カテゴリー : ナインリーヴス

ラム酒専門店がおすすめする新ベーシック・アイテムとしてのラム銘柄一覧   ・R&W式ラム分類法

 

 

混沌こそは豊饒の源です。

近代、児童文学は性と残酷描写を排除してその魅力を失い

恐ろしい妖怪も名付けられ分類されて、無害であわれなマスコットに成り果てています。

 

しかし時は流れ、状況は変遷し

混沌をありのままに受け入れて楽しんでいただける時代ではなくなりました。

 

ラムの世界もこれからより多くの皆様に受け入れていただくためには

きちんとカテゴライズされていく必要があるようです。

 

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昨今ネットショップでは1000種を超えるラムが販売され

容易に入手できる良い時代になりましたが

実際どの銘柄を購入すれば良いのかは

選択肢が多過ぎてかえって難しくなっているように思えます。

 

ラムの魅力はその多様性にありますが

それは同時に全体像を把握し難くもしています。

 

他の多くの酒のジャンルと違い

製法のルーツや、飲料としての機能の全く異なる世界各地の酒文化が

“さとうきび由来の蒸留酒をラムと呼ぶ”という定義によってくくられているからです。

 

今回は実際に当店でお客様によくおすすめしている銘柄を

その実践的な分類とともに御紹介いたします。

 

 

 

ラムの分類といえば、かつては色目からホワイト・ゴールド・ダークに

香味からライト・ミディアム・ヘビーに、

 

最近は歴史的経緯と生産方法から

 

Rum イギリス系。英国のスコッチのようなドライで重厚な香味。

Rhum フランス系。仏産ブランデーのようなフルーティーな香りと繊細なボディ。

Ron スペイン系。アンダルシアのデザート・シェリーのような柔らかな甘口。

 

に分類することが多いようです。

 

一つのたたき台と思っていただきたいのですが

私は扱っているラムを、現場での用途とその機能から大きく7つに分類しています。

 

R&W式ラム分類法

Category-1 香味を抑えたホワイト  (バカルディ・ホワイト、サンティアゴ・デ・クーバ・カルタ・ブランカなど)

Category-2 味わい豊かなホワイト  (ペール・ラバ・ブラン、ナインリーヴス・クリアなど)

Category-3 軽く熟成したもの  (ハバナクラブ3年、ダモワゾー・アンブレなど)

Category-4 熟成ラム辛口・スタンダードクラス  (パッサーズ、ディロンVSOPなど)

Category-5 熟成ラム甘口・スタンダードクラス  (ロン・サカパ・センテナリオ、パンペロ・アニヴェルサリオなど)

Category-6 熟成ラム辛口・プレミアムクラス  (ポートモーラント、モニマスク、ネイソンXOなど)

Category-7 熟成ラム甘口・プレミアムクラス  (ロンサカパXO、ロン・センテナリオ30年など)

 

このうち総合的なバーで必須なのはまずCategory-1 (以下C1)です。

ダイキリやXYZなどスタンダードカクテル製作に使用します。

人気があるのはC5です。現在、バーでのラムの御注文の多くはこのカテゴリーでしょう。

当店で特にお奨めしているのはC6です。上質なものはスコッチやコニャックの極上品に匹敵します。

シングルモルトから嗜好を広げる方は、まず必ずこのタイプをお選びください。

 

その他のカテゴリーについては専門店なら必要ですが

総合的なバーでは必須というものでもありません。

 

私もかつては総合的なバーに勤めておりました。

バックバーにはスコッチ・バーボン・リキュールが並び

わずかにブランデーとスピリッツ、ラムは通常10本以下でしょう。

 

その狭き枠に無駄なくおいしいラムを置いていただき、

お客様に的確にお求めのものを御提供していただくことこそが

ラムの愉しみを広く知っていただく第一歩になると考え

その一助になればとの思いからこの文を記しております。

 

マイヤーズやロンリコ、レモンハートなどの慣れ親しんだ銘酒たちから一歩踏み込んで

それぞれのボトルが明確な目的を持った、新しいベーシック・アイテムを選定すべき時が来ました。

 

それでは各カテゴリーの内容とおすすめの銘柄を見ていきましょう。

 

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Category-1 香味を抑えたホワイト  (バカルディ・ホワイト、サンティアゴ・デ・クーバ・カルタ・ブランカなど)

 

どのバーにも一本は必要なものです。

ダイキリやXYZ、近年人気のモヒートなどのベースとなります。

カクテルベースのホワイト、といっても良いでしょう。

 

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多くは連続式蒸留器での高濃度蒸留と活性炭フィルター濾過により

原料由来の香味を除去し、クリアなウォッカのような酒質にしています。

機能と用途の点から乱暴に言うなら、さとうきびで造るウォッカです。

 

C1はバカルディ・ホワイト一本で充分です。

品質・知名度・汎用性・価格・入手の容易さ、現在の日本市場では別格です。

 

もちろん専門店や差別化を考えているお店、あるいはメーカーのしばりがあればその限りではありません。

 

当店ではC1はサンティアゴ・デ・クーバ・カルタ・ブランカを主に使っています。

キューバ・ラムらしい素朴な穀物のような香味を好ましく思っての選択です。

それでもその僅かな穀物様の個性は、副材料によってぶつかってしまうことがあります。

グレープフルーツやトマトジュースのカクテルの場合はバカルディに変えています。

 

これは当店がラムに特化した店だからしていることです。

その分冷凍庫内のスペースは失われますので

たとえばテキーラなんかは一本だけしか置くことができていません。

それはまたそちらの専門店でしていただくのが良いと考えています。

 

まずはバカルディ・ホワイトを、余裕があればその他のものも置いていただければ

より幅広くお楽しみいただけるのではないでしょうか。

 

サンティアゴ以外ではハバナクラブやアプルトンのホワイトもおすすめです。

ハバナクラブのアネホブランコはラムらしい香味が程よく感じられて

代えがたい個性がありましたが、終売のようですね。

 

