カテゴリー : リンクウッド

The Whisky Hoop初回頒布と夏越大祓

 

 

会員制のウイスキー頒布組織、The Whisky Hoop に当店も参加させていただきました。

その記念すべき初回頒布分が到着いたしました。

Hoopは輪です。ウイスキー樽の側板を繋ぐ箍(たが)・帯鉄のことです。

 

TWHチェアマン坂本氏より、ボトルとテイスティングコメントの紹介、

当店での売価の公開の御了承をいただきましたのでご案内いたします。

 

012

 

インペリアル 1995  19年 シグナトリー ザ・ウイスキー・フープ

Imperial 1995-2015 /19yo /53.0% /#50163 /Signatory for The Whisky Hoop

F 1800 / H 1000

バルメナック 1988  26年 シグナトリー ザ・ウイスキー・フープ

Balmenach 1988-2015 /26yo /51.8% /#3236 /Signatory for The Whisky Hoop

F 1800 / H 1000

 

インペリアルは実績のあるビンテージだけあって、若い果実香が爽やかで

穏やかな麦質とキャラメルの甘さのバランスの良い佳酒です。

 

バルメナックは開栓で少し強めのアルコールの刺激を感じますが

豊かな麦質と程よくビターな樽感で、上質なビスケットのようです。

 

TWHの創設メンバーに存じ上げている方がいて

私にも声をかけていただきました。

 

幹部の方々が直接スコットランドを訪れ、蒸留所やボトラーのストックを吟味して

これはというものを詰めて会員に頒布されます。

 

これから毎月一本以上、当店にも入荷いたしますので期待してください。

 

頒布予定表をいただきましたが

私が自分では選ばないような若い原酒や、新しい蒸留所のものも入荷するようで

個人的にもとても楽しみにしています。

新しいウイスキーの組織ウイスキー・フープを、皆様どうかご支援くださいませ。

 

 

032

 

今回売り切れたのはGMケルティックのロングモーン65とリンクウッド70

レアモルトのカリラ77です。

夏はしばらく長期熟成品の開栓は控えて、また秋以降にご用意いたします。

 

 

072

 

6月30日は夏越の祓でした。

京都では各社に茅の輪が用意され

“水無月の夏越の祓いする人は 千歳の命延ぶと言うなり”

の歌を唱えながらぐるぐると輪をくぐり、半年間の穢れを落とします。

また、氷を模した三角形の水無月という菓子を食して息災を祈念します。

翌7月1日からは祇園祭です。 京の夏です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

 

開封いたしました

アードベッグ 1978 22年 Giuseppe Gambi

Ardbeg 1978 /22yo /40% /Selected Personally by Giuseppe Gambi

H 1800 / F 3400

 


 

 

リスキーな香りのするボトルを、好奇心を抑えられず開封いたしました。

イタリアのラヴェンナで古酒を扱うジュゼッペ・ガンビ氏の詰めたアードベッグです。

右のカラト向け1974のゴッホ・ラベルと好対照なポップなデザインです。

 

アードベッグは80年代の多くの期間に

その生産を休止していましたので

現在市場にあるもののほとんどは90年代以降の若いものか、70年代以前の古酒かに分かれます。

その中間が無い分古酒は貴重です。

 

また、アードベッグ最大の特徴である強い燻香を生み出していたフロア・モルティングは

70年代に終了してしまっており

再稼動時には香味が大きく変化しています。

 

MJ氏のコンパニオンによれば

“フロア・モルティングが最後に行われたのは1976年から1977年にかけてだが

アードベッグの麦芽がまだしばらく確保されていたことは疑えない”

とのことですから

このボトルにもまだ自家製麦されたものが使われているのでしょう。

 

開栓から香味に重量級の土と煙、紛うことなき70年代アードベッグです。

爽やかな果実香も感じますが、決してフルーティーなウイスキーではありません。

 

やや鈍重なスタートかと思いきや

口に含んだ瞬間に液体から解き放たれたように湧き上がるスモークで

口内が支配されます。

 

加水の40%なのが残念ではありますが

だからこそという部分もあるでしょう。

スペックから想定されるとおりの内容で安心いたしました。

保証できるおすすめのボトルです。是非お試し下さいませ。

 

 


 

今週売り切れたのは

Glenlossie 1981 /16yo /Hart Brothers

Laphroaig 12yo /Trois Rivieres Rum Cask /Kingsbury

Linkwood 1990 /10yo /Chieftain’s Choice

の三本です。

 

やはりこう暑いとアイラと若いものが人気ですね。

「売り切れる前に紹介した方が良いのでは?」

との助言をいただきましたが

空になった瓶との別れが惜しくて載せているだけなのです。

 

 



 

新しいバーの御紹介です。

もうご存知の方も多いと思いますが

先の六月に当店のすぐ近く、窓から見えるほどの場所に

かつて共に働いた同僚の平野貴之氏がバーを開かれました。

BAR Luckenbooth です。

 

ラッケンブースとは

スコットランドの幸運のお守りだそうです。

誠実で温厚な人柄の平野氏らしい

温かい雰囲気の素敵なお店です。

 

ウイスキーも良いものがありますし、カクテルも豊富です。

機会がありましたら是非一度訪ねてみて下さい。

 

 

また今年もジャパン・インポート・システムさんのラムの祭典

“ラム・フェスタ2013京都”

が、来る8月25日に開催されます。

 

大変申し訳ないことながら私はどうにも賑やかなことが苦手で参加いたしませんが

平野氏も参加されますし

京都の素晴らしいバーテンダーの皆様が集まります。

 

チケットは前売りのみでBAR Luckenbooth と

各ブランドアンバサダー店で販売されていますので

この機会にラムの奥深い世界を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

 

 

送り火が終わると途端に夏を惜しむ気持ちになって参ります。

この酷暑も愛しいような気がしてくるのが不思議です。

 

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休  チャージ500円

3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます

小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます

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