バックバーより

ザ・トランジション 1968-1997 29年 ミッシェル・クーブレー

The Transition 1968-1997 29yo 45%  Michel Couvreur

 



 

敬愛するミッシェル・クーブレー氏の代表作の一つです。

ドラマ化で今話題の漫画「バーテンダー」の

最新18巻でとりあげられておりましたので

この機にご紹介いたします。

 

以下ラベルの文言です。

 

Distilled in Scotland on the 8th March 1968

An experiment of traditional maturation

in both Spanish Andalusia bota and Bourbon hogshead

Original volume 240 bulk litres

Angel’s share 190.5 litres

Nugget : 49.5 bulk litres

Reduced with Loch Katrine water

and bottled on the 20th November 1997

by     Michel Couvreur

 

クーブレー氏の自宅地下の洞窟のような熟成庫は

常に自然に冷涼な状態を保っていて

(熱波の2003年には親類が避難に来たそうです)

天井や壁面には地下水により鍾乳石が出来始めているほどに湿度も十分で

熟成には最適な環境なのですが

それでもさすがにフランスの天使は飲みますね。

ほとんどが彼らの取り分、残ったわずか50ℓが我々人間の取り分です。

 

作中では主人公達の「ストレートで二杯」のオーダーに

ちょっとコミカルな役のうんちくマスターが

「いい選択だー。そもそもクーブレはですね・・」と食いついて

若いスタッフにたしなめられるのですが

私もそうしてしまいそうです。

私には止めてくれる人もおりませんので、気をつけなければなりません。

 

ともあれ素晴らしいウイスキーです。

作中のテーマ「絆・継ぐ想い」を感じながら、是非お試し下さいませ。

 

写真右のボトルは

クーブレー氏がブルゴーニュの自宅近くの所有畑で造るアリゴテです。

氏の娘さんのアレクサンドラさんの名前で出されています。

ここにも「継ぐ想い」があります。

 

クーブレー氏のウイスキーは

最近日本への輸入元が変わりました。

若くて、情熱的な方が新しく始められた会社へと受け継がれました。

日本のウイスキー界にも新しい風が吹きます。

 

 

Rum and Whisky   (ラム・アンド・ウイスキー)

604-8017 京都市中京区木屋町三条下る材木町188-3 光ビル4階東 (木屋町交番より北に7軒目)

20時から翌4時 火曜休     チャージ500円