 

少し厚みのある質感を好まれる方には

プランテーション・スリー・スターズがお薦めです。

旧英領の三国のラムのブレンドで

エギュベル・ジンのようなふくよかな甘みを感じさせます。

当店では冷凍してラム・リッキーやXYZに使っています。

 

ハバナクラブの3年を使っていらっしゃるお店も多いようですが

はっきりとラムらしい個性が主張しますので、少し好き嫌いが分かれるようです。

香味が強すぎるようでしたら

バカルディ45mlに対してハバナ3年をほんの1tsp加えるだけで充分深みが出ますので

ダイキリなどで一度お試し下さいませ。

各C1銘柄とカクテルの相性につきましては、また別に記事にしたいと思います。

 

推奨銘柄

Ron

バカルディ・ホワイト 1000円前後

サンティアゴ・デ・クーバ・アネホ・ブランコ 2000円前後

Rum

プランテーション・スリー・スターズ  1500円前後

 

 

 

 

Category-2 味わい豊かなホワイト  (ペール・ラバ・ブラン、ナインリーヴス・クリアなど)

 

C1とは違ってそれ自体にしっかりとした香味の主張のあるホワイト・ラムです。

その味わいをストレートかロックでそのままお愉しみいただくか

あるいはその個性を生かしたティ・ポンシュなどのカクテルにするタイプです。

 

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C1がいわばウォッカに近いタイプとすれば

C2はテキーラのブランコや透明のグラッパ、オードヴィーと近い区分になります。

 

好き嫌いの分かれるカテゴリーです。

熟成していない分、蒸留所ごとの原酒の個性が明確に表れますので

その違いを愉しむには最適です。

 

しかしその強烈な個性ゆえに全く受け付けないという方もいらっしゃいます。

嗜好品ですので、それで良いのです。

 

ただ注意していただきたいのは、これをC1として扱ってはいけないということです。

例えばカクテルベースのジンをいつものビーフィーターからタンカレーに変えるような感覚で

このタイプのホワイトを仕入れてしまいますと

使いにくいし、お客様の反応も悪く、棚の飾りになってしまいます。

そうなると次のラムの仕入れやお試しいただける機会が遠のいてしまいますので

是非それぞれのボトルの特性をよくご理解いただいた上で扱っていただければと願います。

 

このカテゴリーのおすすめ銘柄ですが・・

現時点では総合的なバーには必須でも無いようにも思えます。

もちろん専門店なら複数必ず用意されるべきものですが

体系的な説明が難しい環境で単体で御提供しても魅力が伝わりにくい上、

むしろ誤解を招く危険性もあるように思えます。

 

それでも何か一本、ということでしたら

いっそこのスタイルの極致ともいうべきペール・ラバ・ブラン59%なら通人も満足でまた試金石にもなりますし

もう少し控え目にならダモワゾー・ブランも旨味しっかりでおすすめです。

 

また、カクテルユースを主に考えるならフランス系のネグリタ・ホワイトも

エキゾティックな香り豊かながらミキサビリティーが高く、創作の幅が広がる一本です。

 

あるいはこの枠に日本の誇るこのカテゴリーの頂点の一つ、ナイン・リーヴス・クリアを置くのはいかがでしょう。

仏領のものと個性は違いますが品質は最高で、国産という話題性もありお客様の興味を引きます。

 

どのボトルを置かれるにしても、提供者の理解が深まればより魅力を増すタイプですから

カクテルに使われる場合も事前に充分シミュレートして調整していただきたいと思います。

経験上、テキーラ・ベースを想定したレシピとの相性が良いようですので、お試しください。

 

 

推奨銘柄

Rhum

ペール・ラバ・ブラン59% 3500円前後

ダモワゾー・ブラン 2000円前後

ネグリタ・ホワイト 1800円前後 カクテルベースに

国産

ナイン・リーヴス・クリア 5000円前後

 

 

 

Category-3 軽く熟成したもの  (ハバナクラブ3年、ダモワゾー・アンブレなど)

 

C1やC2のホワイトを数ヶ月から3年程度短期熟成したものです。

C1は木樽の成分を吸収して複雑な香味になり

C2は熟成によって強い主張が抑えられ、柔らかい香味になります。

 

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テキーラのレポサドや、ウイスキーならトリスなどが近い区分です。

熟成酒として完成されていませんが、透明のものには無い樽の風味があり

双方の中間的な魅力があります。

 

若いウイスキー同様にソーダで割ってハイボールにすることが多いです。

またその個性を生かしたカクテルにもいたします。

 

仏領の物にはアンブレ(琥珀)、パイユ(麦わら)、エルヴェ・スー・ボワ(樽熟)などの表記があります。

 

推奨銘柄

Ron

ハバナクラブ3年 1500円前後

サンティアゴ・デ・クーバ・アネホ 2500円前後

バカルディ・ソレラ・リザーブ 2800円前後  軽くレモンピールでハイボールに最適

Rhum

ダモワゾー・アンブレ 2000円前後

バルバンクール4年 2000円前後  辛口ハイボールに

 

 

 

Category-4 熟成ラム辛口・スタンダードクラス  (パッサーズ、ディロンVSOPなど)

 

しっかりと熟成した若いラムです。ダーク・ラムもしくはゴールド・ラムとしての最初の完成形です。

樽熟成由来の複雑な香味が楽しめますが、まだ若く粗く、強いアルコールの刺激を感じます。

 

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欧米や、ラム専門店ではストレートで飲まれることが多いでしょう。

しかし日本の総合的なバーではオン・ザ・ロックで飲まれる方が一般ではないでしょうか。

バーボンの消費のされ方に似ているように思います。

 

濃厚な深いこくのあるイギリス系と、すっきりフルーティーなフランス系があります。

またスペイン系にも一部このタイプがあります。

旧英領のものは強い焦げた香味や苦味もあり、お苦手な方も多いので提供の際はご留意ください。

 

