです。

 

中でもこのサンクティ・スピリタス蒸留所のものは

少しジャマイカン・ラムを想わせる干草の香味と塩気と旨味に加え

レモン・キャンディーのような甘みと南国の天然ゴム様のアクセントも乗って個性的な飲み心地です。

 

そのままでもオン・ザ・ロックでもおいしいキューバン・ラムでございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

このボトルが詰められた2008年はちょっとしたゲバラ・ブームで

二部作の伝記映画も公開されて私も見に行きました。

 

彼の享年も超えてしまった今となっては

学生の頃のようにその無邪気ともいえる程の純粋さに心酔することはできませんが

その生の鮮烈さにはおそらく今後も魅了され続けるのでしょう。

 

その名を思い浮かべるだけでも胸の熱くなる、永遠の我が英雄です。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

グレンロッシー 1979-97 18年 インタートレード

 

開封いたしました

グレンロッシー 1979-97 18年 インタートレード

Glenlossie 1979-97 /18yo /Intertrade /43%

H 1000 /F 1800

 


 

イタリアのボトラー、インタートレードの詰めたグレンロッシーです。

同ラベルの1981が好評のうちに終了いたしましたので開封いたしました。

 



 

裏面のラベルに蒸留所の説明文とテイスティング・コメントが記載されているのですが

ビンテージが差し替えられているだけで全く同じものです。

 

With this selection distilled in 19**  we offer a whisky pale straw in colour with a fresh nose,

quite full bodied and clean, with good burnt peat character.

A medium sweet flavour with a long and creamy finish,

again with a slightly perfurmed peatiness.

 

あまり細かくは書かれていませんので

両ボトルに共通して使えそうな文章です。

しいて言うなら繰り返して強調されているピート感はこの1979のほうがやや強く感じられます。

1981の方は香味共にもう少し甘みがありよりクリーミーでした。

 

ともあれどちらも上質なバランスの良い美酒でございます。

是非お試し下さいませ。

 

 

 

 

先日は壬生に所用があり

ついでにと初めて新撰組屯所跡、八木邸を訪れました。

のどかな住宅街の中にあり

平日で他に人も無く、落ち着いた場所でした。

邸内の畳間に座して案内の方より当時の様子を拝聴するのですが

そこが土方らが芹沢を斬った部屋だというのですから臨場感があります。

数年前の大河ドラマのときは大人気で三時間待ちの行列ができたそうです。

 

隣接する壬生寺は

境内入場自由のためか平日でも大勢のファンの女学生で賑わっていて

時代を超えた新撰組の人気を感じます。

私が学生の頃は女子には沖田が人気でしたが

今は土方のファンが多いようでした。

その時代のドラマの役者の人気によっても変わるのでしょうね。

浅葱の空に白雲の映える心地良い初夏の一日でした。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ラッケ ポット  従価

 

開封いたしました

ラッケ ポット 従価

Rakke pott rum /42% /bot. 1980’s

F 1200  (H 800)

 


 

カリブ海、セント・マーチン島のラムです。

84年版の名酒辞典によれば

“西ドイツ産ウイスキー「ラッケ」で知名度のあるラッケ社の製品”とあります。

西ドイツという言葉を久々に見た気がいたしますが時代を感じさせます。

80年代まではまだ日本で贈答品としての洋酒が一般的で

これと同じユニークな形状のボトルの“ラッケ・ウイスキー”は

亡父の部屋にあり、拝借していたのを憶えています。

 

味は・・特筆するものでもないようです。

当時のグレーン比率の高い安価な国産ウイスキーのようなプレーンな酒質は

暑い日に炭酸割りなどがいいでしょう。

昔日に想いを馳せながらお楽しみ下さい。

 

生産地のセント・マーチン島は北部が仏領、南部が蘭領のリゾート・アイランドです。

我々にはあまり馴染みのない場所ですが

ビーチの上を超低空で通過し着陸する大型旅客機の光景が有名です。

 

 

 

小雨の日に

上賀茂の大田神社へカキツバタを見に行きました。

大田神社は裏山の散策路も好きで何度も訪れているのですが

俊成も歌に詠んだという杜若の時期には初めてです。

春はいろいろな花を順番に見ることができて楽しいのですが

梅に始まり桃、桜、つつじと暖色の花々の中で

瑞々しい緑の葉の海に浮かぶような

杜若の群青は心に染み入る美しさです。

展覧会を見に上洛してきた老母を案内して行ったのですが

「雨の日に来られて良かったわ」との言葉は

本心かあるいは私への気遣いだったのでしょうか。

 

杜若は雨の日が特別に美しく、お勧めです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

グレンバーギ 1969-2005 36年 ダンカンテイラー

 

