六周年記念祭を開催中です。6月15日まででございます。

 

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ウイスキー  マッカラン 12年 43% オールドボトル  30ml  1600円

ラム  ロングポンド 1941  50%  ゴードン&マクファイル       15ml   1600円

Macallan 12yo /43% /OB /bot.1980’s   / 30ml 1600 JPY

Long Pond 1941-99 /50% /Jamaican Rum /Gordon&MacPhail   / 15ml 1600 JPY

 

「昔のマッカランはどんな味だったんですか」

と、若いお客様によくご質問をいただきます。

昔といってもひとくくりにはできませんが

このボトルはその回答の一つです。

 

瑞々しい極上のシェリーの甘さ

香りと味の一体感と舌触りのなめらかさ

いつまでも飲みつづけていたくなるバランスの良さ

 

“シングルモルトのロールスロイス”と称えられた時代の香味です。

往時のスタンダードですが、近年の高騰で今後の入手も御提供も困難になりました。

是非ともこの機会にお試しいただきたいと願います。

 

 

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ラムは英領時代のジャマイカにて、1941年5月3日に蒸留されたものです。

戦前戦後の古酒は何本か扱いましたが、二次大戦中の蒸留は初めてです。

 

強烈に個性的なラムです。旧英領系ラムの愛好家以外にはおすすめできません。

有機溶剤と魚介の乾物が混和した、複雑な強い香りです。

凝縮された旨みと乾燥スパイス類の刺激が

超長期の熟成によって渾然となっています。

突出した各要素は過剰かもしれませんが、決して退屈させることは無いでしょう。

 

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来歴の証書です。

1941年にジャマイカで蒸留、1946年に英国本土に運ばれて

1967年よりエルギンで熟成されたと記されています。

 

少し奇妙な記述です。46年から67年まではどこに保管されていたのでしょう。

エルギンにはGM社とその熟成庫がありますが

もし社内で別の熟成庫から移動したのなら、元の保管場所も記すのではないでしょうか。

前所有者の存在が推測されます。

 

戦時下に蒸留して、戦後の混乱期に長距離輸送できるラムの有力な保有者は

私には英国海軍しか思い当たりません。

 

英国海軍は、1970年までラムの配給を続けていました。

あくまで私の憶測ですが

その配給停止を前に民間に樽を払い下げ、それをGM社が買い取ったとすれば

この来歴も納得がいくように思います。

蒸留日をきちんと記録する几帳面さも、海軍保有のラムの特徴の一つです。

 

この私説には証拠も、裏付けする記述もありませんので

このボトルにまつわる一つのロマンとして楽しんでください。

 

 

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どちらもあと少しです。売切れ次第終了となりますので御了承くださいませ。

 

 

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ラムが想定より人気でしたので、何本か追加で開封いたしました。

ケイデンヘッドのポートモーラント1964と

シャンタル・コントのモンターニュ・プレ1975、サント・リュス1977です。

こちらも劣らぬ美酒揃いです。お試しください。

 

 

 

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 梅雨時の愉しみは紫陽花。得浄明院の門前にて。

 

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

19時から翌4時 火曜休     チャージ500円    TEL 075-221-1721
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます。

小さな店でございますので勝手ながらお一組3名様までにてお承りさせていただきます