推奨銘柄

Rum

パッサーズ・ブリティッシュ・ネイビー・ラム42% 2500円前後

シーウィンド・ポットスチル・ラム  3500円前後

ケイデンヘッズ・クラシック・ラム 4500円前後

Rhum

ディロン・トレ・ヴィユーVSOP 4000円前後

JM VSOP  4000円前後

Ron

サンティアゴ・デ・クーバ12年 6000円前後

 

 

 

Category-5  熟成ラム甘口・スタンダードクラス (ロン・サカパ・センテナリオ、パンペロ・アニヴェルサリオなど)

 

一番人気のカテゴリーです。世界中で甘党の飲み手から強い支持を得ています。

食後のデザート代わりに、ナイトキャップに

またお疲れのときにもリラックスできておすすめです。

 

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総合的なバーで、“ラムをロックで”と御注文される方のほとんどは

このタイプをお求めだと考えていいでしょう。

 

ここまで甘口の蒸留酒というものは他にありませんので

ラムならではの、ラムらしいジャンルといえるのではないでしょうか。

 

製法は完全には明らかにされていないことがほとんどですが

甘口シェリー樽での熟成のみではここまで甘くはならないでしょうから

カラメル等なんらかの甘味の添加が行われていると思われます。

 

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総合的なバーにおいて、最も販売しやすく

またお客様に喜んでいただけることの多いカテゴリーです。

バックバーに置いていただける本数のうち

大半をこのカテゴリーのバリエーションに割いていただくことをおすすめいたします。

 

C4の説明でも申し上げましたが、日本のバーではロックでお薦めすることが多いでしょう。

甘みと刺激が和らいで、ハードリカーとは思えない飲みやすさになります。

もちろんお客様の嗜好に応じて、ストレートでお飲みいただいても良いのです。

特に葉巻と合わせる方は、このタイプをそのままゆっくりとお飲みになることを好まれます。

 

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推奨銘柄

Ron

ロン・サカパ・センテナリオ23年 4500円前後 抜群の知名度と安定感

パンペロ・アニヴェルサリオ 2500円前後 品質良くコストパフォーマンスに優れる

ロン・センテナリオ・フンダシオン20年 6000円前後 シルキーな甘さと質感。特にお薦めです

ロン・ミロナリオ15年 5000円前後 甘さと力強さ

ロン・マツサレム15年 3000円前後 抑えた甘みでバランス良し

ディプロマティコ・レゼルヴァ・エクスクルーシヴァ 4000円前後 しっかりした甘さと飲み応え

モカンボ20年  5000円前後 ややビターでこくがある

ディクタドール20年 6000円前後 メイプル・シロップのような独特の甘さ

Rum

エルドラド15年 6000円前後 香味深く複雑。お薦めです

ゴスリングス・ファミリー・リザーブ 7000円前後 ビター・スウィートで上質な食後酒

アプルトン12年 3500円前後 香ばしくカクテルにも良し

ドス・マデラスPX 5+5   7000円前後 英領ラムをスペインで熟成。PXの濃厚な甘さ

 

 

 

Category-6  熟成ラム辛口・プレミアムクラス (ポートモーラント、モニマスク、ネイソンXOなど)

 

ストレートでお勧めする辛口で、私が特に推奨しているカテゴリーです。

当店は元々

“極上のスコッチやコニャックに比肩するラムがある”

ということを皆様に知っていただきたいということがコンセプトになっています。

 

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近年、モルト・ウイスキーの世界では原酒の枯渇と高騰が著しく

ブランデーやラムにも嗜好の範囲を広げる方が増えているようです。

そういう方々にはこのC6から選択していただかないと

他カテゴリーのラムは全くの別物ですので、失望されることが多いでしょう。

特にご注意いただきたいと思います。

それは品質の優劣ではなく、嗜好品としての機能が違うからなのです。

 

旧英領の良品はスコッチのボトラー各社によって英本土にて熟成されたものが多く

力強く濃厚です。

ボトラーズ・ラムでも、グアテマラやペルーなどの旧スペイン領産のものは

甘口のC5やC7の別カテゴリーの味わいになることが多いですからお気をつけください。

 

仏領の良品はカルヴァドスのように、少し酸のあるフルーティーで繊細な香味で

マルティニークのものはAOCに基づいた生産をしています。

 

中でも旧英領のガイアナ(デメララ)・ジャマイカと

仏領のマルティニーク・グアドループの四地域のラムが、私の経験上では世界の最高峰です。

 

シングル・カスクやビンテージ品など少量生産の高級品が多く

モルト・ウイスキー同様に、常にアンテナを張って

その時々でコストに見合った優良なボトルを仕入れていくことが肝要です。

 

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推奨銘柄ですが、

例えば「ボトラーのシングルカスク・スコッチでネット上にあるおすすめ銘柄」

の情報の命が今や、わずか数分から数日しか無いように

このタイプのラムも、良品はあまり長く市場にはありません。

 

ボトラーやビンテージに関わらず、

良い物を生産する蒸留所や蒸留器の名前を挙げますので

それにテイスティング・コメントなどの情報を併せて考慮してお選びいただきたいと思います。

百数十年前の蒸留釜が、当時と変わらない運用をされているプリミティブさが魅力です。

スコッチ・ウイスキーが失った、前世紀の力強さが残されています。

上手な仕入れには、経験による目利きが必要な分野です。

 

 

推奨銘柄

Rum

ガイアナ

南米唯一の旧英領国。デメララ川流域の砂糖が英国で有名なため、デメララ・ラムと呼ばれることが多い。

かつては多くの蒸留所があったが、現在は残ったダイアモンド蒸留所に全ての蒸留器が集中している。

 

・ポート・モーラント 下部が木製の二連単式蒸留器。英領系で最もヘビーな酒質

・ヴェルサイユ  下部が木製の単式蒸留器。香りが強い

・エンモア  1880年に英国から運ばれた、現役最古の木製連続式蒸留器。酒質は軽い

 

