Jバリー 1957
- 2013年 9月 20日
- カテゴリー : ラム . Rum イギリス系 . Rhum フランス系
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開封いたしました
Jバリー 1957
J.Bally 1957 /45%
H 2600 / F 5000
マルティニークの名門、Jバリーより
1957年蒸留の大古酒です。
写真後ろのレゼルブ・ド・ラ・ファミーユは20年代から60年代の黄金のマルチビンテージですが
この57にはより若々しさを感じます。アプリコットの艶やかな香味です。
ファミーユには枯淡の風味や青さもあり、複雑さには優りますがネガティブな要素も散見されます。
57は正に熟成の頂点で詰められた上質な構成要素のみで、香りから余韻まで全て素晴らしいです。
こちらも違った方向性で同クラスに並び立つ品質かと感じます。
甲乙つけがたい極上の美酒でございます。
是非お試し下さいませ。ファミーユは残り僅かです。
ラベルのデザインから90年代前半の輸入かと思われますが
バリーは同ビンテージを複数に分けて出荷することも多く
またフードルやボンボンヌで保存されていた可能性もあり、熟成年数は不明です。
また、Jバリーの“世界の名酒事典”への初出は1990年版で
この頃から日本で扱われるようになり
インポーターが一度に在庫を買い付けたのかも知れません。
そのような経緯から年代特定は難しいのですが
名酒事典の掲載写真に基づけば
上記左のラベルが1990-92年度版
中央が93.94年度版
右が95年度版以降のものになります。
中央ラベルは他に24・29・39・47・70・75もあり
右ラベルは00 (!) ・50・60・70・95もあると記載されています。
95年度版に95ビンテージはおかしいですね。誤植でしょうか。ブランでしょうか。
今週売り切れたボトルはジャッコーネのジャマイカとラモニーのヌーヴォー・モンドです。
ジャッコーネは液面が下るにつれ甘味が増してより複雑になりました。また扱いたいですね。
京都にも台風の来た翌日に
久々に平安神宮の神苑に行ってみました。
白虎池の菖蒲が何本か折れてはいましたが
変わらぬ平安を保っていて、安心いたしました。
前回は桜の季節で人が多く
川端康成の古都で有名な蒼龍池の臥龍橋は封鎖されていましたが
この時期はゆったりと飛び石を渡れます。
栖鳳池に架けられた泰平閣の途中に腰掛けると
亀島で甲羅干しをする亀たちのユーモラスな姿が見られます。
昨夜は水底で息を潜めていたのでしょうか。
池畔の尚美館の上に広がる青空も澄みわたり
秋前の気候も快く、光やさしく
記憶に残る美しい時間となりました。
Rum and Whisky (ラム・アンド・ウイスキー)
604-8014 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番から北に7軒目)
20時から翌4時 火曜休 チャージ500円
3時以降でノーゲストの場合は閉店させていただくことがございます
小さな店でございますので僭越ながら御一組3名様までにてお承りさせていただきます。