開封いたしました

グレンバーギ 1969-2005 36年 ダンカン・テイラー

Glenburgie 1969-2005 /36yo /Duncan Taylor /44.2% /#6752 /178bts

H 1300 /F 2400

 


 

当店も4年目を迎えるにあたり

初心に戻ろうとウイスキー・リストを作成していたのですが

開店以来一度もグレンバーギを扱っていなかったことに驚き

改めて購入いたしました。

香り高く穏やかな酒質はダンカンテイラー社との相性がとても良く

盛りだくさんのフルーツ・バスケットの様な心躍る香りと

つつじの蜜の様な甘味はこの季節にもぴったりかと思います。

 


 

Caol Ila 1995-2005 /9yo /Acorn’s Natural Malt Selection /60.0%

F 1500 (H 900)

The Old Man of Hoy /Blackadder /43%

F 1200 (H 800)

 

従来1800円以下の商品のハーフ・ショットは設定していませんでしたが

ご要望もいただき、以下のように定めさせていただきます。

 

F 30ml 1500円 – H 15ml 900円 (半額+150円)

F 30ml 1200円 – H 15ml 800円 (半額+200円)

 

少し割高にはなりますが少量でのテイスティングなどにご利用下さいませ。

それ以上の価格の商品はハーフでフルの半額+100円でございます。

 

カリラは特徴的な塩気に加えてかなり強めにスモークが焚き込まれていて

気に入って何本か扱ったものの再入荷です。おすすめです。

オールド・マン・オブ・ホイはオークニーのメインランド行きのフェリーから見える奇岩の名で

ボトルによってスキャパかハイランドパークのどちらかが詰められています。

 

 

 

スコッチ愛好家の間で話題の映画“天使の分け前”を観て参りました。

スコットランドを舞台にした青年の成長譚です。

ディーンストンやバルブレアなどの蒸留所が出てくるだけでなく

後半はスコッチ・ウイスキーが話の主軸になってきます。

スコッチ・ファンかどうかで少し感想は違ってくるでしょう。

“最も許し難いと感じる主人公の行為”は

多くのモルト・フリークの間で一致するのではないでしょうか。

清濁明暗が共に描かれていて

爽快感だけが残る作品ではありませんが

素敵な映画です。

京都シネマで今月中は上映してるようですので

お好きな方は是非。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

 

開封いたしました

ジャック・バリー レゼルブ・ド・ラ・ファミーユ

Jacques Bally   Reserve de la Famille  /45%

H 2000 /F 3800

 


 

仏領マルティニークの名門、Jバリーより蒸留所秘蔵の大古酒です。

1920年代から60年代の複数の樽をブレンドしたものです。

スコッチなら最近発売されましたバルヴェニーのTUN1401と同様の手法ですね。

これは90年代に日本に入った物のようですが

ガラスの質や成形から80年代輸入のボトルよりも古いと思われます。

ブレンド後瓶詰め、蝋封された状態で

長期間蒸留所に保管されていたのではないかと推測しています。

同名のボトルは二度のモデルチェンジを経て今も販売されていますが全く別物で、

現行品もマルチビンテージのようですがそれは軽やかな味わいの掌品です。

 

この濃厚な香味はおそらく焼畑収穫のさとうきびによって造られた

焦げ感のある力強い大古酒がブレンドされているのだと思われますが

対となる野趣を感じさせる所がありません。

極上のランシオと

フランスのお家芸として洗練の域に達したアッサンブラージュの技法の粋を愉しめます。

仏領のラム文化の最高到達点の一つと申し上げて良いでしょう。

 

年代から1987年に閉鎖を決定したジャン・バリー氏の代に造られたのでしょうか、

生産者としてのバリー一族の集大成としての作品のように思えます。

通常はラベルに記されることのない初代Jacque Bally氏の名もそれを物語っています。

Jバリーの歴史が詰まった一本です。是非お試し下さい。

 

 

 

 

連休前に少し早起きして

大阪の天王寺のボストン美術館展に行って参りました。

東博での混雑ぶりは聞いていましたが

お客様に大阪は空いていたと教えていただきました。

展示の素晴らしさは私などの語るべくも無い銘品揃いですが

常設展並みの人出で、絵巻の細部も屏風の大画もゆっくりと堪能できました。

 

久々に大阪に行きましたが

天王寺は再開発が進んで一変していました。

超高層のビルが建ち、中学高校と毎日通った町とは思えないほどです。

母校も壁の色が変わって別の学校のようでしたが

もう卒業して20年以上経つのですから当然ですね。

当店も今月で4年になります。早いものです。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。

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