ジャマイカ

海軍と海賊の本拠地だったラムの島。島物のウイスキーのような潮気と旨みが特徴。

 

・モニマスク ジャマイカらしい濃厚な潮と旨み。干草の香り

・ロングポンド 強い香りが素晴らしい。溶剤様と嫌う人もいるので注意

 

トリニダード・トバコ

 

・カロニ 近年のものはフルーティーでバランス良し

 

Rhum

マルティニーク

カリブにあるフランス海外県。唯一のAOCラム

 

・ネイソン・キュヴェ・ミレニアムXO 10000円前後 比較的入手容易な上級品

・トロワリビエール1998 シングルカスク 9000円前後 トロワのシングルカスクは上質

 

グアドループ

カリブにあるフランス海外県。マルティニークより力強いものが多い

 

・ダモワゾー 長期熟成品はどれも上質でおすすめ

 

 

 

Category-7 熟成ラム甘口・プレミアムクラス  (ロンサカパXO、ロン・センテナリオ30年など)

 

ストレートでお勧めする甘口で、よく熟成した上質な口当たりのラムです。

旧スペイン領の“Ron”の最高級のものです。

 

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カリブ中南米の旧スペイン領から独立した国々は未だ貧困の中にあり

充分な熟成期間を取ることが難しいため

このレベルに達するものはそう多くはありません。

 

しかしロンサカパXOの成功をきっかけに

国際的なブランドのいくつかは、先進国の市場を狙ってきちんと投資し

豪華なパッケージングで差別化したハイエンド・レンジを投入してきています。

華美な装飾に惑わされず、内容も優れた商品を見極めたいですね。

 

スタンダード・クラスとプレミアムの区分は、価格と内容から考慮した恣意的なものですが

氷を加えた際に飲みやすくなるか、蛇足になるかが主な判断基準になっています。

 

推奨銘柄

Ron

まずはこの3本から

ロン・サカパXO 8000円前後 この分野の先駆者。国際企業によるブランディングはさすが

ロン・センテナリオ30年 12000円前後 なめらかな美酒。特にお薦めです

ディプロマティコ・シングル・ヴィンテージ  10000円前後 ややビターで深みある味わい

 

さらに揃えるなら

ディクタドール・インソレントXO 10000円前後 メイプル・シロップのような独特の甘さ

ディプロマティコ・アンバサダー 22000円前後 カラメル無添加の自然な甘さ

 

 

 

 

 

以上、R&W式ラム分類法と推奨銘柄のご紹介でした。

内容は2014年に当店にて実施しました、“ラムの販売技術と実践的分類法についての講習”のテキストに

加筆・修正を加えたものです。

 

「興味はあるけれどよくわからない」といわれるラム酒の世界。

現在の日本のバーにおけるラムの状況は

ちょうど20年ほど前のシェリーのそれに似ているように思います。

 

当時は全国にも数店しかないシェリー専門店を除いて

どのバーに行ってもカクテルベース兼用のティオ・ペペしかなく

ちょっと気の利いた店で3本オン・リストされているのが

ティオ・ペペとドン・ゾイロ・フィノとサンデマン・フィノだったりと

シェリーの多様性が日本でも広く知られた今では笑い話のような状況でした。

 

それが関係者の方々の努力により

バーに置ける本数は変わらなくとも

辛口・甘口・熟成タイプと、その全体の豊かな文化を反映した3本が選ばれる時代になりました。

 

ラムは現在、私が知るだけでも50ヶ国以上で生産されている

最も多様性のある蒸留酒です。

日本のバー文化の中で世界のラムの全体像を反映するには、と考えた結果

現在最も必要なことは

現況の日本のバーでの消費の実態に即したカテゴライズと

日本の市場での流通を考慮した、新しいベーシック・アイテムの選定ではないかと

思い至りました。

 

 

長々と書いてまいりましたが、ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

バーでの御注文の、またネット・ショッピングの際のお役に立てれば嬉しく思います。

 

この内容は、複製・転載・印刷・配布・引用など、全てご自由にお使いください。

貴店のメニューや、お客様への説明用プリントなどにお使いいただければ光栄です。

 

また、もし内容に御賛同いただけましたら

TwitterやFacebook、店舗や個人のブログなどでご紹介していただき

できるだけ多くの方に知っていただけるよう、ご助力いただけませんでしょうか。

 

皆様がより美味しくラムを楽しんでいただけるよう、これからも努力いたします。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

定元 学

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)  Twitter    facebook
604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌3時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
2時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ナインリーヴスの記事が掲載されました

 

お隣の滋賀で造られている上質なラム、Nine Leavesの記事が

現在発売中の雑誌、京阪神エルマガジン社の“ニッポンの酒”に掲載されました。

 

気鋭の日本酒の蔵や人気のクラフト・ビールと並んで

国産ラムの代表として紹介されています。

 

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普段ラムと無縁な方にも知っていただける機会になります。

僭越ながら当店も“飲める店”としてご紹介いただきました。

 

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関西の書店では、現在平積みで店頭に並べられています。

是非ご購入の上、御一読いただけますようお願い申し上げます。

 

 

 

京都も急に過ごしやすい気候となり、もう秋です。

ナインリーヴスを使った秋のカクテルを考案いたしました。

 

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ナイン・オータム・リーヴス

 

梨2分の1個

ナインリーヴス・クリア 15~30ml

以上をクラッシュ・アイス半カップ分とともにミキサーにかけ、

ゆるいフローズンにする。

 

シンプルなレシピですが

他の果物には無い、梨本来の香味が生きる組み合わせになっています。

15mlでお作りすればお酒に弱い方にもお楽しみいただけるかと思います。

 

また、バカルディなどを使った通常の梨のフローズンを作られる際にも

ナインリーヴスを5mlほど加えていただければ

リキュールやシロップを使わずに果実の風味を増幅できますので

一度お試しくださいませ。

 

 

 

 

 

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当店のすぐ向かい、河原町通に抜けるところに京都BALがリビルドされ

地下1.2階に丸善本店が復活いたしました。

洋書や文具も充実しています。

写真は梶井基次郎氏を偲んだ“檸檬”の一角です。

夜9時まで開いているそうです。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

京の桜 ナインリーヴス・オルモストスプリング カベルネソーヴィニヨン・カスク

 

 

待望の春の訪れです

ナインリーヴス・オルモストスプリング カベルネ・ソーヴィニヨン・カスク

Nine Leaves Almost Spring  Cabernet Sauvignon Cask / 48%

F 1200  (H 800)

 

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滋賀県産の上質なラム、ナインリーヴスより

現時点で最長期間熟成のボトルがリリースされました。

 

米国カリフォルニア州の伝統あるワイナリー、ウェンテ・ヴィンヤードの

カベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワイン樽で

約一年間の熟成を経たラム酒です。

 

グラッパやプレミアム・テキーラのような香味豊かな原酒に

赤ワインの酸とタンニンを加えて

短期の熟成によって全体を柔らかくまとめる構成です。

 

熟成酒として完成するにはもちろんまだ時間が足りませんが

ユニークな個性のスピリッツとして、充分楽しんでいただけます。

なにより前回のエンジェルス・ハーフから着実に熟成が進んでいることを

私は嬉しく思います。

 

華やかな色と香りは

春の喜びを祝う飲み物にぴったりです。

桜を愛でるようにお楽しみくださいませ。

 

 

 

 

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長い冬が終わり

京の町にもようやく春が来ました。

先の休日(3月31日)に桜見の散策に出かけました。

写真は当店前の高瀬川の染井吉野です。

 

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今年は一度暖かくなって蕾が膨らんだ後

寒波の日が続き

3月26日に急に暖かくなって一斉に開花いたしましたので

染井吉野を始め、早咲きの河津桜から遅咲きの紅枝垂れ

また名残の梅や桃まで

本来時期のずれる花が一時に楽しめます。

その分散るのも早いのでしょうね。

写真は自宅近く、明智光秀公の塚です。

 

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こちらは平安神宮の左近の桜。前回の写真と比べてみてください。

 

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高瀬川の一之舟入です。

 

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丸太町橋より望む春景。

 

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名高い旧有栖川宮邸の枝垂桜です。

 

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京都御所の宜秋門です。

 

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こちらは御苑内の鷹司邸跡。満開の糸桜の大瀑布です。

 

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蛤御門の落日。

 

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店に戻るころにはもう夜桜。一日洛中の桜を堪能しました。

 

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一夜明けて、三条大橋から四条方面を望む鴨川春景。

 

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東海道の終点の弥次喜多像です。朝日に染まる紅枝垂桜はまだこれからです。

 

 

翌日からの雨で随分散ってはしまいましたが

遅咲きの名所もあり、京の桜はまだまだ楽しめます。

皆様是非京都にお越しいただいて、春を満喫してくださいませ。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ナインリーヴスの竹内義治氏のインタビュー

 

 

2月より開店時間が19時になりました。

お食事の後にもお立ち寄り下さいませ。

 

現在発売中の関西の美食誌、あまから手帖2015年3月号に

ナインリーヴスの竹内義治氏のインタビューが6ページ掲載されています。

蒸留酒生産の全工程をお一人でされることの特異さに、改めて驚きを感じます。

その理由が御本人から語られています。

 

当店も少しですが載せていただきました。

まだ本屋さんに並んでいます。是非ご購入のうえ、御一読くださいませ。

 

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近年、欧米ではクラフト・スピリッツがブームです。

様々な銘柄が日本にも紹介されるようになってきました。

 

ラム・ジン・ウォッカなど、熟成を必要としない分

ウイスキー事業より新規参入しやすいメリットがあります。

生産してすぐに利益を出すことが出来るからです。

 

日本もきっとブームを追従するでしょう。

数年以内に各地に小規模生産者が出現するのではないかと

私は考えています。

その際、年間6000ℓの最少生産量制限も緩和されるかもしれません。

そうすればより少ない資本で参入出来るようになります。

 

手間をかけた上質なホワイトスピリッツの生産で力をつけた生産者は

熟成ラムやウイスキーの生産も始めるでしょう。

それが高品質であれば

大手企業も更なる品質の向上を求められることになります。

 

私感ですが、やはり生産と経営が完全に分けられた状態で

良質なお酒を造るのは難しいように思います。

酒造りの全ては解明されていないのに

経営を熱心にするほど、迷信にも似た生産現場の無駄は削られるからです。

新しい生産運営のスタイルが必要です。

 

今後の国産洋酒業界にとって

ナインリーヴスの出現は、革新的な一歩のように私には感じられます。

多くの方にお試しいただいて、その品質を知って欲しいと願っています。

 

 

 

 

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京の町も暖かくなり、

下鴨神社の光琳の梅も満開です。

早咲きの桜は開き始めました。

もうほとんど春です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

京都フェス出展 Nine Leaves + Rum and Whisky

 

 

2月より開店時間が19時になりました。

お食事の後にもお立ち寄り下さいませ。もちろんフェス当日も営業いたします。

 

いよいよ明日はウイスキーフェスティバル京都です。

ナインリーヴスの竹内義治氏より、会場で無料テイスティングしていただくボトルと

配布するパンフレットをお預かりいたしました。

 

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Nine Leaves + Rum and Whisky というブースを出展いたします。

 

滋賀県産ラム・ナインリーヴスの無料試飲と

京都のバー・ラムアンドウイスキーの選んだ興味深いラムとウイスキーの有料試飲。

という内容です。

 

残念なことに生産者の竹内氏がお越しになれないということで

僭越ながら私が代理でブースを担当させていただきます。

 

ナインリーヴスの蒸留所は滋賀県大津石山にございます。

京都との県境まで数百メートルの場所ですから、お膝元といっていいでしょう。

 

国際的なご当地商材として、

例えばラグジュアリーホテルのシグネチャーカクテルの素材などにも

使っていただけるのではないかと思います。

是非会場でお試しいただいて、その大きな可能性を体感してくださいませ。

 

また翌2月23日発売の美食誌“あまから手帖”3月号に

竹内氏のインタビューが6ページ掲載されます。

ラム造りを始められた理由の

心情的な部分が語られています。こちらもご覧下さいませ。

 

 

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有料試飲のラムは、3種×10mlのRum/Rhum/Ronテイスティング・セットです。

ウイスキーの会ですから、単発でのレアボトルの出品よりも

ウイスキー愛好家の皆様に、ラムの多様性に触れていただいて

虚心にご判断いただけるような組み合わせにいたしました。

セットで500円です。原価よりも随分お得になっています。

 

プラカップ3つをお持ちいただくことになり、

申し訳ないのですが

是非お試しいただきまして

お口に合いますかどうかご確認下さいませ。

私論ですが“ラム・テイスティングの楽しみかた”の小文も共にお渡しいたします。

 

デュワー・ラトレーのポートモラント1999・ラモニーXO・ロンセンテナリオ30年のセットです。

 

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ウイスキーは前回御紹介いたしましたように

ボウモア1971とラガヴーリン1985の21年と

宝酒造白河30年を有料試飲で出品いたします。

 

特にラガヴーリンは、リリース当時とはまた違う熟成感が感じられるようになり

果実の香りも素晴らしく、プラカップでも充分堪能できる個性がございます。

ボウモアはトロピカル・フルーツの香りが出てきています。

是非お試し下さい。

 

 

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会場となる平安ホテルは、本格的な日本庭園のある京都らしいホテルです。

周辺の観光名所は、まずなんと言ってもホテル正面の京都御苑です。

御所内部の見学は事前予約が必要ですが、公園としての御苑を散策していただけます。

写真は2日前の御苑梅林です。少しですが咲き始めていますね。

会場から南に徒歩2分、禁門の変で有名な蛤御門から入ったところにございます。

 

喫茶は北に徒歩3分ほどで虎屋菓寮、15分ほどで俵屋吉富の京菓子資料館もあります。

美術鑑賞なら同志社大学を越えて、

相国寺の承天閣美術館が徒歩圏内でロケーションも良くおすすめです。

それぞれ営業時間などご確認のうえ、お訪ねください。

さらにタクシーを使えば平安神宮や銀閣寺、二条城など多くの有名社寺にすぐの好立地です。

この機会に京都観光もお楽しみ下さいませ。

 

ではWhisky Festival 2015 in Kyotoの会場にてお待ち申し上げます。

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

R&W営業時間の変更と京都ウイスキー・フェス出展のお知らせ

 

二月より営業時間を変更させていただきます。

 

遅い時間に集中を欠くことが増え

営業時間を少し早目にずらさせていただくことにいたしました。

 

まずは移行期間といたしまして、2月からしばらくは開始をPM7時から、

終了時間は変更なしとさせていただき

折りを見て閉店を早めさせていただきます。

 

若い同業者が仕事上がりにラムに親しむ機会を作れれば、という目論見でしたが

それはまた定期的にセミナーを開いていこうと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

2月1日日曜日より  19時から翌4時 3時にノーゲストなら閉店させていただきます。

 

 

 

2月22日に行われる“ウイスキー・フェスティバル京都”に出展させていただきます。

ブースの名前は

Nine Leaves + Rum and Whisky

でございます。

内容につきましてはまた近日中にお知らせさせていただきます。

ラムとウイスキーの愛好家の皆様に楽しんでいただけるよう工夫いたします。

是非ご参加くださいませ。

 

 

 

 

前回、ラフロイグとアードベッグの200周年のお話をいたしましたが

京都では今年、琳派400年記念祭が行われています。

本阿弥光悦が家康から鷹峰を拝領した1615年を起点とするようです。

 

現在開催中の非公開文化財特別公開でも

琳派ゆかりの寺社が公開されていて

さっそく光悦ゆかりの本法寺

尾形光琳ゆかりの妙顕寺

俵屋宗達ゆかりの頂妙寺と見て参りました。

 

頂妙寺は毎日の通勤路ですが内部を拝見するのは初めてで

宗達の牛図など楽しめました。

 

年内にいくつも特別展など開催されますので

フェスにお越しの際にも是非訪ねてみてください。

 

 

 

今年の目標として

京都検定1級を目指すことにいたしました。

最近観光のご助言をさせていただく機会が多く

より正確に幅広い知識をお伝えするためです。

2級とは桁違いの難度とのことですが

楽しんで学習していこうと思います。

 

 

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冬の散策日和に。慶流橋からの平安神宮大鳥居

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

樽熟成のナインリーヴス“エンジェルス・ハーフ”

 

所用により20日(日)・21日(月)と休業させていただきます。

 

 

高瀬川の淡い桜色の季節も終わり、当店の前は黄金に輝く山吹が満開です。

 

新入荷です

ナインリーヴス “エンジェルス・ハーフ” アメリカン・オーク & フレンチ・オーク

Nine Leaves “Angel’s Half” American Oak & French Oak /50%

 



 

 

以前にも何度か御紹介いたしました本州初のラム蒸留所

滋賀県のナインリーヴスより

待望の樽熟成タイプ“エンジェルス・ハーフ”が到着いたしました。

今までの記事はこちら。Nine Leaves訪問記#1,#2,#3, あまから手帖掲載

 

樽材違いで2種、どちらも内側をトーストした250リットルの新樽で約6ヶ月の熟成です。

昨年の夏に蒸留所で詰められる前の樽を拝見いたしました。早いものです。

 



 

 

早速テイスティングいたしました。

とてもデリケートにたくさんの香味の要素が盛り込まれています。

2本を同時にリリースされたことに大きな意義を感じます。

 

比較しながら差異を拾っていくことによって

より深く樽熟成の神秘を知ることができる仕組みです。

 

まずはアメリカン・オーク・カスクです。

 

輝くような黄金色。

フランベしたバナナと洋梨。クレーム・ブリュレ。

バーボン樽熟成のスコッチ・ウイスキーでなじみのあるヴァニラ香。

わずかにレモンの酸。

 

続いてフレンチ・オーク・カスクです。

 

深い落ち着いた金銅色。

ローストしたアーモンド。樽熟成のジュネヴァ。

爽やかな上等のオリーブ・オイル。

わずかにペパーミントとタイム。

 


 

ナインリーヴス・クリアの最大の長所であった

妖艶なまでの濃厚で力強い香りは樽に吸収されましたが

これから身に着ける新しい深い魅力の萌芽を感じ取れます。

 

樽由来の香味はまだ充分とはいえず、またそれぞれの要素は一体化されずバラバラに感じられます。

まだ6ヶ月しか熟成していないのですから当然です。それでいいのです。

 

わずかな熟成期間なのに、特殊な加工によってそれなりの出来に仕上げられたお酒も多く存在します。

「よく出来てますね」 とは言われるかもしれませんが

それは長じても人を感動させるような物にはなりえないでしょう。

 

上質な原酒が上質な樽と環境の下できちんと熟成している、

お飲みいただければそれを確認することができるでしょう。

 

ラムの初心者を愛好家にしてしまうようなタイプのお酒ではありませんが

その背景を知って待ち望み

成長を見守ろうとする方にとっては

これ以上ない朗報と申し上げて良い出来であると保証いたします。

 

ラベルに記された

“Sincerely Made, Rum from Japan” の文言。

その理念が貫かれています。

 

このボトルを扱うことを誇りに思います。

 

 

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

ナインリーヴスがあまから手帖 2月号に掲載されました

 

 

関西を代表する美食誌、あまから手帖の2月号“Nipponia・日本の洋酒でカクテルを”のコーナーに

ナインリーヴスと弊店オリジナルカクテルのストーム・パフォーマーを掲載していただきました。

 

 


 

昨年操業を開始した新しい滋賀県の蒸留所、ナインリーヴスは

本州初のラムの蒸留所です。

昨年8月の訪問記はこちら。 Nine Leaves訪問記#1, #2, #3

 

ナインリーヴスは、沖縄の多良間島・西表島の黒糖と

大津石山の長石鉱山から湧き出る超軟水を使って

スコットランドの名門フォーサイス社の銅製の蒸留釜で造られます。

 

昨年出来たばかりの新しいお酒ですから

まだ透明の“Clear”のみの販売です。

現在木樽の中で熟成もされており、

琥珀色に熟したものも今年から発売される予定です。

 

ラム酒は私の知る限りでも世界の50カ国以上で造られ

香味も目的もとても多様性のあるお酒です。

 

ラテンの音楽と共に陽気に飲まれるもの

最貧国の労働者の過酷な苦役の慰みになるもの

王侯貴族の食後の愉しみとして

あるいはその土地の郷土料理の食中酒として。

 

どのように消費されるラムもそれを愛好している人には重要で

大切な文化でございます。

 

私はラム偏愛者ですから

甘口・辛口・粗雑な物・繊細な物・透明な物・茶色の物と

なんでも好物です。

 

ただその中から当店では特に

“木樽熟成によってスコッチやコニャックと比肩しうる複雑で上質な香味を得たラム”

に主眼を置いて扱っております。

 

ナインリーヴスは

私見ながら現時点の日本産ラムの中で唯一

このタイプになり得る酒質を具えたラムです。

国産ラムの革新的な転換点になる可能性を持っています。

 

木樽の中で眠る原酒の成長を楽しみに待ちながら

今ここにある透明で素晴らしい酒質のクリア・ラムを

ストレートで、ロックで、またカクテルにして、愉しんで下さい。

 

 

 

      ストームパフォーマー

ナインリーヴス・クリア 45ml

フィーバーツリー・ジンジャービア 100ml

ライム 1/4カット

 

小さめに砕いた氷とともに銅のマグカップに満たす

 

カクテル名はダークン・ストーミーをもとに

当店の若いお客様に考案していただきました。

 

 



滋賀リブレ

 

ナインリーヴス・クリア 45ml

ライム 1/4カット

瓶のコーラ 適量で満たす

 

銀座Lamp 中山篤志氏考案

 

 

 



琵琶湖ラーダ

 

ナインリーヴス・クリア 40ml

モナン・ココナッツ・シロップ 15ml

牛乳 10ml

パイナップル・ジュース 80ml

カット・パイン 1/4リング (カットして冷凍保存できます)

 

クラッシュ・アイスとともにミキサーにかけ、ゆるいフローズンに

 

 

 

どれも香味の強い副材料を使いながら

Nine Leaves Clearの個性がきちんと主張いたします。

特別な材料や技法は使っておりませんので

皆様のバーでお作りいただけましたら幸いでございます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

年末のご挨拶 オーヘントッシャン1966 23年 クリスタル・デキャンタ

 

 

年末年始は休まず営業いたします。

1月6日から9日まで休業させていただきます。

特別な事はいたしませんので静かな時間をお過ごし下さいませ。

 

 

開封いたしました

オーヘントッシャン 1966 23年

Auchentoshan 1966 /23yo /43% /Morrison Bowmore LTD

H 1200 / F 2200

 


 

モリソン・ボウモア社の詰めたオーヘントッシャンの古酒です。

アーマーと同じ形状のクリスタル・デキャンタに入っています。

当時良く使われたもののようですね。

 

開封時はコルクの香りが強く、少し不安がありましたが

現在はそれがきれいに抜けて、艶やかな果実香に変わりました。

プレーンな酒質に樽由来の渋みが程よく乗って

軽い飲み口ながらゆったりと愉しめる複雑さがあります。

今が飲み頃です。お試し下さいませ。

 


 

最近売り切れたボトルです。

マッカランの1861レプリカとGMケルティックのロングモーン1968です。

 

先週は洛中でも大雪が降るほど冷えたためか

シェリー樽での長期熟成のスコッチがよく出ました。

このタイプの近年の高騰もあるのかも知れませんね。

今後あらたに仕入れるのは難しいと思います。

 

ロングモーンはケルティックの65.66、リザーブの69、ライフの72、GMカスクの73など

おいしいボトルがいろいろ開いていますので

ぜひ今のうちにお試し下さいませ。

 

 

大晦日です。

皆様に支えていただいて、なんとか年を越すことができそうです。

心より御礼申し上げます。

 

今年はなんといってもナインリーヴスの操業開始と蒸留所を見学できたことが最も印象的でした。

まさか畿内にラムの蒸留所ができるとは、という驚きから

その完成度の高さと展望に心を奪われました。

世界トップレベルの品質です。遠からずより広く認められることになるでしょう。

 

実はNine Leavesの記事は完結しておりません。

熟成と今後の展望についても書かせていただきたいのですが

そのためにまずラム全体に関する記事を先行してお伝えしたいのです。

遅筆で申し訳ありませんが来年初頭には掲載いたします。

 

また毎年言っているような気もいたしますが

来年こそは再びカリブを訪れて生産の現場の御報告をしたいですね。

 

前回の記事でご紹介させていただきましたグアドリンクの内野氏より

来年放送されるカリブの番組を教えていただきました。

カリブ海楽園大紀行という番組で、1月1日と2日に放送されます。

俳優の大沢たかおさんがマルティニークやセントマーチンを紹介されるようですね。

お正月の楽しみにぜひご覧下さいませ。

 

 

さて、今から出勤して本年最後の営業です。

今宵も皆様方のお越しをお待ち申し上げます。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円                TEL 075-211-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます。

ナインリーヴス蒸留所訪問記 #3

 

ナインリーヴス蒸留所訪問記の続きです

前回は再溜の工程までを御紹介いたしました。

 


 

蒸留液はいったんタンクに貯められ、加水・フィルタリング・ボトリングされて完成します。

加水するのはもちろん仕込み水と同じ鉱山の湧水です。

驚くべきことに、ミネラル除去も加熱殺菌も行わない生水での加水だそうです。

 

これは日本では珍しい非加熱ミネラル・ウォーターの採水地だからこそできることで

蒸留酒の加水に使われるのは、知る限り世界でも稀な例だと思います。

 

 

蒸留所のすぐ横の木々の間にトロッコの線路跡があり

 



 

木々の奥に坑道の入口があります。

 



 

中は夏でも寒いほどです。

急勾配で下ります。

廃坑の設備は錆びて朽ちています。

 


 

50m程下ると、突如大聖堂の内陣のような巨大な空間に出ます。

鉱脈を掘った跡です。

 



 

さらに奥へ

 



 

天井の低い坑道を屈んで進むと

 



 

水源です。

冷たい岩深水が噴出しています。

 



 

坑道は更に深く、ずっと下へと続いていましたが

とてもそれ以上は進めませんでした。

 

この美しい水を加えて、ナインリーブスは完成します。

 

 



 

 

こうして造られたNINE LEAVES CLEARは、どうお飲みいただくのが良いのでしょう。

 

華やかな香りと重厚で複雑な味わいは、是非そのままでお愉しみいただきたいところです。

陶酔していただける品質です。

 

しかしまだ本邦では皆様ホワイト・ラムの香味に慣れておられませんし

初めは気軽にお試しいただけるカクテルも御提案させていただきます。

 

 

世界のラムの例を見ても

まずはシグネチャー・カクテルで香味を知って、慣れていただき

それから徐々にお酒そのものへの興味をもって愛好していただくのが

定石かと思います。

 

生産者の竹内氏のお勧めは、コーラで割ったカクテル、“クバ・リブレ”です。

御一緒した銀座 Bar Lampの中山氏によって“滋賀リブレ”と名付けられました。

 


 

滋賀リブレ

 

ナインリーヴス・クリア 45ml

ライム 1/4カット

瓶のコーラ 適量で満たす

 

コーラは強い味わいで混ぜた酒の味を染めてしまいますが

染まらないナインリーヴスあってこそのカクテルです。

飲み易く、かつ個性も主張して、シグネチャー・カクテルに最適です。

ネーミングも洒落ていて、語感も良いです。

 

 

私も真似て考案いたしました。

ピニャ・コラーダのナインリーヴス版で、“琵琶・湖ラーダ”です。

 


 

琵琶・湖ラーダ

 

ナインリーヴス・クリア 40ml

モナン・ココナッツ・シロップ 15ml

生クリーム(牛乳で代用できます) 10ml

パイナップル・ジュース 80ml

カット・パイン 1/4 リング (カットして冷凍保存できます)

 

以上をクラッシュ・アイス1カップとともにミキサーにかけ、ゆるいフローズンにします。

 

これも香味の強い副材料を使い、ナインリーヴスならではの個性を引き立てました。

子供っぽい名前ですがおいしさには変わりありません。

 

 

もう一つ、これからの秋冬に向けて、身体の温まるジンジャーのカクテルも考えました。

バーミューダのゴスリング・ラムのシグネチャー・カクテル“ダークン・ストーミー”のアレンジで

“ダークン・スト近江”です。

 


 

ダークン・スト近江

 

ナインリーヴス・クリア 45ml

フィーバーツリー・ジンジャービア 100ml

ライム 1/4カット

 

小さめに砕いた氷とともに、銅のマグカップに満たす。

 

ラムのモスコミュールですね。シンプルでおいしいですよ。

名前はもっとセンスのある人に付け直してもらいたいですね。

 

 

次回はナインリーヴス・熟成編です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

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